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怒りの華雄と接触厳禁

シ水関にいる董卓軍武将・華雄、張遼(霞)と戦う連合軍


連合軍は華雄を罵倒しまくり、激怒して飛び出したところを狙う作戦を使うも、前もって華雄は何者から罵倒して飛び出させると聞いていたため華雄は飛び出さなかった。


対する連合軍は罵倒することにかけては連合軍1とされる一刀を投入


一刀は華雄の胸が偽乳であることを指摘しまくった結果、華雄を出させることに成功するも…


華雄「貴様だけは私が殺してやるーっ!! 」


ブォンブォンッ!!


一刀「のわぁーっ!? 」


自分の胸を偽乳だの貧乳呼ばわりされ、激昂しまくった華雄は真っ先に罵倒した一刀に襲いかかったのだった。


一刀「何で俺ばっかり!? 」


自業自得である


一刀「ちょ…ちょっと待ってよ華雄さん!?俺ってば単なる一般兵だよ。俺を殺しても華雄さんの評価は上がらないよ!?狙うならそこにいる関羽さんや孫策さんにしたら!? 」


自身を守るため、一刀は自分を倒すよりも評価が高くなる関羽(愛紗)や孫策(雪蓮)の相手をするよう言うが


華雄「評価だと?そんなのいらん!!確かに貴様を殺したところで私の評価は上がるどころか下がるだろう。だが今の私は評価の上下よりも貴様を殺すことが一番優先すべきことなのだ!! 」


もはや華雄を止めることは不可能であった。


一刀「ひぃっ!? 」


それでも一刀は何とか回避スキルによって攻撃を避けていたが


一刀「はぁはぁ…!? 」


ついさっきまで華琳の攻撃を避けまくっていたため体力を多く消耗した一刀はそう長く避けきれなかった。


もちろん連合軍も華雄の注意が一刀に向いているうちに倒そうと思っていたが


愛紗「邪魔だ!? 」


華雄率いる華雄隊の数の多さになかなか進めないでいた。


華琳「(まさかと思うけど、このままだと一刀が死ぬんじゃないかしら!?) 」


ついそんなことを思ってしまう華琳


そして一刀は


一刀「はぁはぁ…!?も…もう動けない!? 」


ついに体力の限界が来てしまい、その場で座ってしまった。


華雄「どうやら貴様の体力が尽きたようだな、覚悟するがよい!! 」


対する華雄の体力は大きな斧を振り回しまくっていたというのにまだまだ体力満タンであった。


一刀「(このままじゃマジで殺される!?何か使える魔法はあったか!?) 」


しかし、華雄を一撃で戦闘不能にするほどの魔法を使えない一刀


かといって、小さな魔法では威力が弱いため出しても魔力の無駄遣いになってしまう。


一刀「(普通の魔法じゃ華雄を倒せそうにない。だったら個人魔術なら!) 」


個人魔術(オリジナル)


それは魔法使いが自分で開発した魔法


普通の魔法使いでも一つあれば優秀なのだが


並の魔法使いと比べて他の魔法は非力だが、一刀は魔力が多いため何と五つも個人魔術が使えるのだ。


一刀「(未来予想眼、戦闘には向かない。豊胸無双、華雄が貧乳じゃ発動できない!?) 」


これまでこの小説内で使用した一刀の個人魔法は二つ


相手の少し先の未来が見える(一刀は主に相手の将来の姿を見るために使用)未来予想眼(フューチャー・キャッチアイ)


相手の胸の大きさによって魔力回復、自身強化する豊胸無双(バスト・バースト)の二つであった。


一刀「(この場を打開するにはあの魔法しかないな、見せてやるぜ!俺の第三の個人魔術をよ!) 」


そう思うと一刀は


一刀「ハァーッ… 」


ビビビッ!!


両手に魔力を集中させると


一刀「食らえっ!! 」


ドンッ!!ドンッ!!


小さな魔力弾を二つ華雄に向けて放った。


華雄「何をするかと思えば、こんなものが私に通用するものか! 」


ブォンッ!!


華雄がそのうちの一発を斧で受けると


スゥッ!!


華雄「んっ? 」


魔力弾は特に何もなく斧の中に入るように消え


華雄が少し驚いているうちに


スゥッ!!


もう一発の魔力弾が華雄の胸に命中した。


しかし、魔力弾は華雄の胸当てに入るように消えるだけで特に何も起きなかった。


華雄「どうやらはったりのようだな、貴様の命もこれまでだ。死ぬがよい!! 」


スッ!


