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どうしても

作者: 浦田茗子



 おだやかな午後の屋上、冬日のなかで、ふたりきり。

 

 心から体へあふれたせいいっぱい、ゆびから(てのひら)、あまいしびれがつたわって、思わずあなたを抱きよせた。


 やさしく包みこんだなら、そうっとぎゅうっと抱きしめて、たしかにここに、いまここにある、あなたのかたち、わたしのかたちを、たしかめた。


 しずかなまばたき、ゆれるまなざし、ほのかなかおり、でもどうしても、あと一言が口にできなくて、あともう少し、もう少し、したら。



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― 新着の感想 ―
[一言] キュンとしました。 ほんの200字なのにすごいです!
2022/02/17 16:59 退会済み
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