脳内乳袋変態男と貧乳猫娘
この小説を書いているといつの間にか他の小説より長くなっています
魔法使いである一刀がこの世界にやって来てから数日が経過し、今日は初任務ということで呼ばれた一刀であったが
ボロリッ
そこにはボロボロの姿にされた一刀がおり
華琳「ふんっ!! 」
何故か華琳が怒っていた。
春蘭「(なぁ秋蘭、何故華琳様はお怒りで北郷はボロボロなのだ?先に言っておくが北郷がボロボロなのは私のせいではないからな) 」
秋蘭「(わかっているとも姉者、どうせ北郷がまた華琳様を怒らせることをしたのだろうよ) 」
実は読者も予想していたその通りである。
遡ること昨日の夜
一刀「ふ〜、一仕事終えた後の風呂は気持ちいいもんだぜ♪ 」
前話にて華琳から命じられた『何か仕事をする』を見事こなした一刀はボロボロになった体をきれいにするため風呂にやって来たのだが
一刀「しかしまぁ無駄にでかい風呂だな 」
この時、一刀は知らなかった。
実はこの風呂は…
華琳「あら、私の他に誰が入ってるのかしら? 」
バァンッ!!
華琳専用の風呂であり
一刀「か…華琳!? 」
タオルを巻いているとはいえ一刀は華琳と風呂場で遭遇してしまった。
さて、突然ですがここでクイズです
Qこのあと、一刀はどのような行動をするでしょう?
1、
一刀「ご…ごめん!!今すぐ出るから!! 」
と言って風呂場から去ろうとする。
2、
一刀「うひょーっ!!華琳の裸ーっ!! 」
と言ってじろじろ華琳を見まくる。
果たして一刀がとる行動は…
じーっ…
華琳「な…何よ!? 」
一刀は華琳をじーっと見つめると
一刀「何だ華琳かよ春蘭達ならよかったのに、ちぇっ! 」
ブチンッ!
一刀「安心しろ。俺はお前のようなまっ平らボディには興味ないからな 」
と、一刀が言った直後
華琳「だ… 」
バサッ!!
一刀「んっ? 」
華琳「誰がまっ平らですってこの馬鹿ーっ!! 」
ドガバキンッ!!☆ミ
一刀「げぎゃーっ!? 」
この時、あまりの怒りに華琳はタオルを落としてしまうのだが、怒りのあまりにそんなことは気にせず一刀をボコりまくるのだった。
ということで正解は
3の気にしないだったりする
ということが昨夜あったのだった。
華琳「んっ? 」
秋蘭「華琳様、どうかなさいましたか? 」
報告書を見て何かを気にした華琳は
華琳「ちょっと気になることがあってね。監督官を呼ぶ必要があるわ 」
春蘭「それでしたら私が…! 」
華琳「一刀、監督官を連れてきなさい 」
春蘭「か…華琳様〜!? 」
自ら志願したにも関わらずスルーされたことにショックを受ける春蘭
だが指名された一刀は
一刀「いや〜、行きたいのは山々なんだけど俺ってば誰かさんにボコボコにされちゃって動けないんだわ 」
ほじほじっ!
鼻をほじりながら命令拒否しようとする一刀
そんな一刀に対して華琳は
華琳「へぇ、そう。なら仕方ないわね 」
一刀にそう言うと
華琳「ならもっとボコボコにして動けなくしてあげるわ 」
ボキボキンッ!!
腕を鳴らしながら一刀にそう言うと
一刀「い…行ってきます!? 」
バビュンッ!!
お仕置きを恐れる一刀は直ぐ様向かうのだった。
華琳「最初から素直に動けばいいのよ 」
華琳、恐ろしい女である!?
