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物の声  作者: むく
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絵本

仕事を退職し、保険証の手続きも済ませ、退職金も無事に振り込まれました!これでひとまず事務手続きは終わったので、あとは4月のエコー検査の日までゆっくりと自分を治していけばいいよね。

とはいえ、毎日のんびり過ごしすぎて、体重が3キロも増えてしまいました(笑)。やばいです。人生史上最高に体重が増えている状態です(笑)。

どうしよう・・・適度に散歩にも行って、毎日腹筋100回やってるし、スクワットとかも結構やってるんだけどな・・・。やっぱ運動だけじゃ人間瘦せないのかな。食事をもっと減らすべきか・・・。

でも食べたい(笑)。

毎日楽しいなぁ~。幸せだな~。

こんな風に感じられることって、久しぶり。お仕事をしている時は、何とかみんなに助けてもらって毎日をやり過ごせていた感じだったけど、今は無理をしないで過ごせることに本当に感謝だよな。ありがたいな。助けてくれる人達がいることに、心から感謝が湧いてきた。


図書館に行きたいな、とふと思ったので、久しぶりに近くの図書館に行くことにした。父と母と一緒に、小さい頃からよく通っていた地元の図書館。母はよく紙芝居を借りて兄と私に読んでくれたりしたっけ。

私は絵本が大好きで、短大に通っている時も、休み時間は一人で図書館でずっと絵本を読んでいるような人間でした(笑)。


絵本を15冊も借りてきちゃった(笑)。

さっそくお部屋で読むとするか。


私はまず荒井良二さんの絵本を手に取って、読み始めた。


絵本「僕の世界へようこそ!君を冒険の世界へ連れて行ってあげるよ!」

 私「いいね~。なんだかわくわくしてきたよ!」


荒井良二さんの絵本は、まるで子供が描く世界感で、見ているとわくわくするし、引き込まれる。心が揺さぶられる。


 私「こんな世界を描けるなんて、すごいよなぁ~。」

絵本「君もできるはずさ!」

 私「私に?できるはずないじゃん!」

絵本「どうして決めつける?君は一人の芸術家なんだよ?」

 私「私が芸術家?めっそうもございません!」

絵本「人間はみんな芸術家だと思うんだ。」

 私「全員が芸術家ってこと?」

絵本「そうさ。全員が芸術家。そして芸術作品。美術作品さ。」

 私「作品!?」

絵本「そうさ。人間自体が美術作品、芸術作品なのさ。だから、君にも絶対にできるんだよ。」 

 私「そう、なんだ・・・。」

絵本「正解はないし、制限もない。形じゃない。心の世界。どこまでも自由な、見えない世界なんだ!そのひとだけの!分かるかい?」

 私「うん・・・。なんとなくね・・・(笑)。」

絵本「まあ、分からなければそれでもいいさ。今はまだ感じ取れていないだけ。いつかきっとわかる時がくるよ。だから恐れずに描いてみるといいんじゃない?君だけの芸術作品をさ。」

 私「私が絵本を?」

絵本「そうさ!君が絵本を描くのさ!さあ!君も冒険の世界へ一緒に行こう!レッツゴー!!」


少し絵本のテンションに押し流されている気もしたけど(笑)、実は私は絵本作家になりたかった時期があった。でも絵が下手だし、そんな世界で食べていけるわけもないし、両親にも反対されて諦めた。

そんなこと考えてみもしなかったなぁ・・・。

体調を崩してから、これから先どう生きていったらいいのか全く分からなくなってしまった。でも私は誰かの役に立ちたい。役に立つってどういうことなんだろうって、ずっと考えていた。

人の役に立つって、形で表さないといけないと思っていた。


そして恐れていた。誰かに否定されることや、変だって思われること。やってみないと分からないのに。最初から諦めて。恥ずかしがって、どうせやっても無駄だと自分に言い聞かせてやらない。

私って、そんな人生を生きてきたかも・・・。

だから全部、何をやっても無駄だからやらないってなっちゃってたんだ・・・。何においても全部・・・。そういう考え方が癖になっちゃってた。


 私「私、絵を描いてみるよ!」

絵本「おっ!いいね!君だけの世界を見てくれる人が必ずいる。信じて進め!心の世界に生きるんだ!」


心の世界、見えない世界。私は人の心に何かを残せるような、心の世界で役に立つ人間になりたいと思った。


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