曹操と阿呆使い
悪魔であるデビバットの言葉に騙されてしまい、大悪魔神サタンのいる場所へと魔方陣を開けてしまった魔法使いの北郷一刀
だが一刀が魔方陣を書き間違えたことにより、開けられた先はサタンのいる場所とは別の場所へと繋がってしまう。
たどり着いた先で一刀は三人組の賊と三人組の少女達に遭遇した後
?「大きな音がしたから来てみたけど、ここのようね 」
今度は金髪ツイン縦ロールの少女と遭遇するのだった。
?「あら、あなたは誰かしら? 」
少女は馬の上から一刀に尋ねると
一刀「誰だお前?人に名前を尋ねる時は自分から名乗るのが礼儀だろ 」
?「(むっ!!) 」
一刀の態度に少女はむっときたが
?「(まぁこんな愚かな奴相手でも冷静に対処してこそ覇王を目指すものというものね) 」
スッ!
少女は馬から降りると
?「よく覚えときなさい!私の名は曹操。陳留の刺史よ 」
曹操と名乗った少女は言うが
一刀「ちんりゅう?しし?どう見てもライオンには見えないけどな 」
曹操「は? 」
一刀には理解されなかった。
ちなみに刺史とは官職名である。
一刀「大体お前、歳はいくつだよ? 」
曹操「(女の子に歳を聞くなんて無礼な奴ね)《ピー》歳よ 」
あえて伏せてはいるがその数値は一刀より一つ下であった。
すると
一刀「このバカチンがーっ!! 」
ガツンッ!!☆ミ
曹操「いたっ!? 」
曹操はいきなり一刀に殴られてしまった。
一刀「お前、俺より年下のくせにそんなデカイ態度とるんじゃない!見たところ魔力も感じないんだから魔法使いである俺に敬意を払いやがれ! 」
魔法世界において年齢はとても重要であり
たとえ一歳差であっても相手が年上ならば敬語を使わなければならないのだ。
だがここは魔法世界ではないため
ブチンッ!!
曹操「何で私が見ず知らずのあんたなんかにそんな態度しなくちゃいけないのよーっ!! 」
めきめきっ!!
一刀「ぎゃあぁーっ!? 」
一刀の発言に対し、さすがに堪忍袋の緒が切れた曹操は覇王を目指すものなんて関係ないとばかりに一刀目掛けてをアルゼンチン・バックブリーカーを繰り出した。
魔力では一刀に劣っていても武力ならば一刀の倍はある曹操であった。
一刀「ぎ…ギブアップ!? 」
曹操「ぎぶあっぷ?何よそれ!あんただって訳のわからない言葉を使ってるじゃないの!! 」
めきめきっ!!
一刀「ぎゃあぁーっ!? 」
そしてあと少しで一刀の体がへし折られそうになったその時!
?「華琳様、どうかなさいましたか? 」
バンッ!!
髪が黒髪長髪で赤い服を着た女と髪の色が水色で右目が隠れ、青い服を着た女が現れた。
華琳(曹操)「春蘭に秋蘭、見てわからないの?馬鹿を痛め付けてるところよ 」
華琳は二人にそう言うが
春蘭(黒髪長髪)「ば…馬鹿を痛め付けているところですか? 」
秋蘭(水色の髪)「あのぅ華琳様、失礼を承知でお聞きしますがその馬鹿はどこにいるのです? 」
華琳「えっ?どこってここに… 」
秋蘭に聞かれ、華琳は自分が痛め付けているものを見てみると
バァンッ!!
何と!?いつの間にか一刀が人形に変わっていたのだった。
華琳「いつの間に!? 」
では本物の一刀はどこへ行ったのかというと…
シュバッ!!
一刀「おっぱい、いただきます!! 」
むにゅにゅんっ♪
いつの間にか一刀は春蘭と秋蘭の後ろに回り、後ろから二人のおっぱいを鷲掴みした。
その直後
春蘭「き…貴様ぁーっ!! 」
ブォンッ!!
