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【後編】決意の日

後編となります。

よろしくお願いします。

 ーーあの日を忘れたことはない。




 サリアに愛情というものを教えてもらってから数年の月日が経った。

 サリアや部下であるカイザー達に支えられた私は、周りの魔族達からも認められる存在になっていったと思う。


 だが、順風満帆に見えた中で、静かに暗雲が立ち込めるのを感じていた。


ー・ー・ー


「最近、父の容体があまり思わしくないらしい」


「そうなのね。心配だわ」


「父にもしものことがあれば次期魔王を決める内乱が勃発するであろう」


「それは、波乱がありそうね…」


「そうだな……」


 思い詰めた顔のサリアを横目に見ながら、バレないようにそっとため息を吐く。

 以前に比べ私に敵対している魔族は少なくなったとはいえ、未だ私に納得のいかない者たちも一定数いることはわかっている。


 その原因の一つにサリアが関係してることは彼女も薄々感じ取っていることだろう。その思い詰めた顔が物語っている。

 

 ーー最愛の人にそんな顔はさせたくない。

 

 そのためにはどんな障害も乗り越えていくと決意しているが、越えるべき障害が険しかった。


「今のうちから、父の右腕であるデスソーサを味方につけんとな…」


「デスソーサ様は、我々魔族の中でも特に魔族主義の方であられるから味方につけるのは骨が折れますな…」


 側にいた私の右腕であるカイザーが答える。カイザーは、昔は戦闘狂の一面が強く表に出ていたがサリアと関わることにより、そのなりはひそめ今では良き相談役でもある。


「デスソーサ様ね…私はちょっと苦手なのよね、、」


 そう、デスソーサはカイザーの言う通り魔族を第一と考えているため、人間であるサリアを毛嫌いしているのだ。


「だか、デスソーサは味方に付ければ私に敵対するものもいなくなるであろう。味方にする価値のある男だ」


「そうですな。今から向かわれるので?」


「ああ、共に来いカイザー」


「ははっ」


「私も一緒に行くわ」


「サリアはこの部屋でゆっくり休んでいてくれ。大丈夫だ、心配するな」


「ーーっ、…もう〜不意打ちはズルい」


「また続きをしてやる。ここで待っていろ」


「…わかったわよ。大人しくここで待ってるわ」


 心配顔なサリアにここにいるように伝えながら、おでこに優しくキスをした。サリアがここで待つことを納得したのを確認し、カイザーと部屋を出る。


「カイザー、引き締めておけ。デスソーサは何を企んでいるかわからんからな」


「は、肝に銘じます」


ー・ー・ー


 デスソーサがいる部屋は、現魔王である父の右腕ということもあり、息子である私の部屋から歩いて数分もかからないところにある。


 重厚な扉の前に立ち、声をかける。


「デスソーサ、私だ。話があるのだが今時間はあるか?」


「ほ、ほ、ほ、この声はリバルト様ですな、どうぞ入られよ」


 部屋の中からしゃがれた老人のような声が聞こえた。


「失礼する。さて、さっそくだが本題に入らせてもらう。最近父の容体が優れておらぬのは存じおるな?」


「ええ、誠に残念でなりませぬが、、」


「ああ、それでだ。今後もしものことがあった場合、貴様は私の味方に付くか?」

 

 あたり一面に静寂が訪れる。

 隣に立っているカイザーの喉を鳴らす音が聞こえた。


「……そうですな、今やリバルト様は飛ぶ鳥を落とす勢いであられる。あなたであれば次の魔王に相応しい」


 少しの静寂の後、デスソーサが口を開いた。

 

 何か腑に落ちない。サリアのことにも触れずにあっさりと承諾したことに怪しさを感じつつ返事をする。

 

「そうか…。それならばよい。これからよろしく頼むぞ。デスソーサ」


「ははっ」


 デスソーサの返事を聞き部屋から出ると、真っ先にカイザーが声をかけてきた。


「少し怪しくないでしょうか?やけにあっさりというか」


「…お前もそう思うか」


「はい…、魔族主義であられるデスソーサ様がサリア様のことに触れないのは違和感があります、、」


 やはり、そうか。私だけが感じた違和感ではないということか。


「カイザー、お前の部下を使いデスソーサにバレないように監視をしておけ」


「承知いたしました」


 怪しさは感じつつも、デスソーサという強力な存在を味方につけたのは魔王になる上でかなりの一歩であると感じる。

 


「どうだった?」

 

