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詩*日常から*

まちなみ/四月

作者: a i o

ビルの間をくぐり抜ける

モノレール

車窓に映るシャツ

とりどりの色


公民館の窓

ママさんコーラスの

ソプラノは

午後の風に乗って


歩行者信号の小鳥が

高く鳴いている

青は進めと

歩む人びと指揮するように


行き交う車と

時折のクラクション

バス停で腕を組む人の

足もとで

街路樹の木漏れ日が揺れる


ピンクの水筒を

ぶら下げて

走り抜ける声

いくつもいくつも

通りすぎて


アパートのベランダ

抱っこ紐の中

うつらうつらと

眠る赤ん坊

やわいまつ毛が

ふぅ、と唸る


四月のこと







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