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最大なる窮地と全員集合

春蘭達武将が陳留を離れている時、べリアル率いる悪魔軍団が陳留を攻めてきた。


対する一刀は全ての召喚獣を呼び出すもすぐに魔力切れ寸前に陥ってしまうなか、べリアルが一刀の前に現れ『華琳を殺せば撤退する』と言うが一刀はこれを拒否し、華琳が自ら犠牲になろうとするなか


一刀は命を懸けて悪魔消滅魔法『五芒円陣(ペンタゴン)』を発動させ、ボロボロになりながらも悪魔軍団を消滅させることに成功した。


だが、そんな一刀の前に最後の悪魔長ルシファーが現れたのだった。


何故封印されているはずのルシファーがこの世にいるのだろうか!?


ルシファー「他の悪魔長達が何らかの方法で呼び出されているのがわかったからな、べリアルが呼び出されると同時に俺も出たわけさ、ほっといたら次はどんな下品な手で呼び出されるかわからないからな 」


確かにそうである。


ルシファー「しかし、一つの戦いを終えた戦士ほど倒せる確率が高いってのに何で世の中の悪ってそれをしないのかな?まぁ、それはともかく 」


そしてルシファーは倒れている一刀目掛け


ルシファー「そらよっ!! 」


ドカァッ!!


一刀「がはぁっ!? 」


蹴りを食らわせた。


ルシファー「いいねぇ。無防備な奴ほど蹴りやすいものはない! 」


華琳「(こ…こいつ!?) 」


七人いる悪魔長にも様々なタイプがいる。


魅惑のレヴィアタン…魅了(チャーム)を使って敵を悩殺


混乱のベルゼバブ…様々な虫を操って敵陣を混乱させる


知略のべリアル…策を練って仕掛ける


体術のアスモデウス(周囲いわく脳筋)…格闘で攻めまくる


斬撃のバルバドス…とにかく斬る


野獣のベヒーモス…獣を操って攻める


そして


破滅のルシファー…全てを滅ぼす


ルシファーに至っては誰が相手だろうととにかく残酷的に滅する


大悪魔神サタンの息子だからできることであった。


ルシファー「魔法使いめ、よくも俺の父様を封印してくれやがったな!この怒りはお前を消滅させて晴らしてやるぜ! 」


スッ!


ルシファーが倒れている一刀目掛けて魔法を繰り出そうとしたその時!


華琳「やめなさい! 」


バッ!


華琳が死神鎌・絶を構えてルシファーに向かっていった。


華琳「それ以上は許さないわよ!! 」


華琳とて一流の武人


自分ではルシファーに敵わないことは百も承知なのだが体が動かずにはいられなかったのだ!


ブォンッ…


そして絶がルシファー目掛けて振り下ろされるが


ルシファー「こんな攻撃しかできないのかよ 」


ぴとっ!


ルシファーが絶に軽く触れた瞬間


ジュウゥッ…


絶が消滅し始めた。


破滅を司るルシファーは魔力を体に流すことであらゆるものを消滅させることができるのだ。


華琳「(不味い!?) 」


スッ!


これ以上食らえば絶が完全に消滅させられる。


そう察した華琳は強引に絶を引くことで完全消滅を免れたが


ルシファー「嘗めるなよチビ 」


ギランッ!!


ルシファーに睨まれた瞬間!!


ゴォッ!!


華琳「きゃあっ!? 」


ドッカァーーンッ!!


強烈な魔力が華琳を襲い、壁に叩きつけた。


ルシファーは睨むだけで大抵の相手をブッ飛ばすことができるのだ。


すると


桂花「華琳様!? 」


稟「一刀殿!? 」


風「おやおや〜 」


騒ぎを聞き付けて陳留三軍師が駆けつけてきた。


だが


ゴォッ!!


桂花「ひぃっ!? 」


稟「ぶはぁっ!? 」


風「むむむっ!? 」


ルシファーから流れる魔力を前に怯える桂花、鼻血を出す稟、汗水を流す風


武将ですら立ち向かうのに余程の勇気が必要とされるルシファーを相手に三軍師が正気でいられるわけがなかった。


ルシファー「俺の邪魔するんじゃねぇっての!これからそこの魔法使いを消してやるんだからさ 」


倒れている一刀を見ながらそう言うルシファー


だが


華琳「そんなことさせるわけないでしょ… 」


よろりっ


よろめきながらも華琳は絶を杖代わりにして立ち上がった。


ルシファー「このチビ、俺に逆らうってわけ?面白いじゃないか、なら一つゲームでもするか 」


華琳「げーむ? 」


ゲームという言葉がわからない華琳


すると


くいっ!


