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苦戦する恋と愛紗が見たもの

益州へと向かう劉備軍


だが、目の前に益州が見えたところで上級モンスターのオーガ・ロード率いるオーガ達が劉備軍を襲撃し、劉備軍が窮地に陥ったその時!


董卓軍所属の呂布こと恋が現れ劉備軍の助太刀としてオーガ・ロードに挑んだ。


さて劉備軍に最大の窮地が発生するなか


唯一モンスターと戦えられる存在である魔法使いの一刀はというと…


一刀「爆乳がこんなに♪ここはおっぱい天国だぁ〜♪ 」


モンスター・マッドハットが繰り出す幻術にまんまと引っ掛かり、一人幻術の中にいるのだった。


そんな一刀は置いといて


オーガ・ロード「テメェ、人間にしてはなかなかの強い気を感じるが、果たしてこの俺に勝てるかな 」


何しろオーガ・ロードは魔法使いが挑んだところで返り討ちに遭うケースが高い


いくら三国最強の武力を持つ恋とて勝てるかどうかわからなかったのだが


恋「…知らない。でも恋、頑張る 」


勝率は恋ですらもわからない


だが恋は戦うしかなかったのだった。


オーガ・ロード「フッ!俺に挑んだことをあの世で後悔しやがれ!! 」


ブォンッ!!


そして戦いが始まり、オーガ・ロードは恋に拳を繰り出し


ガッキィーーンッ!!


恋は得物の戟でオーガ・ロードの攻撃を受け止めた。


普通ならば戟は破壊されてしまうのだが


恋「…腕、痺れた 」


戟は破壊されていなかった。


というのも


オーガ・ロード「(こいつ、俺の攻撃が当たる直前に力の込め具合を変えることで得物の破壊を逃れたわけか、呑気そうな顔をしてやがるが大した奴だぜ) 」


オーガ・ロードの思っていることは当たっていた。


まぁ恋の場合、頭で考える前に体が動いてしまったのかもしれないが


恋「…次、恋の番 」


スッ!


恋は戟を構えると


シュバッ!!


オーガ・ロード「おっ! 」


恋は大柄な体を持つオーガ・ロードの足元に入り


ドカカカッ!!


ひたすら足を攻撃しまくった。


オーガ・ロード「こなくそっ!! 」


ブォンッ!!


オーガ・ロードは恋を振り払おうと攻撃を繰り出すが


サッ!


一旦恋はオーガ・ロードから離れることで攻撃を避け


シュバッ!!


ドカカカッ!!


再び接近し、オーガ・ロードの足を攻撃しまくった


一体恋は何をしているのか?


数名のものが頭に?を浮かべるなか


星「成程。呂布よ、やるではないか 」


一部の武将は恋の狙いに気づいた。


恋の狙い


それは…


ぐらりっ!!


オーガ・ロード「うおっ!? 」


ズッシィーーンッ!!


大柄なオーガ・ロードの足を集中攻撃することで倒すことが目的であった。


星「体の大きな者ほど倒されれば脆いもの 」


愛紗「それを一瞬で判断するとは、さすがだな呂布 」


恋「…恋、頑張る 」


ギュッ!


恋は戟を強く握りしめると


恋「…とどめ! 」


オーガ・ロードにとどめを刺すべく向かっていった。


オーガ・ロードでさえも恋には敵わない


劉備軍の誰もが恋の勝利だと思ったその時!


オーガ・ロード「甘いぜ! 」


スッ!


恋「…!? 」


ガシィッ!!


倒れていたはずのオーガ・ロードが突然立ち上がり、恋の顔をつかんだ。


オーガ・ロード「頭の悪い並のオーガなら繰り出そうとした一撃で仕止めただろうよ。だが… 」


そして


オーガ・ロード「オーガの中のロード(王)である俺はテメェなんかの策なんて見え見えなんだよ!! 」


ドガガガーーッ!!


オーガ・ロードは恋をつかみながら恋を地面に引きずりまくった。


そう。オーガ・ロードは恋の策を見抜き、わざと隙を見せたのだ。


愛紗「りょ…呂布!? 」


恋「…恋、油断した 」


オーガ・ロードの攻撃により既にボロボロな恋


そんな恋に対して追い討ちをかけるがごとく


ドスンッ!!


恋「…がはっ!? 」


オーガ・ロード「所詮。俺達モンスターに人間ごときが勝てるわけねぇんだよ!! 」


めきめきっ!!


オーガ・ロードが恋の背中を踏みつけた。


愛紗「貴様っ!! 」


バッ!


愛紗は得物を破壊されたにもかかわらず、恋の危機を黙って見ておれず向かっていくが


ガシィッ!!


