表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
物の声  作者: むく
4/40

仕事って何なんだろ

最近の私は、朝3時に目が覚めてしまい、そこから眠れなくなる。

初めは眠れない事に動揺して、眠らなければ眠らなければと焦ったけど、今は眠れない時間を有効に使おうとする事に考え方を変えてみた。


今は7月。夏だから夜明けも早く、4時半にはうっすらと明るくなってくる。

4時半になったら、神棚の埃を落とし、初水をかえ、プランターの夏野菜の水やりと、草むしりに繰り出す。


庭に出ると、色んな声がコソコソと聞こえてくる。


「最近早いね。」


「おはよう。誰かな?」



下の方から声が聞こえてきたので目をやると、そこには少し大きめサイズの薄いグリーン色をしたジョウロがいた。


ジョウロ「毎朝水やり大変だね。」

   私「目が覚めちゃうんだよね。でも楽しいよ。」

ジョウロ「感心♪感心♪」


ジョウロに感心されながら、プランターの夏野菜達に水をやる。ナス、きゅうり、にんじん。あとは母が育てているバラ達にも。


ジョウロ「でもさ、何で眠れないの?」

   私「何でだろ、わかんない。3時に目が覚めるとそこからもう眠れなくなるんだよね。」

ジョウロ「何か考え事でもしてるんじゃない?」

   私「考え事?う〜ん。言われて見れば、この先仕事どうしようかとか、色々考えちゃってるかも。」

ジョウロ「それな。」

   私「それか。」

ジョウロ「僕の仕事って何?」

   私「ジョウロだから、水をやる事じゃん?」

ジョウロ「じゃあ君の仕事は?」

   私「お金を稼ぐこと?」

ジョウロ「何でお金が必要なの?」

   私「生活のため?」

ジョウロ「お金がないと生活できないの?」

   私「できないわけじゃないけど、ないと困るよね。何も買えないし。」

ジョウロ「何が欲しいの?」


何が欲しいんだろう?ジョウロにそう聞かれて、答えられなくなった。

毎日毎日、生活するために私たちは働いてるけど、何が欲しくて働いてるんだろう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