秋蘭「あのぅ、ところで華琳様 」
華琳「なに? 」
秋蘭「北郷は監督官が誰なのか知っているのですか? 」
この秋蘭の質問に対し華琳は
華琳「そういえば知らないはずね。まぁ何とかなるでしょう 」
結構いい加減な発言をするのだった。
さて一方、そうとは知らない一刀は
一刀「くそっ華琳の奴め!魔法使いであるこの俺をこき使いやがって!あの貧乳ドリルめ、いつか必ず仕返ししてやるからな! 」
華琳に対して悪口を言っていた。
一刀「大体豊かなおっぱい見られて怒るならまだしもあんなまっ平らな胸板見られたくらいであそこまで怒るかよ!見られるのが嫌ならモザイクでも入れとけってんだ! 」
無茶を言うな
一刀「しかし監督官を呼んでこいって言われても誰が監督官なんだ? 」
今更ながらその事に気づく一刀
一刀「仕方がない。ちょっと面倒だけど大声で叫んで… 」
一刀がそんな迷惑にしかならない方法を実行しようとしたその時
一刀「! 」
一刀の視界に何やら計算をしている猫耳フードを被った女の子が入った。
一刀「(俺の勘があの人が監督官だと叫んでいるぜ!) 」
ダッ!
自分の勘を信じ、一刀は猫耳フードの女の子の方に近づいていき
一刀「あのぅ! 」
猫耳フード「んっ? 」
一刀の声に反応して猫耳フードの女の子は一刀の方を向くが
サッ!
猫耳フード「えっ? 」
一刀は猫耳フードの女の子をスルーして通り過ぎると
一刀「あなたが監督官ですね! 」
女官「えっ!? 」
ぼいんっ♪
その数メートル先にいたおっぱいが大きい女官に声をかけたのだった。
女官「あのぅ、監督官は私じゃなくてあの人ですけど… 」
猫耳フード「ふんっ! 」
一刀に監督官だと思われた女官は猫耳フードの女の子が監督官だと教えるが
一刀「それはありえない!あんな貧乳猫娘が監督官なわけない!豊かなおっぱいをお持ちのあなたが監督官に違いありません! 」
一刀は信じようとしなかった。
すると
スッ…
一刀の背後に猫耳フードの女の子が忍び寄り
猫耳フード「誰が貧乳ですってーっ!! 」
バッコォーンッ!!☆ミ
一刀「ぐぎゃんっ!? 」
手にしていた木簡(もっかん・木を短冊状にしたもの)で一刀を殴った。
一刀「いてぇな!?何すんだよ貧乳猫娘!! 」
荀イク「誰が貧乳猫娘よ!!私にはちゃんと荀イク文若って名前があるんだからね!この脳内乳袋変態男!! 」
女官「あらら…!? 」
互いに悪口を繰り広げる二人に女官も慌てるしかなかった。
一刀「マジでお前のような貧乳猫娘が監督官なのかよ!?華琳の奴め、自分が貧乳だから監督官も貧乳にしやがったな!! 」
荀イク「ちょっと待ちなさい!何であんたのような脳内乳袋変態男が曹操様の真名を呼んでるのよ!? 」
荀イクが指摘すると
一刀「そんなの許可されたからに決まってるだろ。馬鹿かお前? 」
カチンッ!!
荀イク「あ…ありえないわ!?優秀すぎる私ですら曹操様から真名を呼ぶ許可をもらってないのにこんなアホでブ男な脳内乳袋変態男に真名を教えるだなんて!? 」
ひどい言われようである
荀イク「ハハーン!さてはあんた、許可をもらったって私に嘘ついてるんでしょ 」
一刀「は? 」
荀イク「見てなさい!あんたが曹操様の真名を勝手に言ったって曹操様に知らせてやるんだから! 」
ダッ!
そう言うと荀イクはその場から去っていった。
一刀「何が何だかわからぬがあいつが勝手に華琳の所へ行くなら都合がいいな 」
ダッ!
そう言うと一刀は荀イクを追いかけて華琳の所へ向かうのだった。