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物の声  作者: むく
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お掃除ロボットのルンバ

病院での精密検査の結果が出た。結果は、腫瘍はおそらく良性のものだから経過観察で、4月のエコー検査まで日常生活も何ら問題なく送ってよいとのこと。

今の私の体調の変化も、特に腫瘍からのものではないとのことだった。


傷病手当は診断書がもらえないと申請できないので、やっぱり退職する事にした。しょうがないよね。これから退職の手続きとか、色々やらないとな。


ここまでお休みをいただいてみて、今までやっぱり無理して働いていたんだなということが分かった。毎日毎日、まだできる、まだできるって、自分に言い聞かせて仕事に行っていたようだ。

でも実際休んでみると、日常生活を送ることだけでも、結構自分は精一杯だったんだなぁと実感した。


休んでみないとわからないんだね。休ませてもらえてありがたかったね。もっと自分を知らないとね。


ルンバ「私は毎日決まった時間にお掃除するけど、何にもストレスなんかないわ。」


自分の部屋でパソコンをしていると、掃除機のルンバが動き出し、話しかけてきた。


  私「毎日ありがとね。」

ルンバ「いいのよ。私は楽しくて仕方がないんだから。」

  私「そっか。それはすごくいい事ね。ストレスがないって、最高だよね。」

ルンバ「人間はどうしてそんなにストレスが溜まってしまうのかしら。」

  私「う~ん。そうだね。ストレスって何なんだろうね。何の不満もストレスもなく働けたら、それが一番だとは思うけど、ルンバみたいにはなかなかなれんのよ人間は。」

ルンバ「人間も、私みたいにお掃除すればいいのにね。」

  私「お掃除?また心のお掃除とか、綺麗ごと言うんでしょ。笑。」

ルンバ「言わんわ。」

  私「すみません。」

ルンバ「私は掃除機。ゴミを吸うことができる。私がゴミを吸えば、みんな喜んでくれる。あなたは何ができる?」


  私「私は...人間。私がしてみんなが喜んでくれることは...」


  私「笑顔でいること?」


ルンバ「それいいわね。知ってた?人間にしか笑顔って作れないらしいわよ。」


それでいいのか。これでいいのだ!バカボンみたいになってしまった。


ルンバとの会話から、自分が笑顔でいられる、ストレスと感じずに楽しく頑張れることをして生きれば、自分も笑顔、周りも笑顔でいられるのかもしれないと、感じた。

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