 自分の部屋に戻ってきた私は、ベットに腰掛けながら足をぶらぶらと退屈そうに待っていたサリアに早速声をかけられた。


「ああ、特に何事もなく味方になってくれると言ってくれた」


「え〜、本当に?なんか怪しい気がするわね」


「やはりお前もそう思うか、、一応カイザーの部下に見張らせることにはした」


「ならいいけど…」


 どこか不安に感じながらも時が止まることはなく、時間が過ぎ去っていく。


ー・ー・ー


 「…倅よ、余はもう満足に戦うことはできない。お前にこの魔王の座を譲ろうと思う。お前は、すでに余を超えておる」


「ありがとうございます。父上。魔王の名に恥じぬようこれからも精進いたします」


 とうとう魔王の座に登り詰めた。やっとだ、やっと幼少期から願っていた目標を叶えることができた。


 ただ、昔と今で魔王になるという(こころざし)の意義が大きく変わったであろう。


 昔は単純に周りの期待の目を気にして、漠然と魔王になりたいと思っていた。

 だが今はサリアという恋人ができ、慕ってくれる部下もできた。私の側にいてくれる者達に対して、恥ることのない生き様を見せどんなことが合っても守れるように、そのために魔王になる。


 そして、人という種族のこともサリアを通して知ることができた。私は人のことを欲に忠実で意地悪い種族だと思っていたが、そういうわけでもないということだ。


 魔王となり、これからの人間たちとの戦いについても戦いだけでなく和平も視野に入れた政策を取ろうと思う。


 ーーそして、いつか魔族と人が共存する世界が生まれれば…


 そう願いながら、私は、魔王としての一歩を踏み出した。



ー・ー・ー



「なんと!?リバルト様は人と手を結ぶと申すのか!?」


 人間達との和平も視野に入れた政策を考えようと思う。そう口にした途端、魔族の中でも上層部だけで行われる会議が騒然となった。

 

 はぁ、古参共がわめ散らかしているのが聞こえる。本当に五月蝿いやつらだ。ただ単純に人間を殺したいだけだろうに。


「あくまでも今後における政策の一つになるかもしれんということだ。決まりではない。だが、一つ言っておく。もう昔の風習に囚われるな。人間だから滅ぼすなどと安直に考えるでない」


「リバルト様の言う通りである!これからは広い視点で情勢を考えるべきだ!」


 いいぞ、カイザー。さすが我が右腕。

 カイザーの後押しもあり、わめ散らかしていた古参どもが推し黙った。


「……人間に(ほだ)されてるガキが、、」


「何か言ったか?」


「…いえ、何も」


 未だ私とサリアをよく思わない奴らもやはり一定数いるな。さあ、どうしたものか。


 少し思案していると、今まで一言も話してなかったデスソーサが口を開いた。


「リバルト様は新しい発想を持たれる魔王様であられるな。これからどうなるか楽しみです」


 不敵な笑みを浮かべたデスソーサを見ると、未だ怪しさを感じる。だが、部屋で話をしてからというもの、人間界に対して度々情報を集めようとしている動きは見せているとのことだが、それ以外には特に怪しい動きはしていないとの連絡を受けているため、こちらから手出しすることはできない。


 色々なことを懸念する必要があるな…。これからのことを思うと深い溜息が出そうになるが、それをグッと堪え目の前の会議に集中する。


 その後は、滞りなく会議は進み、現状は人間の国々の情報を集めつつ、新しく魔王になった私の今後の見通しを話した。



「サリア、今戻ったぞ」


「お疲れ、リバルト。最初の会議はどうだった?」


「ああ、古参どもが小言を言っていたが、概ね問題なく進んだ。だが、今後のことを考えると頭が痛むことが多いな…」


「そうなんだね。よしよし。よく頑張ってるわ」


「…恥ずかしいから止めろ、、」


 背伸びしながら、私の頭を撫でてくるサリアに対し、恥ずかしさを感じつつも頭に感じる温もりが心地よく感じる。


 何故だろうか。

 サリアに対してはつい弱音を吐いてしまう。部下の前では絶対的な存在であることを示す必要があるため、常に厳格な態度を取らないといけない。

 サリアと一緒にいる時だけが、1番自然に居られるのだと思う。


「そうだ、サリア。近々お前に話したいことがある」


「え、なに?今話してくれないの?」


「時期が来たらな。必ず伝えるからそれまで待ってろ」


「え〜気になるな〜」


 頬を膨らませてるサリアにお返しとばかりに頭を撫でる。目を細めながらも気持ちよさそうな顔をしている。


 古参の奴らに対し、サリアのことを認めさせ名実共に魔王になった時、

 サリア、お前に私の妻になって欲しいことを伝えようと思う。


 サリアが前に私に救われたと言っていたが、救われたのは私の方だ。本当の愛情を教えてくれたのだから。


 