春蘭が激怒し、一刀目掛けて幅広の刀を振るった!
危うし一刀!?
…であったのだが
一刀「あぶねぇ!? 」
サッ!
一刀はギリギリのところで避けたのだった。
春蘭「貴様、よ…よくも私と秋蘭の胸を揉みおったな!首を斬らせろーっ!! 」
一刀「やだー!? 」
ブォンッ!!ブォンッ!!ブォンッ!!
サッ!サッ!サッ!
その後も春蘭は一刀目掛けて刀を振るうが全て避けられてしまう
秋蘭「私だけならともかく姉者の胸を揉むとは命知らずな奴め、姉者相手ならばすぐに殺されるでしょうね華琳様 」
春蘭に追われる一刀を見ていた秋蘭はそう判断する一方
華琳「・・・ 」
秋蘭「華琳様?どうかなされましたか? 」
華琳は先程から一刀の方を見ていた。
華琳「(あの男、単なる馬鹿かと思っていたけど春蘭の攻撃を避け続けるだなんて並の人間にできることじゃないわね) 」
華琳は華琳で一刀を分析していたのだった。
華琳「(まさかと思うけど、もしかしたら…) 」
そして何かを感じた華琳は
華琳「やめなさい春蘭! 」
春蘭にやめるよう叫ぶのだった。
春蘭「な…何故止めるのですか華琳様!こいつは私の胸を… 」
止める華琳に文句を言おうとする春蘭であったが
華琳「あら、私の命令が聞けないの? 」
ギロリッ!!
春蘭「うっ!?わかりました 」
華琳に睨まれ、黙る春蘭であった。
一刀「ほっ!何だかわからんが助かったようだな!? 」
危険回避にほっと一息つく一刀であったが
華琳「そういえばそこの変態!まだ名前を聞いていなかったわね。私が名乗ったんだから答えなさい 」
華琳が一刀に対して言うと
一刀「(誰が変態だ!)そんなに知りたいなら教えてやろう 」
バッ!
一刀は何やらポーズをとると
一刀「俺の名は北郷一刀!トーキョーにある魔法学園フランチェスカ出身の魔法使いだ! 」
ビシッ!!
自分なりにかっこいいポーズを決める一刀であったが
華琳「とーきょー?まほうつかい?ふらんちぇすか? 」
秋蘭「聞き慣れない言葉ばかりだな 」
春蘭「わかった。貴様は馬鹿なのだろう。頭の中までおかしいとはかわいそうな奴め 」
誰一人として理解されなかった。
一刀「俺は馬鹿でもかわいそうでもない!!そんなに言うなら俺の魔法を見せてやる! 」
スッ!
一刀は先程使ったミノタウロスの召喚リングを填めると
一刀「いでよミノタウロス! 」
ビシッ!!
ポーズを決めて叫ぶ一刀であったが
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
しーん…
一刀「あれっ? 」
ミノタウロスどころか蟻一匹呼び出せなかった。
実はこれには理由がある。
実は召喚リングは一度呼び出すともう一度呼び出すのに一日かかるのだ。
華琳「はぁ、あなたは魔法使いではなく阿呆使いのようね。どうやら私の目がおかしかったようだし、春蘭、その阿呆使いを殺しなさい 」
春蘭「御命令とあらば! 」
一刀「うわぁーっ!?待った待った!!ワンモアチャンス!!もう一度だけ機会を頂戴! 」
一刀が頭を下げながら頼むので
華琳「仕方ないわね。次はないわよ 」
もう一度だけチャンスをもらえた。
一刀「(ちっ!貧乳チビのくせに偉そうにしやがって、しかし召喚できないだなんて俺の魔力が足らないせいか?) 」
一刀は自分の魔力が足らないから召喚できないものだと思い込んでいた。
一刀「(だったら魔力のいらないあれしかないな) 」
何かを閃いた一刀は
パチンッ!
指を鳴らすと
ボンッ!!
