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物の声  作者: むく
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マグカップのくまさん

体調が悪いのは一年位続いてるけど、原因は不明。ホルモンバランスの乱れなのかなぁって、何とかここまでもたせてきたんだけど、こないだかかりつけの先生が副腎腫瘍を見つけてくれてから、別の大きな病院で精密検査を受けた方が良いとなり、検査が続くし体調も悪いしで、お仕事はしばらくお休みをいただく事となった。


休みが長くなりそうだったので、7月いっぱいで退職したい旨伝えたんだけど、傷病手当?とやらが申請できるらしく、とりあえず辞めずに傷病手当をもらいながらお休みする事になった。


お父さんもお母さんも私の体調をとても心配していたので、とにかく休める状態になった事をとても喜んでくれた。私は本当に恵まれてると思う。

毎日お母さんが淹れてくれるコーヒーを飲む時間が大好き。


午前中はアイスコーヒー、午後はホットコーヒーをお父さんとお母さんと一緒に飲む。幸せ。


今日も午後のホットコーヒーの時間。お気に入りのくまさんのマグカップでコーヒーを飲んでいると、マグカップのくまさんが話しかけてきた。


くまさん「無理してたんだね」

   私「?」

くまさん「我慢してたんでしょ」

   

くまさんと話しているとお父さんとお母さんを驚かせてしまうので、自分の部屋に行くことにした。


   私「ごめんね。何だっけ?」

くまさん「無理してたんでしょって言ったんだよ」

   私「何を?」

くまさん「仕事とか、色々全部だよ」

   私「何で?」

くまさん「また病気になったんでしょ」

   私「うん。また病気になっちゃった。笑」

くまさん「なっちゃった。笑。じゃないよまったく。」

   私「すみません。m(_ _)m」

くまさん「我慢しても意味ないんだよ」

   私「我慢してたつもりはないんだけど、いつもこんな感じになっちゃうんだよね。」

くまさん「自分の限界がわからないんじゃない?」

   私「自分の限界?」

くまさん「そう限界。どこまでやると病気になるのかとか。無理してるのに周りの人に頼らないで自分で抱え込んじゃうとか。」

   私「あぁ、それよくお母さんに言われるかも」

くまさん「でしょ。」

   私「どうしたら無理しないで生きられるのかな」

くまさん「自分を知ること。もっと自分のこと見てあげてよ。君の身体がかわいそう。僕、かわいいでしょ?」

   私「笑。うん、かわいいよ笑」

くまさん「僕も君がかわいいと思うんだよ」

   私「ありがとう」


くまさんとの会話で、もっと自分を可愛がってあげたいと思った。


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