 ーーこの時の私は、これからもずっとサリアと共に歩んでいくものだと思っていた…



ー・ー・ー



 それはある日のことだった。


「ねぇ、リバルト。実は私も魔族と人間が少しでも分かち合えるようにって思って色々と動いてたんだよね」


「ああ、知ってたぞ。カイザーの部下に頼んで魔族に好意的な人間の団体に接触してたんだろう?」


「やっぱり知ってたのね。そうなのよ。リバルトが一生懸命頑張ってるのを見て、私も何かしないとなって思ってカイザーに頼んで動いていたの」


 私が魔王になる少し前からサリアが動いていたことはカイザーから適宜報告を受けており知ってはいたが、改めてサリアの口から私のために動いていたということを聞かされ素直に嬉しく感じた。


 サリア自身が動いていたら危険もあるから止めるよう伝えようかと思っていたが、カイザーの部下に指示を出していただけであったから放置していたのだ。


「それで急にそのことを伝えてどうしたのだ?」


「うん、実はずっとやり取りしてた人と会おうかと思ってるの。やっぱり直接会って色々と話したいってあちらの方が言ってくれて」


「…危険じゃないか?」


「確かに危険な可能性はあるわ。でも私も少しでもリバルトの役に立ちたいの。それにカイザーの部下の方も護衛でいてくれてるし大丈夫だと思うわ」


「そうか、ならよろしく頼む。任せたぞサリア」


「うん!あなたの期待に応えられるように頑張るわ!」


「それでも、カイザーの部下の中でも選りすぐりの者たちを護衛につける。無事に帰ってこい」


「うん!ありがとう」


 無事に帰ってくることを願い強くサリアを抱きしめる。

 心のどこかで未だ残る不安を抱きながら。




 とうとうサリアが出発する日が来た。


「気をつけてな」


「わかってるわよ。心配性なんだからリバルトは。フフ」


 朝日を浴びながら微笑むサリアの後ろ姿がやけに印象に残った。



ー・ー・ー



 薄暗い部屋の中で二人の人物の声が聞こえる。


「手筈は済んでいるか?」


「はは、滞りなく済んでおります。やはり人間は愚かですな。目の前に金貨と権力をちらつかせたらすぐに裏切りを承諾しましたよ」


「はっはっは、人間など欲に忠実な獰猛で野蛮な種族だからな。リバルト様のためにも人間の小娘は早く殺してしまわねば」


 二人の人物の中で、指示を出している者の名はデスソーサ。


 彼は徹底した魔族主義ではあるが、決してリバルトの敵ではなかった。

 むしろ、リバルトのことは彼が幼少期の頃から才能を認めていた。だが、ある時を境に状況が変わった。

 それはサリアという人間がリバルトの側に来たことだった。


 サリアと過ごしてからのリバルトは、デスソーサから見ても明らかに変化が起きていた。

 

 それがはっきりとわかったのがリバルトが魔王になってから起きた会議の一幕である。そこでリバルトは人間と共存していく未来を示唆したのである。


 そこからのデスソーサは行動が早かった。一刻も早くサリアを排除し、魔族を第一とする政策にするようにリバルトに変わってもらう必要があると。


 まず、サリアが水面化で行っていた交渉していた人間達へこちらから交渉を持ちかける。昔、人間の国を滅ぼした時に確保した莫大な金貨と人間同士の争いに力を貸すことを条件に手を組んだ。


 あとは、人間共がサリアを殺すだけ。

 信用しようとしていた人間にサリアが殺されたとなれば、リバルトは今後、決して人間を許さないであろうことはわかりきっていた。


「早くリバルト様には昔のように冷徹で残酷なお姿に戻っていただかなくては」


 デスソーサは、どんなことをしてでもリバルトを魔族主義の魔王とさせたかったのである。



ー・ー・ー



「リ、リバルト様!!!」


 カイザーの部下である男が肩を上下に揺らしながら、勢いよくドアを開けてきた。


「どうした?そんなに慌てて」


「はぁ、はぁ、、、サ、サリア様が、、」


「サリアがどうかしたのかっ?」


 嫌な汗が額から出てくる。今まで感じていた不安がこれまで以上に大きなっていくのを感じた。


「せ、説明は後でしますので、今は一刻も早くこちらへ」

 

