表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/137

海と遭難

一刀について少々ながらわかることがあります

カァッ!!


一刀「照りつける太陽 」


ザッパァーンッ!!


一刀「青い空、白い海とくれば、やっぱ海だよなぁ♪ 」


そう。今回一刀は海に来ていた


そんな一刀の目の前には


天和「きゃははっ♪ 」


地和「そ〜れっ! 」


人和「うふっ♪ 」


海ではしゃぐ数え役満姉妹である張三姉妹がいた。


もちろん水着姿であり、色違いのビキニを着ていた。


ちなみにいらないと思うが一応説明すると一刀も海パン姿である。


そんななか


ぶるるんっ♪


ぺたんっ…


ぷるんっ♪


一刀「うほーっ!!揺れまくるおっぱい(一人除く)サイコォーッ!! 」


一刀がそんなことを言ってると


ドカァッ!!☆ミ


地和「悪かったわね!!ちぃだけ胸がなくて!! 」


一刀「お…俺はまだ何も言って…!? 」


地和「まだ!!やっぱり言おうとしてたんじゃないの!! 」


自ら墓穴を掘ってしまう一刀であった。


天和「ねぇ人和ちゃん、海って楽しいね♪来てよかったね 」


人和「そうね。まぁ、あえて言うのなら… 」


そして人和は言った。


人和「ここが人気(ひとけ)のない孤島じゃなければよかったんだけどね 」


そう。海に来た一刀達だが


バァンッ!!


その場所は一つの小さな孤島であった。


何故こうなったのかというと…


数時間前


一刀「数え役満姉妹の付き人をやれって!? 」


地和「そうよ 」


いきなり一刀は張三姉妹によって数え役満姉妹の事務所に連れてこられてしまった。


地和「あんたが仕事しなくなってから何人かを付き人(使いっぱしり)にしたんだけどみんな数日くらいしかもたなかったのよ 」


それは彼女達の荒さが原因である


一刀が数え役満姉妹の付き人をやめた際、彼女達は新たな付き人を募集した。


最初は数え役満姉妹の付き人になれると喜んで多くの人が集まったのだが


天和「お腹空いた〜! 」


地和「冷たい水を持ってきなさいって言ったでしょ!! 」


人和「次の打ち上げの費用をお願いします 」


彼女達が付き人を濃き使いまくるため、今では志願者が激減していた。


地和「だからあんたが付き人やりなさい! 」


ビシッ!!


一刀に指を向けて叫ぶ地和だが


一刀「断る!! 」


一刀は即座に断った。


一刀「こっちは華琳から大量の仕事を命じられてるんだ!!付き人なんてごめんだね!! 」


地和「何ですって!!このーっ!! 」


天和「ちぃちゃん、落ち着いて!? 」


今にも一刀に殴りかかろうとする地和を止める天和


一刀「悪いが他をあたれ 」


一刀はそのまま去ろうとすると


人和「帰るんですか?構いませんけどそれは惜しいことをしましたね 」


人和が去り行く一刀に対してそう言った。


人和「新しい水着を買ったので海に行こうと思ったのですが私達だけじゃ不安だから護衛として付き人を雇おうと思ったんですけどねぇ 」


新しい水着


それを聞いただけで一刀の脳内に


マイクロビキニ、ハイレグ、V字スリングショット、トップレス姿の天和と人和が出現した。


人和「一刀さんが断るんじゃ誰か他の人に… 」


と人和が言った瞬間


一刀「誰が断ると言った!!仕方がないから俺が付き人をしてやるよ!! 」


あっさり手のひらを返すような反応をする一刀であった。


人和「(ちょろいですね) 」


天和「ありがとう一刀♪ 」


地和「しっかりやりなさいよね 」


その後、一刀は…


一刀「華琳、休暇をくれ!! 」


勝手に仕事を休むわけにはいかず、華琳に休暇をくれるよう頼むのだが


華琳「駄目 」


即座に拒否られてしまった。


一刀「何でだよ!!俺は天和達の護衛として行くんだぞ!! 」


と口ではこう言ってるが


一刀「(天和と人和の水着姿が見たいんだよ!!) 」


本音では下心丸出しであった。


華琳「(下心見え見えなのよ)駄目に決まってるでしょ。あなたが抜けたら隊員に負担が… 」


するとその時


バタンッ!!


