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ブリュブリュクッションと春蘭の危機

虎牢関の戦いにおいて袁紹軍30万が呂布一人に敗北してしまい、すっかり呂布恐怖症となった麗羽


そして麗羽は敵討ちとして親友(自称)の華琳に向かわせ、仕方がなく華琳は春蘭達を虎牢関へ向かわせた。


その後、華雄を催眠術で尋問した結果、やはり董卓軍に魔法使いがいるという華琳の考えは的中し、一刀は春蘭達を救いに行くも魔力切れのため繰り出した豊胸無双をたまたま飛び込んできた雪蓮に繰り出し、強化した一刀は箒に乗って一人で虎牢関へ向かうのだった。


華琳「あのバカ、一人で向かっちゃ意味がないじゃないの!!みんな、今すぐ兵を集めて虎牢関へ向かうわよ! 」


一刀を追いかけ、虎牢関へ向かう華琳達


一方その少し前の頃、先に虎牢関へ向かっていた春蘭達は…


春蘭「あれが呂布か、怪物を数十匹倒したと聞くからどんなごつい奴かと思えば弱そうな見た目だな 」


秋蘭「姉者、見た目で判断するなよ 」


霞「おっ!恋、次の相手が来よったで 」


恋「…待ちくたびれた 」


バァンッ!!


虎牢関にて呂布(恋)、張遼(霞)と対峙していた。


桂花「バカ(袁紹軍)のとこが呂布一人相手に全滅したとは聞いたけど本当だったのね!? 」


てっきり負けた麗羽のホラ話かと思っていた桂花


春蘭「桂花、お前がいると邪魔だ!軍師であるお前は下がっていろ! 」


桂花「何よ!! 」


確かに相手が大勢ならともかく、たった二人ならば戦略はいらないであろう。


一方


恋「…霞、あの中に魔法使いいる? 」


恋がわくわくしたような感じで霞に尋ねるが


霞「おらんな 」


霞にはっきりと言われてしまった。


恋「…つまらない。今度こそあの子と同じ魔法使いに会えると思ったのに 」


余程魔法使いに会いたかったのかショックを受ける恋


すると


春蘭「さっきから聞いていれば貴様、私より北郷に興味があるのか! 」


秋蘭「姉者!? 」


桂花「馬鹿…!? 」


よせばいいのに春蘭が魔法使いの名前(=一刀)を言ってしまった。


恋「…北郷?それが魔法使いの名前? 」


春蘭「そうだとも!奴は我が軍にいる 」


余計なことを言いまくる春蘭


恋「…だったらお前を倒して次こそ魔法使いに来てもらう 」


春蘭「フンッ!やれるものならやってみろ! 」


そしていつの間にか春蘭対恋の戦いが始まるのだった。


霞「恋は暇せんでえぇなぁ、ウチは今回も見てるだけかいな 」


暇そうにする霞であったが


秋蘭「張遼、ならば私が相手をしてやろう 」


スッ!


目の前に弓を構えた秋蘭が現れると


霞「おおきに!今回は暇せんですみそうやわ 」


スッ!


得物の飛龍偃月刀を楽しそうに構えるのだった。


一方


兵士「あのぅ荀イク様、我々は一体… 」


桂花「うっさいわね!!私達はこの場で待機!何かあったら無理矢理にでも二人を連れ戻すわよ 」


取り残されてしまった桂花と兵士達であったが


実はこの時!


兵士「(呂布を倒すのは今が好機だ) 」


スッ…


皆にバレぬよう。密かに弓を構えている兵士がいたのだが桂花は気づいていなかった。


そして


キンキンッ!!


春蘭「くっ!?さすがは呂布、噂に違わぬ強さだな 」


春蘭が恋と互角に戦っていた。


原作では愛紗、鈴々、星の三人がかりでさえ恋を倒すことができなかったのに対し、春蘭は一人で互角並みに戦っていた。


恋「…お前、強い。何で? 」


恋が春蘭に聞くと


春蘭「聞いて驚くな!私は怪物相手に鍛練を重ねてきたのだ! 」


そう。実は洛陽に来る前から春蘭は怪物相手に鍛練を重ねていた。


それは凪達が仲間になってから数日の頃


一刀「モンスター相手の鍛練をしたいから手を貸してくれだって 」


春蘭「そうだ。何でも今回の戦いにおいて『ごぶりん』という怪物が出たそうではないか、対策として鍛えたいのだ。協力しろ! 」


春蘭が一刀に向かって言うと


一刀「仕方がないなぁ、だったらおっぱいを揉ませて… 」


交渉材料としておっぱいを揉もうと企む一刀であったが


秋蘭「待て北郷、それはダメだが代わりにあの事を華琳様に黙っておいてやろう 」


一刀「あの事だと?フッ!そう言うけど俺に弱味なんて… 」


秋蘭「あれは数日くらい前だったか、玉座に… 」


秋蘭がそう言うと


一刀「し…仕方がないなぁ!?今回は無償で協力してやるよ!? 」


春蘭「秋蘭、お前、何を知ってるのだ? 」


秋蘭「姉者は知らぬ方がよい 」


実は秋蘭、一刀の弱味を握っていた。


それは数日くらい前


前日の戦い(凪達が仲間になった時)で何とか助かった一刀であったが


あんな危険な目に遭ったのは華琳のせいだと逆恨みし


一刀「フフフッ!玉座にブリュブリュクッションを仕掛けてやる。これで華琳は笑い者だ♪ 」


ブリュブリュクッション


それはブーブークッションのようなイタズラグッズである。


実はこの時、秋蘭がこっそり見ていたのだった。


当初は華琳に報告しようとも考えたが


秋蘭「(いつか北郷を脅す材料になるな) 」


と思って黙っていた。


そしてその結果


ブリュブリュッ!!