ルシファーが華琳を引き寄せるような動作をした瞬間


華琳「えっ!? 」


ビュンッ!!


華琳の体がルシファーによって引き寄せられ空中で停止し


ルシファー「確か心臓ってのは… 」


ガシッ!


ルシファーは華琳の胸ぐらを掴むと


ルシファー「ここだったな 」


ビリィッ!!


ぷるんっ♪


華琳の服を破き、おっぱいをさらけ出した。


桂花「あぁっ!? 」


稟「か…華琳様のお胸…ぶはぁっ!! 」


風「おやおや、結構変態さんなんですねぇ 」


華琳の姿を見て驚く桂花、鼻血を出す稟、変態だと分析する風と三者三様の反応をするなか


ルシファー「そこの魔法使い生きてる? 」


三人の反応を無視し、ルシファーは倒れている一刀に話しかけてきた。


ルシファー「このチビがいちいち邪魔してくるからさぁ、ちょっと殺してやるよ 」


ビビビッ!!


ルシファーは魔力で小さなダーツを作り出すと


ルシファー「この俺特製のダーツが心臓に当たれば俺の勝ち。外れたら大人しく引き下がってやるよ 」


まるでゲームでもするかのように華琳を傷つけようとした。


話を聞く限りでは心臓以外に当たれば大丈夫な気もするのだが、ルシファーはダーツに滅びの魔力を込めているため外れない限り確実に致命傷である。


ルシファー「さて、心臓目掛けて当てるとするか 」


明らかに心臓を狙う気満々のルシファー


シュッ…


そしてルシファーが華琳の心臓目掛けてダーツを放とうとしたその時!


ガシッ!!


一刀「や…やめろ… 」


倒れているはずの一刀が這いずりながらルシファーに接近し足を掴んだ!


一刀「その女を殺すな、俺が許さねぇ!! 」


華琳「一刀… 」


普段は喧嘩しながらも一刀の中で華琳は大切な人物だと思っていたのだろう


だが


ルシファー「許さないのはこっちだよ 」


ぐいっ!!


一刀「ぐふっ!? 」


ルシファーは倒れている一刀の胸ぐらを持ち上げると


ルシファー「魔法使いのくせにこの俺に指図するってか、決めた。そんなに死にたいなお前から先に殺してやるよ! 」


ゴォッ!!


滅びの魔力を拳に込めるルシファー


華琳「ちょっと!やめなさ…!! 」


必死でやめるよう叫ぶ華琳だが


ルシファー「死ねバ〜カ 」


ブォンッ!!


時すでに遅く、ルシファーの拳が一刀目掛けて繰り出されてしまった。


だが


『やめろ!!』


ルシファー「!? 」


キキィッ!!


何処からか謎の声が聞こえ、驚いたルシファーは攻撃を中断した。


ルシファー「今の声はまさか!? 」


声の主に心当たりがあるルシファーはとても驚いていた。


するとその時


うおぉーーっ!!


華琳「この声は!? 」


突然大きな叫び声が聞こえ、華琳が辺りを見てみるとそこには


うおぉーーっ!!


季衣・流琉『うおぉーーっ!! 』


秋蘭「もっと大きく叫べ! 」


春蘭「華琳様!賊の討伐は失敗しましたがこの春蘭、華琳様の危機を聞き、駆けつけてきました! 」


城の西側からは春蘭達


マリア「大丈夫一刀!? 」


霞「何や知らんけど駆けつけてきたで! 」


香風「大丈夫? 」


城の東側からはマリア達


凪「警邏隊一同、救援作業を終え駆けつけてきました! 」


真桜「大丈夫でっか! 」


沙和「助けに来たなの! 」


城の南側からは凪達が


これで陳留にようやく全員が揃ったのだった。


華琳「周りを見なさい!これでもまだ戦う気? 」


皆が集まったことでルシファーに対して強気な発言をする華琳


だがルシファーの実力ならばここにいる全員を相手にしても戦えるのだが


ルシファー「こりゃ俺でも不味いな、この場は大人しく去らせてもらうぜ 」


何と!?ルシファーは撤退を宣言してきた。


バサァッ!!


ルシファーは悪魔の翼を広げると


ルシファー「じゃあな魔法使い、また会おうぜ 」


ビュンッ!!


そのまま飛び去っていった。


華琳「(一体何だったの?) 」


とにかくこれで危機は去ったわけなのだが


一刀「うぅっ… 」


華琳「一刀!? 」


まだ一刀がボロボロなため危機は去っていなかったりする。


一方その頃


ルシファー「まさか父様があんなとこにいただなんてな、魔法使いめ、次に俺がお前と出会う時こそ、大悪魔神サタンの復活さ 」


何かを企むルシファーであった。


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