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recreant  作者: Akal/あかる
腐乱のネクロマンサー
2/16

第二話「サリー」

楓「あ、後で案内してくれる人が来るから。待っててね!」


?「楓!!書類まだ終わってねェだろうが!!仕事しろやァ!!」


茶髪の女の人が怒鳴っている。


楓「うわッ!チビじゃん。書類くらいすぐに終わらせられるんだから連れ戻しに来んなよ。

学習能力ないのぉー?」


?「こんのクソガキィ!!誰が無いチビじゃァ!!」


楓「胸が無いとは言ってないんだけど!!」


喧嘩が始まった。うるさい。


楓「…もういいや。澪ちゃんごめんね?じゃあ僕仕事して来るから〜。またねー!」


楓さんは女の人と一緒に部屋を出て行った。

眠いから寝よ。







?「起きて下さい!お~い!維紫埼さん!」


澪「貴女が案内してくれるの?」


?「そうです!黄華梨子です!よろしくお願いします!」


澪「?なに梨子?」


梨子「オバナです!オバナリコ!」


澪「宜しく。梨子。」


梨子「はい!」


梨子「では早速案内します!」

―――――――――――――――

梨子「最後、子供部屋です!」


澪「ねぇ梨子。あの子は?」


子供部屋の中には、金髪碧眼の少女が居る。

ぬいぐるみで遊んでいる。

楽しいのだろうか。

表情が見えないから分からない。


梨子「サリーラスさんです。首領に拾われた子供達のうちの一人。ッ…」


澪「?」


梨子の顔は暗い。


梨子「地雷を踏んだら攻撃されるので、気を付けて下さい!」


急に笑顔でそう言う。

目は笑ってはいないが。


梨子「じゃあ、また後で!」


行ってしまった。


澪「…。サリーラスさん。」


Sr「…。何?期待の新人。」


棘が有る言い方…。


Sr「貴女と話したくないの。自室に戻りなさい。」


澪「暇じゃないですか?私で良ければ話し相手になります。」


Sr「まぁ良いわ。入って。」


Sr「こんにちは。わたくしはサリー。サリーさんと呼びなさい。」


澪「はい。サリーさん。」


Sr「ああ、そうそう。貴女は首領の左腕の座に就くらしいわね。」


澪「そうなのですか。知りませんけど。」


Sr「…そうなのね。まぁ、本来は左腕の座は貴女の位置ではないわね。」


澪「そうですか。」


澪「そういえば、其のぬいぐるみ、大切な物なのですか?」


Sr「はぁ。まぁそうよ。大嫌いな子の形見なの。」


何で大嫌いな人の形見を貴女が持っているんだ。


Sr「…。チッ」


Sr「…足りない。足りない。足りない。嗚呼、足りない!!」


!?

おかしい。明らかに…正気じゃない。


Sr「だから戻れって言ったのに!!」

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