リヴァイアサンとクラーケン
水着姿の撮影が目的で数え役満姉妹こと張三姉妹と共に海に向かうことになった一刀
だが竜巻によって船は破壊され、一行は無人島に着くなか島の中で歌声が聞こえ、声のもとに向かうと
そこには以前出会った悪魔長の一人・レヴィアタンがおり、一刀達を見たレヴィアタンは以前に汚された怒りから真の姿である大蛇リヴァイアサンへと姿を変えたのだった。
地和「な…何なのよあれ!? 」
一刀「あれが伝説に聞いたリヴァイアサンかよ!?俺でも実物を見るのは初めてだぜ!? 」
七体の悪魔長達については学校の授業で習っていた一刀であったがそれはあくまで話や教材の知識であり、実物を見るのは初めてであった。
海竜リヴァイアサン
水と闇属性を持つモンスター
水の場所なら無敵の力を持つと言われている
リヴァイアサン『さて、あたしの力を見せてやる! 』
すると
ブシュシューーッ!!
突然水柱が発生し
シュバァッ!!
人和「きゃっ!? 」
天和「いや〜ん!! 」
生き物のごとく動いて天和と人和に巻き付いた。
地和「姉さん!?人和!? 」
一刀「そういえばリヴァイアサンは水を操れるんだった!? 」
これがリヴァイアサンが水の場所なら無敵の力を持つ理由である。
リヴァイアサン『北郷一刀、あんたも縛り上げてやる!! 』
シュバァッ!!
次なる獲物を一刀に決め、水柱を向かわせるリヴァイアサンであったが
一刀「俺を嘗めるなよ!これでも食らえ!! 」
対する一刀は
一刀「秘技・貧乳バリアー!! 」
ブォンッ!!
地和「へっ? 」
ギュギュッ!!
地和を水柱目掛けて投げ、自分はまんまと助かった。
一刀「説明しよう。貧乳バリアーとは貧乳を盾代わりにすることで自分の命を守る技である 」
地和「そんな解説するなぁーっ!!この馬鹿ぁーっ!! 」
なお、巨乳を愛する一刀なので巨乳バリアーは存在しない
するとその時だった。
人和「あ…あんっ! 」
地和「そ…そこはダメ!? 」
天和「み…水着が… 」
彼女達に巻き付いている水柱が彼女達の体を触りまくり、水着を脱がしていき
ぷるんっ♪
ぷるんっ♪
ぷるんっ♪
三つのおっぱいが丸出しになったその時
カシャッ!
三姉妹『えっ!? 』
何やらカシャッという音が聞こえてきた。
地和「ちょっと一刀!あんたいま、カメラでちぃ達の写真を撮ったでしょ!! 」
天和「こんなとこ撮らないでよ! 」
一刀「さぁね、俺は知らないよ。空耳じゃないの? 」
ピピピピュ〜♪
と言いながら別の場所を見ながら口笛を吹く一刀だが、もちろんしっかりカメラで盗撮していたりする。
人和「(後で問い詰める必要があるわね) 」
さてさて、三姉妹が捕まるなか一人だけ助かった一刀であったが
リヴァイアサン『安心しな、北郷一刀、あんたはあたしが直接巻き付いてやるよ!! 』
シュルルッ!!
一刀「ぐえっ!? 」
リヴァイアサンの体が一刀に巻き付いた。
リヴァイアサン『そらそら、しっかりと苦しみな!! 』
ギュギューーッ!!
一刀「ぐえぇ〜っ!? 」
締め付けられ過ぎて顔がトマトのように赤くなる一刀であったが
一刀「ウ〇チ漏れそう!? 」
パッ!
一刀「馬鹿め、まんまと引っ掛かりやがったな♪ 」
ギャグ漫画的な方法で締め付けから解放された一刀であった
だが
リヴァイアサン『よくもこのあたしを嵌めたね!!こうしてくれる!! 』
バッシィーーンッ!!
一刀「ぐほぉっ!? 」
ドボンッ!!
怒りのリヴァイアサンの一撃を食らい、一刀は海に落ちてしまい
リヴァイアサン『念には念を入れさせてもらうよ 』
ギュルルーーッ!!
止めとばかりにリヴァイアサンが放った竜巻に飲み込まれ
一刀「ぷはぁっ!? 」
バシャンッ!!