一刀の手元に箒が出現した。
華琳「あれは…箒よね 」
秋蘭「箒ですね 」
春蘭「やはり馬鹿な奴だ。そんなの取り出して掃除でもしようってのか 」
一刀「まぁ見てなって 」
スッ!
そして一刀が箒にまたがった直後
ふわっ!!
華琳「えっ!? 」
秋蘭「何と!? 」
春蘭「な…なっ!? 」
箒に乗った一刀は空に浮いてしまった。
一刀「驚くのはまだ早い! 」
完全に調子に乗った一刀は
一刀「こんなことや 」
ふんふんっ!!
箒に乗りながら腕立て伏せをし
一刀「こんなこと 」
サッ!サッ!サッ!
箒に乗りながらコサックダンスをし
一刀「こんなことだってできるんだぜ 」
ギュルルンッ!!
箒に乗りながらブレイクダンスまでしてみせた。
だが
一刀「め…目が回る〜!? 」
完全なる自業自得である。
スッ!
一刀「どうだ! 」
そして一刀が地上へ降りると
華琳「(とりあえず何かの役に立つかもしれないわね)わかったわ一刀、あなたは私のとこに来なさい 」
華琳以外『えっ!? 』
この言葉に華琳以外の全員が驚いた。
華琳「とりあえず食住は与えてあげるから私の元で働きなさい 」
勝手に話を進める華琳に対し
春蘭「お待ちください華琳様!? 」
秋蘭「何故あのような男を!? 」
話を止めようとする二人であったが
華琳「あの男、もしかしたら金の卵かもしれないからね 」
秋蘭「金の卵? 」
春蘭「キン〇マのことですか? 」
この時、二人は華琳の言っていることが理解できなかった。
すると
一刀「とにかく俺はこの世界について何も知らないし、行く宛もない。食い物と住むところを提供してくれるならついてくぜ。え〜とそうそ… 」
華琳「華琳でいいわよ 」
一刀「華琳。それって真名じゃ… 」
華琳「あなたの主人になるのなら真名くらい当然でしょ。春蘭、秋蘭、後でいいからあなた達も真名を預けなさい 」
春蘭・秋蘭『は…はぁ 』
このままうまく進めばよかったのだが
一刀「しかしまぁ胸の小さい女は心が狭いって聞いたけど例外もあるもんだな 」
カチンッ!!
一刀のこの余計な一言に華琳はカチンときてしまい
華琳「そうそう。春蘭、秋蘭、あなた達に言い忘れていたことがあったわ 」
秋蘭「何でしょうか華琳様? 」
そして
華琳「一刀はねぇ、私を殴ったのよ。しかもおもいっきりね 」
そう言いながら華琳は一刀に殴られたことでできた小さなタンコブを春蘭達に見せた瞬間
春蘭「北郷、貴様ぁーっ!!よくも華琳様を殴ったな!!貴様の頭に華琳様の十倍はあるタンコブをつくってやるーっ!! 」
一刀「なぁーっ!? 」
春蘭は一刀を十発殴ろうとすると
秋蘭「待つんだ姉者! 」
秋蘭に呼び止められた
一刀「(よかった。助けてくれ…) 」
秋蘭「私の分も代わりに殴ってくれ 」
一刀「(てなぁーいっ!?) 」
逆にタンコブを追加されてしまった。
春蘭「わかったぞ秋蘭!お前の分も入れて、え〜と、100発殴ってやる! 」
一刀「何でそうな…ぶぎゃっ!? 」
訳がわからず春蘭に100発殴られる一刀であった
これが後に語られる覇王となる少女と魔法使いの初の出会いであった。
ちなみに
デビバット「一刀の奴、あんなちんちくりんに仕えるのか 」
遠くからデビバットが一刀の様子を見ていた。
デビバット「見てろよ一刀!俺も早くどこかに仕えて必ずサタン様を復活させてやるぜ! 」
バササッ!!
そしてデビバットは去っていった。
春蘭「あと88発! 」
一刀「やっぱ心がせめぇーっ!? 」