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少年

5年ほど作品更新してなかったので、徐々に以前の作品も更新していきますが、色々な作品を読んで得たことをこの作品で作っていきたいと思っています。お話を考えてる最中ですが、今度こそ最後まで更新したいと思っております。

是非覗いてみてください!

今生きている人間さんたち、動物さんたちには優しくしてください。

僕も一度でいいから動物さんたちと一緒にいたかったです


僕の病気はきっと治らないから、叶わない願いなのかな


お母さん、お父さん、お姉ちゃん、お兄ちゃん、ごめんなさい


こんな僕にも優しくしてくれてありがとう、またね


 こんな日記が少年が入院していた病室から見つかったのは、亡くなってから5日後のことであった。


――――――――――――――――――――――――


「お母さん、僕一度だけでいいからやってみたいことがあるの」


僕がそう言うと、お母さんは優しく微笑みこっちを向き、


「なあに?星矢がお願いなんて珍しいわね、お母さんができることならなんでも叶えてあげるわよ!」


「うん……実は犬さんに触ってみたいんだ!だって触ったことがないから、病気でずっと外にも出れてないし…

ダメかな…?」


僕がそう言うとお母さんは困ったように首を傾げながら

悩んでいた。

もちろん簡単なことではないのは僕も分かってる。

けど、なんとなくだけどもう長くは生きられないのかなって直感があるんだよね…。

病院は暇だから、今流行りの転生ものとかライトノベルとか読んでたら羨ましいなって…実際にそんなことがあったら、動物さんたちと触れ合えるなぁ……

って思ってるのはここだけの話!だよ??

だってお母さんたちのためには長く生きたいし、まだ治る可能性だって0じゃないからね!!


でも、もしそんなことが可能なら本当に動物さんたちと触れ合いたいな……。

僕がお母さんに、動物さんたちに触りたいと言ってから少し経って、お母さんは口を開いた。


「全く触っちゃダメってことはないと思うけど…でも念のためお医者さんに聞いてくるわね、待っててね」


お母さんはそう言うと、部屋を出て行った。

僕は小さい頃から病気だから小学校にも行けてないし、中学校にも行けてない。

中々メタい話をするなら、僕は16歳だよ

2歳の時に病気になってからずっと入院と家で過ごすのを繰り返します。

時々窓を開けて外を見てたら、お犬さんとか、お猫さん見えて、触ってみたいなって

けど実際には動物さんを虐めてる人がいることも知ってる

そういう人たちの理解はできないけど、なら飼うのを辞めなよって思うよね。


あぁ…本当に病気になんてなりたくなかったなぁ…


  このやり取りは少年が亡くなる1週間前のことである

――――――――――――――――――――――――


「中々厳しい運命を向けられた子がいるようじゃ、しかし根はとても優しく自らの運命をそこまで悲観的に見てもいない…これが我々神に仕組まれたことだろうもしても彼は知ることはないのだろう」

いかがでしたでしょうか?気になることがあればどしどしご感想をお願いいたします。

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