兵達『お待ちください曹操様!! 』


大勢の警邏隊隊員(男)達が入ってきた。


華琳「な…何なのよあなた達!? 」


兵「是非隊長を数え役満姉妹の護衛として向かわせてください! 」


兵「我々のことなら大丈夫ですから! 」


隊員達がここまで言うため


華琳「わかったわよ。少しの間だけ向かいなさい 」


さすがの華琳も休暇を認めるしかなかった。


(はた)から見れば隊員に好かれる隊長


…のように見えるのだが


実は…


兵達『隊長、隊長が作った『かめら』で数え役満姉妹の写真をお願いします! 』


一刀「任せとけ!バッチリ撮影してきてやるぜ! 」


下心で結ばれる絆であった。


そして


ザッパァーンッ!!


一刀「ついに海へやって来ました! 」


一刀達は海へやって来た。


一刀が海を見てはしゃいでいると


天和「おまたせ一刀♪ 」


一刀「おほっ♪ 」


後ろから声が聞こえ、振り向いてみると


バァンッ!!


赤のビキニを着た天和


青のビキニを着た地和


黄色のビキニを着た人和がそこにいた


地和「は…恥ずかしいからあんまり見ないでよね 」


と言う地和だが


一刀「うほほーっ!!二人とも、その水着似合ってるぜ!! 」


一刀はそんな地和を無視し、天和と人和(の主に胸)を見つめまくった。


読者も予想できる展開なのだが


ドカァッ!!☆ミ


一刀「がはっ!? 」


地和「ふんっ!! 」


それでも地和は一刀を殴らずにはいられなかったのだった。


天和「一刀は相変わらずだね 」


人和「スケベは死んでも治らないといいますからね 」


そんな言葉は存在しない


天和「せっかく海に来たんだし、あそこに小舟があるからちょっと乗っていこうよ 」


地和「そうね 」


みんながたまたま近くにあった小舟に乗り込もうとすると


老人「海へ出てはいかーんっ!! 」


バッ!!


突然現れたじいさんが顔を大きくして怒鳴ってきた。


一刀「何なんだよじいさん!? 」


人和「何で海に出ちゃ駄目なんですか? 」


理由を聞いてみると


老人「最近よくこの付近で竜巻が発生してな、お前さんらが巻き込まれぬよう注意して… 」


老人は一刀達にそう言うが


パッ!


老人「ありゃっ!?奴らがいない!? 」


いつの間にか老人の目の前から一刀達の姿が消えていた。


一刀達は…


一刀「あばよじいさん! 」


バシャシャッ!!


老人が話をしている間に小舟で遠くに出ていた。


老人「こりゃ引き返せ!!儂の話を聞かなかったのか!! 」


一刀「悪いが俺の耳に老人の言葉は入らない 」


地和「ちぃ達なら大丈夫だし 」


天和「おじいちゃんまたね〜! 」


人和「(いいのかな?) 」


老人の忠告を聞かずに小舟で海に出る一刀達


そのバチが当たったのか


ザッパァーンッ!!


一刀「すごい波だ!?油断すると吐いちまうぜ!? 」


天和「風もすごく強くなってきたよ!? 」


地和「(かい・オール)が流された!? 」


人和「目の前に竜巻が!? 」


一刀達は竜巻に遭遇してしまい


ドッパァーーンッ!!


一刀達『うわぁーっ!? 』


竜巻にのみ込まれ、目を覚ますと孤島に着いていたのだった。


天和「それで少しでも気分をよくしようと思って海ではしゃいでみたけど 」


地和「改めてこの島にはちぃ達しかいないというショックが大きいわね 」


人和「ごめんなさい 」


真面目な人和はただ突っ込んだだけなのだが今回は駄目だったりする。


人和「私達が来た場所とは遠く離れてるし、泳いで帰れる距離じゃないわね 」


地和「荷物も竜巻で全部飛ばされちゃったし 」


天和「私達このままじゃ飢え死にするか、おばあちゃんになって一生を過ごすんだ〜!!お姉ちゃんそんなの嫌だよ〜!! 」


泣き叫ぶ天和


すると


一刀「仕方ない 」


スッ!