口を開いてしまった一刀は再び海に落ちてしまった。
一刀は泳ぐことができず、口さえ開かなければ海の底だって平気なのだが口が開くと浮かぶことができないので沈んだままになるのだ。
天和「一刀!? 」
人和「一刀さん!? 」
地和「一刀!? 」
まさかの出来事にさっき盗撮されたことを忘れて驚く張三姉妹
リヴァイアサン『安心しな、ちゃんとあんた達もあたしが殺してやるからさ! 』
地和「ひぃっ!? 」
人和「安心できません!? 」
天和「誰か助けて〜!? 」
張三姉妹に迫るリヴァイアサン
一刀が倒れた今、誰も何もすることができないと思われたその時
ゴポポッ…
リヴァイアサン『んっ? 』
海の方から多数の泡が浮き上がると
ザッパアァーーンッ!!
ボシュウゥーーッ!!
海の中から十メートルはある巨大なイカが姿を現した。
地和「何なのよあれ!? 」
人和「大蛇の次はイカですか!? 」
皆が驚くなか
天和「あっ!見てあれ! 」
天和が巨大なイカに誰かが乗っているのを発見した。
もちろんその誰かとは…
一刀「た…助かったぜ!? 」
バァンッ!!
海に沈んだと思われた一刀であった。
天和「一刀、生きてたんだね! 」
一刀「あぁ、海の底の方で偶然こいつを見つけてな 」
スッ!
そう言いながら一つの召喚リングを皆に見せる一刀
そう。この巨大なイカは一刀が持つ十番目で最後の召喚獣クラーケンであった。
クラーケン
水属性の巨大なイカの姿をしたモンスター
一刀「クラーケン、リヴァイアサンを倒してくれ! 」
ボシュウゥーーッ!!
一刀の指示を聞いてリヴァイアサンに向かっていくクラーケン
リヴァイアサン『フンッ!クラーケンだろうが何だろうが水場であたしに勝てるわけがないだろうが! 』
シャアァーーッ!!
対するリヴァイアサンもクラーケンに向かっていった。
シュルルッ!!
ガブゥッ!!
クラーケンの足がリヴァイアサンを捕らえるが
対するリヴァイアサンはクラーケンの足に噛みついて解放された。
地和「怪獣大決戦か!! 」
一刀「くそっ!やはりあっちの方が実力は上か、だったらクラーケン、お前の奥の手を見せてやれ! 」
ボシュウゥーーッ!!
一刀の指示を聞いたクラーケンは
ドロドロ〜!!
体から油のようなものを流してきた。
リヴァイアサン『それがどうした!もう一度噛みついてやるさ! 』
ガブゥッ…
リヴァイアサンは再びクラーケンに噛みつくが
ぬるんっ!!
リヴァイアサン『!? 』
クラーケンの体についた油のせいで噛みつくことができなかった。
これが一刀が持つクラーケンの能力『ぬるぬるオイル』
体に流すことで打撃斬撃を無効化することができる通常のクラーケンにはない能力である。
なお、人体に悪影響はないが着た服が脱げてしまう欠点があり、魔法世界にいた頃、美肌オイルとして売り出し、全裸となった女性を一刀は見ていた。(当然後にマリアに制裁を受けた)
一刀「よしっ!次はイカスミサイルだ! 」
ボシュウゥーーッ!!
ガチャッ!!
クラーケンは漏斗(ろうと・タコやイカの口に見える部分)の狙いをリヴァイアサンに目掛けると
ボシュシューーッ!!
ブッシューーッ!!
リヴァイアサン『なっ!? 』
漏斗からイカ墨を噴射した。
リヴァイアサン『何よこれ?べとべとしてるじゃない!? 』
墨を食らったリヴァイアサンにダメージはなかったのだが
一刀「教えてやるよ。その墨はクラーケン特製でな、オイルが混ざってるんだ 」
これも一刀のクラーケンにしかできない能力である。
一刀「小さな炎でかなり燃えるんだぜ♪ 」
スッ!
そう言いながら杖を構える一刀
リヴァイアサン『ま…まさか!? 』
一刀の狙いに気づいたリヴァイアサンだが、もう遅かった。
一刀「火球よ放て!ファイアーボール!! 」
ボォッ!!
一刀はリヴァイアサン目掛けて小さな火炎弾を繰り出した。
普通ならばこの程度の攻撃を食らったところで小さな火傷くらいにしかならないのだが
ボオオォーーッ!!
今のリヴァイアサンは全身オイルまみれなため物凄い炎となった。
リヴァイアサン『あちちぃーっ!!みずっ!!みずっ!? 』
全身が燃えたリヴァイアサンは海へ逃げようとするが
ガシィッ!!
