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董卓の正体と異変

虎牢関にて気を失った一刀は恋によって董卓軍本陣に連れてこられてしまう


だがそこで一刀は自分と同じ魔法使いであるエリスと董卓軍の陣営と出会うのだった。


エリス「一刀さん、無事でよかったです 」


一刀「助かったぜエリス 」


ねねによるちんきゅうアッパーを食らい、再び気を失った一刀であったがエリスの回復魔法と自作ポーションにより体力と魔力を回復させた一刀


しかし一刀がつい余所見をしてちんきゅうアッパーを食らった理由が…


一刀「(それにしても俺はどうしたんだ!?貧乳に興味はないはずなのに何故反応した!?) 」


突然現れた月という小柄で貧乳な少女を見てつい反応したからであった。


一刀「(うぅむ!?一応未来予測眼を発動させてみたが季衣みたいに将来的に巨乳になるわけでもないのに!?) 」


華琳や桂花、地和、ねねならば馬鹿にしまくる一刀だが何故か彼女に対してはその気になれなかった。


月「あのぅ、お怪我はありませんか? 」


一刀「べ…別に大丈夫です!? 」


それどころかまるで目の前に高貴な人がいるような態度をとる一刀


こんなこと、魔法世界で一番偉いとされる教皇の前でさえ見せたことのない反応であった。


一刀「そういえば董卓は何処にいるの? 」


エリス「えっ? 」


一刀「董卓さえ連合軍に引き渡せば君達は見逃してもらえるよう頼んであげるからさ 」


一刀がそう言った直後


詠「この馬鹿ぁ!!月を引き渡せって何を言ってるのよ!! 」


ぐいっ!!


一刀の胸ぐらを引っ張る詠


一刀「えっ!?俺は董卓を引き渡せって言っただけで、そこにいる女の子を引き渡せだなんて…、まさか!? 」


エリス「はい。こちらにいる月さんが董卓なんです 」


バァンッ!!


衝撃を受ける一刀


何故なら聞いた話じゃ董卓は霊帝という人物を殺した悪人だから連合軍を作って倒してしまおう


という話なのに目の前にいる董卓は一刀以外が見ても殺人するような極悪人には見えなかったのだから


つまり


一刀「誰かが嵌めたわけか!となると犯人はスーパードリル(麗羽)だな!許さねぇぜ!! 」


事件の様子を大体知った一刀


一刀「そういえばエリスは何でこの世界にいるんだ? 」


ここでようやくその話題に入ったのだった。


エリス「実はですね… 」


エリスは全てを話した。


今から数日前、魔法世界で自分を含めたマリア達5人は一刀が来る際に使った魔方陣でやって来たのだが空間の中ではぐれてしまい


エリスが空間の中から飛び出した先がここ洛陽であり、そこでエリスは董卓軍のみんなと出会う


だがエリスの優しさを知った董卓軍は彼女を受け入れ、エリスも皆を守るために董卓軍に入った。


ところがその数日後、麗羽の広げた法螺話によって月が悪人とされ、エリスも戦いは嫌いであったが皆を守るため仕方なく戦うことを決意したのだった。


エリス「わかりましたか一刀さん? 」


一刀に全てを話し終えるエリスであったが


一刀「ぐがーっ… 」


当の一刀は座りながら寝ていた。


エリス「一刀さん!!何を寝てるんですか!! 」


一刀「わっ!?すまない。俺ってば難しい話を聞くと眠る性格でな 」


その性格のせいで軍議の度に寝てしまい、華琳から制裁を受け続けていた一刀


エリス「もうっ!!もう一度最初から話しますから今度は起きててくださいね!! 」


一刀「は…はい!? 」


普段は大人しいエリスであったが


怒るとマリア並に怖かったりする。


エリス「いいですか。実は… 」


そしてエリスが再び話そうとしたその時!


パシンッ!!