 案内をしてくれる部下と一緒に駆け出した私は、湿っている手を握りしめながら焦燥に駆られていた。


 サリアの身に何かあったのか。無事でいるのか。

 はやる気持ちとは裏腹に身体は徐々に強張っていく。


 目の前で案内していた部下が歩みを止める。


「……リバルト様、こちらです」


「サ、サリア…!!おい!聞こえるか!」


 目の前にいたのは真っ赤な血で服を染めて、ぐったりとしてるサリアと必死な形相で手当てをしている部下の女魔族がいた。


 私はサリアの元に行き、サリアを優しく抱き抱えながら必死に声をかける。


 見るからに弱っていることがわかった。


「私だ!リバルトが来たぞ。目を開けろ、サリア!」


 私は声が枯れるまで叫び続けた。回復魔法を唱えることができない私には声をかけ続けることしか出来なかった。この時ほど自分が無力だと実感したことはない。


「……リ、、リバ、ルト、、、会、えて、よか、、ゴホッゴホッ」


「サリア!喋るな。傷が開く。意識が戻って良かったぞ。今、部下が治している、大丈夫だ。すぐに治る」


 焦りから早口で捲し立てるように話した私に対して、サリアは弱々しく首を横に振った。


「も、うダメ、みた、い。最後に、あ、えてよかっ、た」


「なぜそんなこと言うんだ!大丈夫だ!きっと治る!」


 サリアの手を両手で包み込むようにして手に力を込める。手から自らの生命エネルギーを分け与えるかのように。



「あ、りがと、う、愛し、てるわ。、、リバ、ルト…」



 最期にそう言い残したサリアは、私の腕の中で静かに横たえた。

 



 そこからの記憶はあまり覚えていない。



 気がついたら、周りは知らない土地であり目の前に人間の死体があった。


 後になって知ったことだが、サリアが亡くなった後、カイザーの部下とともに裏切った人間共がいる場所に攻め入ったらしい。何も覚えていないが、目の前の光景を見て復讐を遂げたことを知る。


 ああ、何が人間と共存しようだ。

 こんなにも醜くて残酷な種族に対して、考えが甘かったのだ。


 サリアだけが特別だった。

 サリアは私の唯一の理解者であり愛する人であった。


 サリアを奪った人間どもは根絶やしにしてやる。

 私の心の中に復讐の炎が燃えたがるのがわかった。



ー・ー・ー



 サリアが私の側からいなくなってから、幾許かの年月が経った頃、魔族の中でも有名な占い師であるユーバというものが勇者ブラストの生まれ変わりが誕生するという予言をした。


 人間を滅ぼすには、最大の障害である勇者を殺さなくてはならない。


 勇者に目覚める人間というのは、幼い頃は普通の人間と変わりなく、ある程度成長した後に腕に紋章が浮かび上がるらしい。勇者に目覚めた後は、驚異的な成長を見せ魔族の天敵となるとのこと。

 

 だとすると、勇者に目覚めそうな目ぼしい赤子は片っ端から攫う必要がある。さらにその赤子を育て上げ、勇者の紋章が浮かび上がった瞬間に殺す必要がある。


 私は、あの日から誓った。必ず人間を滅ぼすと。



 その後、目ぼしい赤子を攫うと、カイザーなどの信頼できる部下や義理の妹であるリーファに人間に化けさせ勇者を育てるという任務を与えた。

 あの日以来、カイザーもスナイザーも私の意思を尊重し、人間に対して甘い考えは一切捨てた。昔に比べて、雰囲気は張り詰めたかもしれない。だが、これも全ては目的を達成するためだ。


 ーーさあ、目覚めよ、勇者。

 

 目覚めたらお前を殺して、人間を滅ぼす。

 それが、私から愛する人を奪った報いだ。


 もう誰も私を止めることは出来ない。復讐の炎に身を委ねながら、私は歩き出す。


 ーーサリア、もう一度君を抱きしめたかった。



 

 時は遡り、リバルトがサリアの最後を見届けた後に戻る。


 一人の男が薄気味悪い笑みを浮かべながら、リバルト達を見ていた。


「これでやっとリバルト様も覇道を歩まれるであろう」


 最後の最後で良い働きでしたな、サリア様。

 この経験をしたことにより、リバルト様は復讐に囚われ揺るがない意志の元、人間を滅ぼす魔王となられた。

 後はお任せくだされ。このデスソーサが貴方に変わり、主君リバルト様を支え、歴代最高の魔王にしてみせよう。


「ファハハハ!これから魔族の時代が訪れるぞ!」



ー・ー・ー



 この後、人間を滅ぼすことを固く誓った魔王『リバルト』と魔族に育てられ数奇な運命の元、勇者に目覚める勇者『ゼロ』との歴史に残る戦いが幕を開ける。


 それはまた別のお話。





 


 



 


ここまでお読みいただきありがとうございました。

評価してくださると嬉しいです。

よろしくお願いします。


これ以降は以下の話に繋がっております。

よろしければご覧ください。


https://ncode.syosetu.com/n1686iu/



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