一刀は海パン姿の何処から取り出したのかわからないがマジックバッグを取り出すと


一刀「こいつでも食いな 」


一刀はバッグから赤い棒状の菓子を取り出した。


地和「こんなの持ってるならさっさと出しなさいよね!! 」


パシッ!!


地和は一刀から菓子を奪うように取り


人和「変わった菓子ですね 」


天和「何でもいいからいただきま〜す♪ 」


地和「ありがたく頂戴するわ 」


ぱくんっ!


菓子を三人で分けて口に入れた瞬間


ボオォーーッ!!


三人の口から炎が噴き出した。


天和「か〜ら〜い〜!? 」


人和「ゲホホッ!? 」


地和「ちょっと一刀!何なのよこれ!! 」


一刀「何なのって俺が作った激辛スティックだけど 」


実は一刀、火属性であるサラマンダーのご飯を作っていたため辛いものが平気だったりする。


ちなみに辛党の凪いわく『まだまだ辛味が足らない』とのこと


地和「こんなの食ったら喉を痛めちゃうじゃないの!!ゲホッ!! 」


人和「アイドルに辛いものは天敵なんです!! 」


苦しい思いをする三姉妹であった。


天和「そうだ一刀、魔法使いなら水を割って道を作ることできないの? 」


一刀「できるわけないだろ 」


いくら魔法だって限度がある。


ちなみに一刀は泳げず、海底に着地することはできるが一度呼吸してしまうと浮かび上がることができず、溺れてしまうのだ。


するとその時


♪〜♪〜♪


地和「ねぇ、何か聞こえない? 」


天和「そういえば音楽のようなものが 」


人和「もしかして人がいるのかも! 」


一刀「おいおい、待てって!? 」


突如流れてきた音楽を聞き、移動を開始する数え役満姉妹と一刀


だがこの時、誰もが忘れていた。


一刀が空飛ぶ箒を持っていることを!!


持ち主である一刀自身もすっかり忘れていたりする


おまけ


『残されてと追いかけて』


一刀が海に着いて数時間が経過した頃


ライラ「あ〜あ、僕もダーリンと海に行きたかったな 」


マリア「あんたはモンスター探知係なんだから国から離れちゃダメでしょ 」


というわけでライラは警邏隊事務所でマリアと共に留守番させられていた。


ちなみに凪達三人は警邏に出ていた。


ライラ「決めた!僕も海に行く! 」


勝手にそう決めたライラは事務所から出ようとするが


マリア「そうはさせるかぁーっ!! 」


ぐいいっ!!


ライラ「みぎゃぁーっ!? 」


マリアにスリングショットを引っ張られ苦しんだ。


そして


マリア「てぇいっ!! 」


すぽっ!!


ライラ「あぁんっ!! 」


マリアはライラのスリングショットを脱がして裸にした。


マリア「あんたの一張羅は封じさせてもらうわ。これで外には出られない 」


ライラ「うぐぐっ… 」


スリングショットに悪魔払いの術をかけライラが触れられないようにするマリア


一刀には裸を見られても平気なライラだが、最近では一刀以外の男には見られるのを嫌っていた。


これでライラは事務所から出られない


ところが


ライラ「そっちがそうくるなら… 」


マリア「えっ? 」


ライラ「こっちはこうしちゃうもんね!! 」


マリア「なっ!? 」


ドタバタンッ!!


事務所の中で何かが暴れるような音がした後


ガチャッ!


ライラ「待っててねダーリン♪ 」


ダッ!


事務所からフランチェスカの制服を着たライラが飛び出し


事務所の中には


マリア「あ…あいつ、せめて下着くらい返しなさいよ!! 」


服はおろか、下着と杖すらもライラに奪われ全裸となったマリアがいた。


とその時


兵「マリア副隊長、警邏の報告です 」


マリア「ひっ!? 」


警邏隊隊員が事務所にやって来てしまい、必死で隠れるマリアであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