エリス「えっ? 」


パシンッ!!と叩く音が聞こえてきた。


もちろんエリスが一刀を叩いたわけではない


その音を出したのは…


霞「あかん、逃げられてもうたがな 」


恋「…恋も 」


霞と恋であり、二人は(ハエ)を叩いていた。


エリス「いいですか一刀さん。話の続きです 」


特に気にする必要もないと話を続けるエリスであったが


実はこの時、既に異変が起きていたのだった。


それから少しして


エリス「というわけなんですよ 」


一刀が眠らぬよう見張りながら話を終えたエリス


一刀「成程。やはり全てはスーパードリルのせいだったわけか、わかった。俺が戻って無実を説明してやるよ 」


エリス「ありがとうございます一刀さん 」


だがこの時、一刀はもしそんなことをすれば最悪の場合、反逆罪になることに気づいていなかった。


すると


ドォンッ!!


一刀「な…何だ!? 」


今度はドォンッ!!という音が聞こえ


音の出所を探してみると


恋「…袁紹、許さない!! 」


恋が壁を叩いていた。


恋「…無実の月を嵌めるだなんて奴は絶対殺す!! 」


ねね「れ…恋殿、どうしたのですか!? 」


ねねが怯えるくらい怒りまくる恋


すると


霞「せやな恋!ウチも奴らを殺しに行くで!! 」


霞までもが参戦した。


詠「ちょっと!どうしたのよあんた達!? 」


ねね「お待ちくだされ恋殿!? 」


ババッ!!


二人の前に出た詠とねねが立ち塞ぐが


霞「どかんかい!! 」


恋「…ねね、邪魔 」


ドンッ!!


詠「がっ!? 」


ねね「れ…恋殿!? 」


二人は詠とねねを突き飛ばすと


霞「行くで恋!! 」


恋「…うん。袁紹を殺す!! 」


そのまま連合軍のいる方へ向かっていった。


月「霞さん!?恋さん!? 」


もはや月の言葉は二人には入らなかった。


一刀「おいエリス、これってもしかして!? 」


エリス「えぇ、手口が悪魔族のやり方に似ています 」


人間ならば誰にでもある感情・喜怒哀楽


それを利用するのが悪魔族の手口であり、今回と似ていた。


一刀「(デビバットの仕業か?いや、あいつはこんな作戦を使えるほど能力は高くないはずだ) 」


確かにデビバットの能力では不可能に近かった。


では一体誰が!?


一方その頃


デビバット「はぁいっ!ファン読者の皆さんお久し振り♪悪魔族のルーキー・デビバットです! 」


お前なんかにファンなんていないだろう


デビバット「しかし俺っちから金目のものをふんだくった袁紹と憎き北郷一刀が一緒にいるだなんてねぇ、こいつは都合がいい♪董卓軍を利用して奴らを殺してやるぜ!何せ今の俺っちには… 」


デビバットが後ろを見ると


デビバット「悪魔将の一人・ベルゼバブ様がいるからな! 」


ベルゼバブ「ブブブーンッ 」


ハエの姿をした悪魔・ベルゼバブがいた。


エルフの王の娘・フィーネを救った恩でエルフの国への入国許可をもらった一刀


だが一刀が教えた出鱈目な教育の結果…


エルフ王「な…何だこれは!? 」


エルフ王は最近のエルフに対する評判を聞いて驚いていた。


何故ならば…


『男のエルフが全裸で迫って困ってる。エルフは変態だ』


『女のエルフがおっぱいを突き出してくる。最高だけど変態です』


エルフ=変態


という評判が多かった。


エルフ王「こんなことになったのも全てはあの男のせいだ!!奴を殺せ!! 」


普段は温厚なエルフ王が珍しく怒った瞬間であった。


そして


エルフ達『北郷一刀を発見しだい殺す!! 』


エルフ達が一刀を殺そうと動くなか


フィーネ「一刀さん… 」


一刀を心配するフィーネはある行動をするのだった。

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