表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
recreant  作者: Akal/あかる
腐乱のネクロマンサー
3/16

第三話「愛が足りない」

Sr「ねぇ、愛を頂戴?」


澪「私に求めないで下さい。私はもう長い時間愛を貰ってない。」


Sr「じゃあ要らないわね。」


風の刃が此方に飛んで来る。当たったら致命傷だ。


Sr「愛愛愛愛」


愛とか知らない!!


Sr「ねぇ、誰なら愛をくれるかな。楓さまならくれるかな。くれるよね!

だって、ずっと愛してくれて――た…よね…?」


楓さんの名前が出るとは思ってなかった。

慕われているんだな。


Sr「そうだった。あの人は、最近元気が無くて…!でもだいじょうぶ!わたしが居る!」


なんか幼くなっている気がする。

ずっと考えながら避けるのは辛い。

早く誰か来てくれ。

―――――――首領室

コンコンコン


?「蓮です。首領、子供部屋でSが暴れていますが、どうしますか?」


首領?「嗚呼、大丈夫だよ。世話係が向かってる。」


蓮?「そうですか。…楓様に執着している様ですが。」


首領?「まぁ、嬉しい事だよ。一人の人間として見てくれているのだから。」


蓮?「そうですか。」


蓮と言った少女は、部屋を出て行った。


首領?「…僕はあの子以外に執着されるの、あんまり好きじゃないなぁ。」

――――――――――子供部屋

澪「っ…危ない…。」


だいぶ消耗してきた。

そろそろヤバい。


?「お座り。」


綺麗な女性の声が部屋中に響く。

サリーさんは急に正座をした。


?「手足を動かすな。」


?「すみません。維紫埼さん。」


黒髪でシトリンの様な瞳の女性が現れた。


澪「誰ですか?」


?「ああ、すみません!子供達の世話係の椎谷椿です。」


澪「椿さんですか。今回はありがとうございます。」


椿「いえ。今回、愛が足りなかったので、サリーさんの能力が暴れてしまって。」


澪「そうですか。」


椿「きちんと愛をあげるので、安心して下さい。」


澪「はい。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