ボシュシューーッ!!
ブォンブォンッ!!
リヴァイアサン『あああぁぁーーっ!? 』
クラーケンにつかまれ、ジャイアントスイングを食らって振り回され
パッ!
ズッシャアァーーッ!!
浜の方へ投げられてしまった。
それと同時に
三姉妹『きゃあっ!? 』
ドシンッ!!
リヴァイアサンが操る水に締められていた三姉妹が解放された。
それが意味するのは…
レヴィアタン「いったぁーい!! 」
ガバァッ!!
砂の中からリヴァイアサンではなく変身が解けたレヴィアタンが現れた。
レヴィアタン「よくもこのあたしを痛め付けてくれたわね!お前達、あいつらをブッ殺しちまいな!! 」
バッ!!
もはや数で勝る子分達に相手をさせるしかないと思ったレヴィアタンは堂々と子分達の前に出て指示するが
ゴギャギャーッ!!
ウッホホォーッ!!
何故かゴブリンやハヌマン達は興奮しまくっていた。
レヴィアタン「何を興奮しまくってるんだい!さっさとあいつらを… 」
実はこの時、レヴィアタンは気づいていなかった
一刀「お前、すっぽんぽんだぞ 」
レヴィアタン「えっ? 」
一刀に言われレヴィアタンは自身をよく見てみると
ぷるんっ♪
おっぱいはもちろん
男ならばチ〇コがある場所まで丸出し状態の全裸であった。
さっきリヴァイアサンになる際に海に飛び込み、水着が脱げてしまったためである。
レヴィアタン「う…嘘!? 」
ササッ!
今頃ながら大事なところを隠すレヴィアタンだが時すでに遅くモンスター達にバッチリ見られてしまった。
そしてレヴィアタンは
レヴィアタン「て…テメェら、全員消えろーっ!! 」
ドドドォンッ!!
ギャシャシャーッ!?
裸を見られた怒りによって島を半壊させるほどの魔力を放ってモンスター達を消滅させた。
その後
レヴィアタン「もうお嫁にいけなくなっちゃう〜!! 」
シュパンッ!!
レヴィアタンは魔方陣を通ってこの場から去ったのだった。
一刀「ふぅ、危ないところだったがクラーケンを見つけたし、よしとするか!こいつに乗っていけば帰れるしな 」
天和「やったぁ♪ 」
人和「でもどっちが陸なのかわかりませんけどね 」
船があっても帰る場所がわからなければ意味がないのだが
その時
ライラ「ダーリン〜♪ 」
一刀「ライラ! 」
空からライラが現れた。
ライラ「僕ってばダーリンに会いたくて来ちゃった♪ 」
一刀「おぉっ!これで帰り道もわかる。これにて一件落ちゃ… 」
ところがそうもいかない
地和「待ちなさい一刀、その前にちぃ達を盗撮したカメラを出しなさい 」
リヴァイアサンに捕らわれていた際に一刀が盗撮していたカメラを渡すよう迫るが
一刀「安心しろ地和 」
地和「えっ? 」
一刀「他の二人はともかく、お前のだけは兵達に売るからな! 」
全然安心できなかった。
地和「このお馬鹿ーっ!! 」
ライラ「そういえばダーリン、何で箒で飛ばなかったの? 」
一刀「あっ!? 」
天和「そういえばそうじゃん。一刀の馬鹿ーっ!! 」
人和「しっかりしてください!! 」
この後、カメラは破壊され
帰宅後、兵達に張三姉妹の写真を用意できなかった一刀は数万の兵達からお仕置きを受けたという
おまけ
『制服ともう一つの全裸』
城に着く前のこと
天和「そういえばその服かわいいね♪ 」
ライラ「フフッ!マリアちゃんからパクったんだ 」
貧乳に対してはちゃん付けするライラ
現在ライラはマリアからパクったフランチェスカの制服を着ていた。
一刀「あれっ?じゃあ、今のマリアって… 」
一方その頃
隊員「マリア副隊長は何処だ? 」
隊員「まだ事務所に帰ってないのかな? 」
多くの隊員達(男)がマリアが帰るのを待って事務所で待機しているが
マリア「(早く去りなさいよ!!) 」
当のマリアはライラに服を奪われて全裸なため事務所のロッカーに隠れていた。
マリア「(早く制服返しなさいよね!!) 」