愛紗「ぐっ!? 」


オーガ・ロード「そんなに共に死にたきゃ仲良くブッ殺してやるぜ! 」


めききっ!!


愛紗「が…ががっ!? 」


愛紗は再びオーガ・ロードに頭をつかまれ握りしめられた。


桃香「愛紗ちゃん!?ど…どうすればいいの!? 」


愛紗の危機に何かしたい桃香であったが、何もすることができなかった。


そんななか


朱里「はわわっ!?一刀さん、目を覚ましてください! 」


雛里「あわわっ!?皆さんの窮地なんでしゅ!? 」


軍師の二人は魔法使いである一刀ならば何とかできると考え、必死に叫ぶが


一刀「何だか貧乳が言ってるようだけど聞こえないもんね。おぉっ!!あっちにも爆乳が!! 」


マッドハットの幻術により一刀に声は聞こえなかった。


だが


ピキィッ!!


貧乳扱いに二人はキレ


朱里「こうなったら首を切り落としてこの妙な帽子を外しましょう 」


雛里「それより、この岩を頭にぶつけようよ 」


ゴゴゴッ…!!


普段非力な二人の何処にそんな力があったのか?


物騒なことを言いながら大きな剣と大きな岩を持ち上げながら二人は一刀に迫った。


だがその時


風「お二人とも、怒る気持ちはわかりますが暴力はいけませんねぇ 」


風が二人を止めてくれた。


風「ここは風に任せてください 」


スッ!


そう言って風は一刀に近づくと


風「お兄さん、おっぱいを見るだけでいいのですか? 」


ぴくんっ!!


この風の言葉に一刀はわずかながらも反応した。


風「目を覚ましなさい。こちらにくればおっぱいを見たり、揉んだり、挟んだり、吸えたりできますよ。それに比べてそちらは見るだけです 」


ぴくぴくっ!!


風の言葉に一刀は少しずつ反応していき


そしてとどめとして!


風「今すぐ目を覚ませば関羽(愛紗)さんがおっぱいを自由にしてもいいと申してますよ 」


愛紗「だ…誰がそのようなことを… 」


否定する愛紗だが、もはや一刀の耳には入っておらず


一刀「おっぱいーっ!! 」


ぬばぁっ!!


ゲゲッ!?


一刀は自身でマッドハットを外した。


ぽーいっ!!


ゲゲーッ!?


キランッ☆


そして一刀はマッドハットを遠くへ投げ捨てると


一刀「関羽さんのおっぱいーっ!! 」


おっぱいを好きにすべく、愛紗を探そうとするのだが


一刀「あぁっ!? 」


バンッ!!


その愛紗はオーガ・ロードに痛め付けられていた。


一刀「オーガ・ロードめ、よくも関羽さんを!嫌だがこの状況を打破するにはあれしかない! 」


マッドハットによって魔力を半分近く吸い取られてしまった一刀はまともな魔法が使えない


そんな一刀ができた手段は…


一刀「と、その前に… 」


スッ!


一刀は懐から手榴弾の形をしたものを取り出すと


一刀「真桜作、暴徒鎮圧用の煙玉だい!! 」


ぼわんっ!!


オーガ・ロード「なっ!? 」


煙玉を炸裂させ、辺りを見えなくした。


桃香「けほけほっ!?煙で何も見えないよ!? 」


もちろん煙幕は劉備軍に対しても有効であり、オーガ軍と共に苦しんでいた。


そんななか


オーガ・ロード「けほほっ!? 」


パッ!


愛紗「うわっ!? 」


オーガ・ロードは煙玉に怯み、つかんでいた愛紗を離してしまった。


だがその時、煙幕の中でありながら愛紗は見てしまったのだ。


バチバチィーッ!!


愛紗「えっ!? 」


一刀が魔力で黒い鍵のようなものを作り出していたのを


一刀「何とかギリギリ作れたぜ!うまくいってくれよ 」


そして一刀は鍵を握り


一刀「オープン・ザ・ゲート!! 」


ガチャァッ!!


自分の胸に鍵を当て、改変呪文を叫びながらそのまま鍵を回した。


すると


ジャキンッ!!


一刀は髪が急に伸びて長髪になり、フランチェスカの制服が黒へと変わって肌の色が若干黒くなり、体に妙な模様が出現し、背丈も若干大きくなった姿へと変わった。


これは一刀が持つ個人魔術(オリジナル)・『魔導剣聖(ブレイド)』である


愛紗「(こ…これがあの変態なのか!?) 」


目の前で起きたことに驚く愛紗


一刀は皆を驚かせないため煙玉を使用したのだ。


剣聖一刀「さぁ、戦いを始めるぜ 」


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