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グレムリンと最高傑作

以前出てきたグレムリンがついに本格登場です

カチャカチャッ!


真桜「よっしゃ!できたで 」


警邏隊副隊長・李典こと真桜


発明が趣味で兵器や人形をよく作る


真桜「名付けて『全自動撮影機』!こいつを使えば本物そっくりの絵が撮れるわけや♪ 」


わかりやすく言うとカメラである


真桜「この世紀の大発明を早くみんなに見せなあかんな! 」


そして真桜が皆を探してみると


真桜「おっ!早速凪と沙和を発見や 」


同じ警邏隊副隊長である凪と沙和を発見し


真桜「おーい二人共、ウチったらすごいもんを… 」


早速自慢しようと二人に近づく真桜であったが


沙和「隊長、それは何なの? 」


凪「変わった形ですね 」


真桜「へっ? 」


二人は一刀が持っている何かに注目していた。


そんな一刀が手にしていたのは


一刀「こいつか?こいつはマジックカメラってもんだ 」


インスタントカメラのようなものであった。


沙和「かめら? 」


一刀「こいつは魔力さえ補充しとけば… 」


カチッ!


パシャッ!!


凪「うわっ!? 」


ふいに一刀が凪目掛けてシャッターを切ると


ガーッ!!


カメラから一枚の写真が出てきた。


一刀「フィルム無しで写真が取り放題っていう優れもんなのさ 」


そう言いながらカメラから出てきた写真を二人に見せる一刀


沙和「わぁーっ!?凪ちゃんそっくりなの!? 」


凪「こ…これが私ですか!? 」


出てきた写真に対して驚く二人の後ろで


真桜「(んなアホな!?) 」


真桜が激しく驚いていた。


何故ならば真桜が作ったカメラは全自動とは名ばかりの手動式カメラで対象となる物が絶対に動いてはならないという厄介なもの


それに対して一刀のカメラはまさに全自動であったからだ


真桜「(まさか隊長がウチ以上の発明家…) 」


沙和「隊長ったらすごいなの!? 」


凪「まさか隊長がこのような不思議な物を作れるだなんて!? 」


一刀を高く評価する二人であったが


一刀「俺に不可能なんてない!こんなものいくらでも作れる! 」


一刀「…と言いたいところだけど、実はこれを作ったのは俺じゃないんだ 」


凪「えっ!? 」


沙和「高く評価して損したなの〜!! 」


真桜「(なんやねん!?) 」


一刀「俺が作れるのは精々これくらいだな 」


スッ!


凪「それは何ですか? 」


一刀が取り出したのは一見普通のサングラスであったが


一刀「こいつは名付けて『バストスカウター』!こいつをかけて女体を見るだけでそのバスト数値を測定してくれる優れものだ! 」


カチャッ!


そう言いながら一刀はスカウターを装着し


ピピピッ!!


一刀「ふむふむ。凪のおっぱいサイズは8… 」


凪を凝視しまくる一刀であったが


ドガバキンッ!!☆ミ


凪「私の胸を勝手に測定しないでください!! 」


沙和「こんなものは破壊してやるなの! 」


パキンッ!!


一刀「あーっ!? 」


凪にボコられたあげく、スカウターまで破壊され踏んだり蹴ったりな一刀であった。


一刀「と…とにかく、さっきのカメラだが、作ったのはこいつらだ 」


スッ!


話を無理矢理戻した一刀は黒の召喚リングを取り出すと


一刀「いでよグレムリン! 」


パァッ!!


九番目の召喚獣であるグレムリンを呼び出した。


その姿は…


キキィッ!


チキチィッ!


某カードゲームで有名なクリ〇ーに小さな角と小さなコウモリの翼がつけられた姿ともう一匹は同じ姿にリボンがつけられていた。


グレムリン


闇属性のモンスターで悪魔族に分類されるが魔力がデビバットより低く、単体では役に立たない。能力は手先が器用というだけの雑魚モンスターである


ちなみに作中で明らかにされている召喚獣の属性は


無属性…ミノタウロス、フィーネ(エルフ)、ユニコーン


火属性…サラマンダー、ケルベロス


水属性…スライム


光属性…スフィンクス


地属性…アイアンゴーレム


風属性…以蔵(鎌鼬)、グリフォン


闇属性…グレムリン


である。


凪「この小さなモンスターが先程の発明を 」


沙和「かわいいなの♪ 」


じぃーっ!


二人がグレムリンをじっと見つめると


キキィッ!?


チキチィッ!?


サッ!