華雄は斧を構えると


華雄「くたばれぇーっ!! 」


ブォンッ!!


斧をおもいっきり振り上げたその時!


一刀「いまだ! 」


パチンッ!!


一刀が指を鳴らすと


ぐぐっ…


バッ!


華雄「なっ!? 」


斧が華雄の手から離れるように飛ばされ


一刀「もういっちょ! 」


パチンッ!!


もう一度一刀が指を鳴らすと


ぐぐっ…


パチンッ!!


いきなり華雄の胸当てが外れ


ぶるんっ♪


華雄「えっ!? 」


うおぉーーっ!!


華雄の胸が丸出しになり、戦場にいた多くの者に見られてしまった。


華雄「うわあぁーっ!!き…貴様、一体何をした!? 」


慌てて胸を隠す華雄


一刀「華雄さん、あんた着痩せする体質だったのか!? 」


華雄の胸が大きかったことで着痩せする体質だと判明させた一刀


華雄「そ…そんなこと別にどうでもいいだろう!!貴様、一体何をした!! 」


顔を赤くした華雄が一刀に迫ると


一刀「俺は個人魔術(オリジナル)を発動させただけさ 」


華雄「お…おりじなるだと? 」


聞きなれない言葉を聞く華雄


華雄「おのれ!よくわからぬが私に恥をかかせおって!! 」


スッ!


華雄は落ちていた胸当てを拾うと


華雄「貴様は絶対私が粉々に… 」


カチャッ!


一刀にそう言いながら胸当てを着る華雄であったが


パチンッ!!


ぶるんっ♪


華雄「してやる…わぁっ!? 」


再び胸当てが外れ、再びポロリをしてしまった。


一刀「俺の第三の個人魔術『接触厳禁(ノータッチ)』の前では無駄なことだ 」


接触厳禁(ノータッチ)


それは一刀が放った特殊な魔力弾が食らったものを装着不可能にする個人魔術


対策として別の服に着替える手があるが戦場で別の服に着替えるなんてできるはずがない


または一刀が接触了承を認めれば接触できるのだ。


しかし


一刀「しかし華雄さん、結構大きなおっぱいをお持ちですなぁ♪ 」


華雄「な…何だそのスケベそうな顔は!?何する気だ!? 」


巨乳人が一刀の前で半裸でいる。


それは腹ペコライオンの目の前で肉を抱えているようなものであり


一刀「ばっちり触らせてもらいます! 」


シュバッ!!


華雄「うわあぁーっ!? 」


一刀に『襲ってくれ』と言っているようなものであった。


直ぐ様華雄に飛びかかる一刀であったが


一刀はすっかり忘れていた。


実はこの『接触厳禁(ノータッチ)』は実験途中で風紀委員のマリアに見つかり、あまりに卑猥すぎるため一度使用すると…


ゴロゴロッ…


ビッシャアァーーッ!!


一刀「あべべべべっ!? 」


晴天だろうが室内だろうが雷雲が発生し、雷が落ちるという術式が組み込まれているのだ。


ばたんっ!!


落雷をもろに食らい、倒れてしまう一刀


華雄「どうやら助かったようだな!? 」


ほっとひと安心する華雄であったが


愛紗「助かってはいないぞ華雄 」


スッ!


愛紗が現れ、横から青龍偃月刀を突きつけられてしまった。


華雄「なっ!?貴様は関羽、いつの間に!? 」


愛紗「貴様の隊員達なら先程の貴様のポロリによって動かなくなってな、倒すのが楽だったぞ 」


華雄隊の皆は男であった。


華雄「くっ!? 」


武器もなく、両手も胸を隠すのに精一杯の華雄に連合軍を相手にできるわけもなく


華雄「こ…降服だ 」


自ら降服を宣言するしかなかった。


愛紗「敵将華雄、関羽が討ち取ったりーっ!! 」


うおぉーーっ!!


斯くしてシ水関での戦いは連合軍が勝利し、残っていた張遼も虎牢関へ向かったことで連合軍はシ水関を制圧したのだった。


一刀「お…俺の活躍は!? 」


華琳「あるわけないでしょ。お馬鹿 」


一方その頃


パカパッ!!


虎牢関へ向け、馬を走らせる霞と張遼隊


その最中


霞「あの変態の兄ちゃん、あいつとは違うけどあれは絶対に魔法を使っとる。急いで(ゆえ)とあいつに知らせな! 」


この世界で存在しないとされる『魔法』という言葉を言う霞であった。


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