華琳「きゃっ!? 」


華琳は盛大に鳴らしてしまった。


華琳「こんなことするのは一刀でしょ!! 」


一刀「俺がやったという証拠でもあるのか? 」


華琳「くっ!? 」


証拠がなければ華琳とて一刀を責めるわけにはいかない


ちなみにこの時、一刀はいつもと変わらぬ表情であったが


内心では…


一刀「(ぶひゃひゃっ!!ひ…引っ掛かりやがった馬鹿野郎!!) 」


大爆笑であった。


一刀「読者の皆さん、華琳には絶対バラさないでね!? 」


春蘭「秋蘭、北郷は何を言ってるのだ? 」


秋蘭「姉者、私が何でも知っていると思ってるなら大間違いだぞ 」


とにかくバラさないでください


一刀「と…とにかく!召喚獣でよければ相手していいぜ! 」


春蘭「おうっ!! 」


それから数日間、春蘭は一刀が呼び出したミノタウロス相手に鍛練を重ねてきた。(しかし、その後、強敵と戦うことはしばらくなかった)


春蘭「呂布よ!貴様の一撃は確かに重いがミノ…ミノタロウに比べれば軽いわ!! 」


ブォンッ!!


攻撃してきた恋を弾く春蘭


すると恋は


恋「…よかった。こんなに強いなら本気出せる 」


ぐっ!!


戟を握りしめて構えると


ゴォッ!!


春蘭「な…何だこれは!? 」


春蘭が驚くくらいの気を放った。


霞「恋、あいつからもろた力をまた使う気やな。まぁさっきの戦いじゃ一部しか使とらんし、恋なら大丈夫やろ 」


秋蘭「なにっ!? 」


すると


シュッ!


春蘭「なっ!? 」


恋は素早く春蘭に迫り


ブォンッ!!


春蘭目掛けて戟を振るってきた。


春蘭「こ…このっ!? 」


スッ…


何とか剣で攻撃を防ごうとする春蘭であったが


ガッキィーーンッ!!


春蘭「うわぁーっ!? 」


攻撃は防いだものの、衝撃でぶっ飛ばされてしまった。


秋蘭「姉者!? 」


霞「おっと!よそ見しとる場合やないで! 」


秋蘭「ちっ!? 」


春蘭を助けに行きたい秋蘭であったが霞がそうはさせなかった。


春蘭「(こいつ本当に人間か!?力だけならミノタロウ並みではないか!?) 」


それに付け加えて恋には早さがあり、総合力ならばミノタウロスを上回る程であった。


恋「…恋、まだまだ本気じゃない。早く立つ 」


あれで本気ではない


その事に驚く春蘭


だがこの時!


兵士「(呂布め、覚悟しろ!) 」


ぐぐっ…


恋の隙をつき、一人の兵士が弓を構えたが


桂花「ちょっとあんた!?何してるのよ!! 」


兵士「うわっ!? 」


シュッ!


兵士に気付いた桂花の声に驚いたまま弓を放ってしまい


まともに標準を定めずに放たれた矢は…


春蘭「なっ!? 」


春蘭の左目目掛けて放たれた!!


秋蘭「姉者!? 」


霞「なっ!? 」


春蘭「くっ!? 」


そして矢が春蘭の左目に命中しそうになったその時!


キンッ!!


全員『!? 』


突然矢が打ち消されると同時にある人物が現れた。


それは…


一刀(雪蓮)「あははっ! 」


雪蓮に豊胸無双した一刀であった。


フィーネ「や…やめてください!? 」


オークA「ブヒヒッ!やっぱエルフのメスは美人だな 」


オークB「オークのメスとは比べ物にならねぇぜブヒ! 」


フィーネに迫る二人のオーク


オークA「それじゃあ食べちゃうぜブヒ♪ 」


フィーネ「きゃあっ!? 」


そしてオークがフィーネに襲いかかったその時!


一刀「チェストーーッ!! 」


ドカァッ!!


オークA「ブヒュッ!? 」


一刀が現れ、オークに飛び蹴りを食らわした。


オークB「何だテメェ!! 」


一刀「この豚共が!!美女に手を出す奴は俺が成敗してやるぜ! 」


ビシッ!!


かっこよくポーズを決める一刀


オークA「正義の味方を気取りやがって! 」


オークB「人間が俺達オークに勝てると思ってるのか!! 」


オークの戦闘力は最低でも人間の三倍はあるのだ


一刀「俺が相手をする訳じゃないさ。お前達の相手は… 」


スッ!


一刀「こいつだよ! 」


パアァッ!!


一刀は指輪を繰り出すと


ミノタウロス「モオォーーッ!! 」


ミノタウロスを召喚した。


オークA「み…ミノタウロスだと!? 」


オークB「な…何でこんな奴が!? 」


ミノタウロスの戦闘力は最低でもオークの五倍はあるのだ。


ミノタウロス「覚悟しやがれテメェら!! 」


ドッカァーンッ!!☆ミ


オーク達『ブヒーッ!? 』


哀れ、星となって飛ばされるオーク達


ミノタウロス「じゃあさらばです! 」


一刀「ありがとよミノタウロス! 」


シュッ!


そしてミノタウロスが消えた直後


一刀「あっ、いけね!? 」


バタンッ!!


一刀は魔力切れで倒れてしまった。


フィーネ「だ…大丈夫ですか!? 」

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