二匹は一刀の背に隠れてしまった。


一刀「こいつら恥ずかしがり屋なんだよ 」


ちなみに名前と性別があり


『キキィッ』と鳴いているのがオスのグレム


『チキチィッ』と鳴いているのがメスのムーリンである(一刀命名)


一刀「こいつらは材料さえあれば大抵のものなら作れるのさ 」


凪「成程 」


沙和「真桜ちゃんには絶対に作れないものを作れるなんてすごいなの 」


沙和がそんなことを言うと


真桜「ウチには絶対に作れらへんもんかいな 」


バァンッ!!


凪・沙和『うわぁっ!? 』


沙和の言葉でショックを受けた真桜がいじけながら現れた。


真桜「そりゃウチのは全自動と言いながら手動式のもんが多いインチキやしなぁ〜… 」


沙和「ま…真桜ちゃん… 」


落ち込みながら更にショックを受ける真桜


真桜「くぅっ!!ウチから発明を取ったらウチにはもう乳しか存在感がないやんか!! 」


真桜がそんなことを言うと


一刀「何を言ってるんだ真桜!お前には乳さえあれば十分じゃないか!! 」


もみもみんっ♪


背後から現れた一刀が真桜のおっぱいを揉みまくるが


ドガバキンッ!!☆ミ


真桜「何を勝手にウチのおっぱい揉んどんねん!! 」


一刀「ぐふぅっ!? 」


やはり一刀はボコられてしまった。


すると


真桜「よっしゃ!ウチは決めたで!こうなったらグレムリンには絶対に作られへん発明を作ったる! 」


グレムリンへの対抗意識を燃やす真桜


凪「本気か真桜!? 」


沙和「無茶はダメなの!? 」


真桜「うっさい!!これは発明家としての意地や!!明日までにはグレムリンには絶対に作られへんすごいもんを作ったるからな! 」


そう言いながら真桜は去っていった。


一刀「大丈夫か真桜 」


キキィッ?


チキチィッ?


それからあっという間に明日になり


真桜「できたで!! 」


布を被せた何かを用意した真桜が一刀達を呼び集めた。


凪「真桜は一体どんなものを作ったのだろうか? 」


沙和「結局教えてくれなかったなの 」


一刀「さてさて 」


皆が期待して見るなか


真桜「これぞウチの最高傑作! 」


バサァッ!!


真桜が布を外すと


そこには…


バァンッ!!


小さな一刀人形があった。


一刀「俺? 」


凪「隊長ですね? 」


沙和「これのどこが発明なの?手芸なら沙和の方が得意なの 」


皆が不思議がるなか


真桜「こっから先がすごいんやって♪ 」


スッ!


真桜は得物である螺旋槍を構えると


真桜「隊長のバカタレーーッ!! 」


ギュルルウゥーーッ!!


叫びながら人形目掛けて螺旋槍の一撃を繰り出した。


一刀「ま…真桜!? 」


凪「人形とはいえ隊長に何てことを!? 」


沙和「かわいそうに、今の一撃で人形は… 」


ボロボロにされた


誰もがそう思っていたが


ぐぐっ!!


ぽんっ!!


何と!?人形は少し凹んだ(へこんだ)だけであり、その凹みもすぐに直ってしまった。


真桜「どや!これぞウチの最高傑作『隊長型苛つき発散人形』や 」


ようするにストレス解消のできる人形である。


凪「すごい発明じゃないか!? 」


沙和「あの一撃を食らいながら全然平気だなんてすごいなの!? 」


真桜「ウチの発明はすごいやろ! 」


二人は真桜の発明を高く評価するが


一刀「こらぁーーっ!! 」


一刀一人が抗議した。


一刀「何が隊長型苛つき発散人形だ!勝手にこんなもの作るな! 」


真桜「別に呪いがかけられるわけやないからいいやん 」


一刀「ダメだ!!だいたいそんなのが広まるわけ… 」


ところが


真桜「それがこれと同じもんを他に四つ用意したんやけど実演してみたら欲しい言うからあげたんやで 」


一刀「えっ!? 」


その真桜が与えた四つの人形はというと


華琳「一刀のお馬鹿ーっ!! 」


春蘭「死ね北郷ーっ!! 」


桂花「これでも食らいなさい!! 」


マリア「一刀の馬鹿ーっ!! 」


華琳、春蘭、桂花、マリアの手に渡り


ストレス解消として役立っていた。


確かにこれは一刀を主人として扱うグレムリンには絶対に作れない発明であった。


真桜「この残る一体はウチらで共用しよか♪ 」


沙和「賛成なの! 」


凪「異議なしだな 」


一刀「やめてぇ〜!? 」


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