第八話「初任務」
澪「…すーぴーすぴー」
ガタンッ
澪「はッ!!」
さっと起きて時計を確認する。
6時30分。
遅れた。
6時20分に出るのに!!
大急ぎで支度をして部屋を出る。
部屋の前には―――
笑顔の青年が立っていた。
青年「おはよう。維紫埼ちゃん。」
澪「…すみません。寝坊してしまいました。」
青年「うん。素直な子は嫌いじゃない。」
澪「本当に申し訳ございません。次はない様にします。」
青年「うん。それが良いね。
ピンクちゃんとかだったらきっと凄く怒るからね。」
澪「はい。」
ピンクちゃんって誰なんだろう…。
あ、それより、この人の名前は…??
青年「僕の名前は、麻原継璃。宜しくね。」
澪「ふむ。これをエスパーと、言うんですね。」
継璃「はは。よし、じゃあ行きましょか。」
???
澪「関西出身…??」
継璃「よく分かったね。これが関西弁なのかは知らないけど、
間違いなく僕は関西出身なんだ。」
澪「そうなんですね。」
継璃「さて、無駄話は終わりにして、任務に行こうか。」
澪「はい!!」
―――――――――――――――
継璃「あれ、ここら辺で腐り人が居たって聞いたんだけどなぁ〜…。」
ある建物の駐車場の中に私達はいる。
勿論車は一つも停められてない。
危ないからね。
麻原さんはフラフラしながら周りを見渡している。
勿論、ナイフを振り回しながらだが。
おかしい?普通だよ。
だって、いつ襲われて死んじゃうか分からない状況だからね。
あ、
澪「麻原さん。」
継璃「ああ、大丈夫だよ。
蹴散らそうじゃないか!!」
澪「はい!!」
この人は、戦闘狂のタイプなのかもしれない。
―――――――――――――――――初任務戦闘開始
「ウェ…グェッ…ガ…アグァァァッァ!!」
化け物―――腐り人が襲いかかってくる。
継璃「維紫埼ちゃん!!」
澪「はい!!
…腐乱のネクロマンサー」
腐り人の体に私の人差し指が触れた。
「ア…アガウァァァッァァッァァッァァ!!!!!!!」
腐り人の体が私の腐によって、蝕まれていく。
腐り人の目?から、涙が溢れ落ちているような気がした。
悲鳴を上げながらも、私達に触れようと手を伸ばす。
「ィネ!!!!!!!」
腐り人がこちらに向かって来た。
死ね、とでも言ったのだろうか。
何故か動く気にならなかった。
継璃「…早くやりなよ。哀れんだってこの世界じゃ生きてけない。」
麻原さんが蔓のようなもので腐り人を拘束する。
私は、麻原さんの言葉で腐り人を、強い腐で滅した。
腐り人が悲鳴を上げながら消滅していった。
なんかちょっとよくわからない話になってしまったかもしれません…。