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発光体
チカチカと何処からか点滅が
語り掛けるように入ってきました
そこには何よりも目立っている
存在が笑顔を振り撒いてました
世界中を見回しても
他に類を見ない光を放つ
あなたは何よりも速く心に届く
あなたが眩しすぎて
目も開けられません
特にその瞳の奥にある
惜しみない輝きが
目を通して体内に
吸収されすぎています
キラキラな心をしているから
身体からも光が洩れるんですね
暗い世界を歩んできたから
余計に目映いのかもしれませんね
その明るさに触れる度
闇が光に変わる予感がして
あなたをずっとずっと
眺め続けていた
あなたのその姿は
光が強すぎて
美しい実像を未だに
捉えられていません
指が届きそうもない
神秘さで溢れています
キラキラと輝いた
あなたがいないことを
想像も出来ません
輝いているものの
全てが綺麗だと
今までは思ってきたけれど
分かってしまいました
あなただけが異なった
発光体を持ってると
あなたの方向へと
その光頼りに
歩んで歩んで進んでゆく
いつまでもいつまでも
掴むことさえ出来ない
虚像であると分かっても




