小さくなる薬と丸裸
現時点で一番長くなりました
陳留軍のとある天幕
ここに…
一刀「ぎゃんっ!? 」
華琳「あなたってば、自分の価値を理解できてないようね 」
一刀と華琳がいた。
華琳が怒る理由、それは他国に一刀の存在(魔法使いという点)を秘密にしなければならないというのに一刀本人が自ら魔法使いだと名乗ってしまったのだ。
華琳「これからお仕置きしたいとこだけど、私は連合の軍議に出なければいけないからこの件に関しては一旦保留にしてあげるわ 」
もし遅れでもしたら袁紹に『おーほっほっほっ!曹操さんは亀のようにノロマですわねぇ』と馬鹿にされかねない
それを避けるためにお仕置きを保留にする華琳であったが
華琳「けど、あなたをこのままほっておくと勝手な行動をされかねないから 」
スッ…
一刀「へっ!? 」
華琳は一刀に近づくと
華琳「これとこれは私が預かっておくわ! 」
一刀「いやーんっ!! 」
ババッ!!
一刀からマジックマントと杖を取り上げた。
これでは一刀は魔法を使うことができない
華琳「これであなたは魔法が使えない魔法使い。いや、阿呆使いとなったわけね 」
一刀「か…返せーっ!! 」
華琳「軍議が終わったら返してあげるから安心なさい。それとこっそり逃げようとしても無駄よ 」
パチンッ!!
華琳が指を鳴らすと
ズンズンッ!!
大柄な体格をした兵が二人天幕に入ってきた。
華琳「この二名を見張りにつけるわ!もし二人を撃退しても天幕の周囲には秋蘭達を配置してるから脱出は不可能。まぁ、もし脱走したら母様より怖いお仕置きが待ってるから覚悟なさい 」
一刀「そんなお仕置きだけが生きがいとしてる最低なガセネタボスみたいなセリフ言うんじゃねぇ!! 」
読者は誰のことを指しているかわかるだろうか?
そして華琳が去った後
一刀「くっそー華琳の奴め!軍議の場には大勢の女、即ち巨乳が集まってるに違いない!俺は行く!! 」
巨乳のためならばお仕置きすらも恐れない男、北郷一刀
一刀「お前達、隊長命令だ!そこをどけ!! 」
一刀は見張りの二人にそう叫ぶが
兵士A「ダメっす!!こればっかりは隊長の命令は聞きません! 」
兵士B「隊長を逃がしたら俺らが曹操様に叱られるので 」
隊長命令は通じなかった。
一刀「くぅっ!!お前達、誰の教えで警羅隊のことが学べてると思ってるんだ!裏切者め!! 」
ちなみに彼らに警羅隊を教えたのは凪達であり、一刀は凪達に命じただけである。
一刀「かくなる上は… 」
スッ!
兵士達『そ…それは!? 』
一刀は秘密兵器として懐からあるものを取り出して見せつけた。
それは…
一刀「お前達、これから俺がすることを見逃してくれたらこの『数え役満姉妹・超最前列』のチケットをやるぞ! 」
数え役満姉妹のチケットだった。
マネージャー兼使いっぱしりである一刀はこういったチケットを数枚持っていたりする。
しかも超最前列券は通常購入だと三日前から並ばないと買えず、しかも高い!
だがその分、公演中に張三姉妹と握手や会話ができたりするなど、特典があったりする。
この一刀の言葉に兵士達は
兵士A「隊長、俺達を見くびらないでください 」
兵士B「俺らが曹操様の命より、そっちを優先すると思ってるんっすか! 」
と叫ぶが
一刀「思う! 」
兵士A「わかってるじゃないっすか♪ 」
兵士B「憧れの張三姉妹に会えるのなら曹操様のお仕置きなんて痛くも痒くもないっす♪ 」
隊長である一刀に似て煩悩に弱い兵士達であった。
兵士A「でも隊長、今から隊長がすることを見逃してあげますけど何をするんです? 」
兵士B「外には夏侯淵(秋蘭)将軍達がいるんですよ 」
確かに二人をどうにかしても無駄な気がするのだが
一刀「安心しろ!こいつを使う! 」
スッ!
一刀がマジックバッグ(ガマ口)から取り出したのは
一刀「ジャーンッ!!小さくなる薬〜♪ 」
小さくなる薬(液体タイプ)であった。
兵士A「小さくなる薬? 」
兵士B「何ですかこれ? 」
一刀「魔法ストアで販売されたやつでな、これを飲むと体が小さくなる。では早速! 」
ぐびっ!
一刀が薬を飲んだ瞬間
シュルルーッ!!
兵士A「あっ!?隊長が消えた!? 」
実際は消えたわけではなく、蟻のように小さくなっただけである。
一刀(小人)「これで準備完了!それでは 」
パチンッ!!
ボンッ!!
小さくなった一刀は箒を出現させると
一刀(小人)「軍議の場へレッツゴー!巨乳が俺を待ってるぜ! 」
ビュンッ!!
箒に乗って飛び立つが
兵士A「あっ!蚊だ 」
パシンッ!!
一刀(小人)「ぎゃーっ!? 」
兵士に蚊と間違えられ、潰されてしまうのだった。
それからしばらくして
一刀(小人)「あいつら覚えてろよ 」
ボロボロにされながらも何とか天幕に潜り込んだ一刀
一刀(小人)「しかし、あれからかなりの時間が経過してるし、軍議は終わってるかもな 」
ところが
袁紹「えぇ、この連合にとって大切な総大将は誰でしょうかね?誰かとは言いませんがやはり身分が高く、誇り高きものがよいのではないでしょうか 」
袁紹こと麗羽の話が長引き、いまだに軍議が行われていた。
一刀(小人)「やるじゃないかスーパードリル!さてさて、各陣営を見てみるかねぇ 」
そんな一刀の目に最初に入ったのは
ぼいんっ!!
一刀(小人)「うひょ♪あれは孫策さん!やっぱりおっぱい大きい!10点!! 」
孫策こと雪蓮であり、今回は
美羽「七乃〜、軍議はまだ続くのかのぅ?妾は帰って蜂蜜が食べたいのじゃ 」
七乃「お嬢様、もう少しですから我慢してくださいね 」
麗羽の従姉妹である袁術こと美羽軍の武将として軍議に参加していた。
一刀(小人)「どうやら雰囲気から察するに孫策さんはあの子供に仕えてるみたいだな、おっぱい小さいけど子供だから将来性ありとして3点!! 」
どんな評価だ
続いて一刀の目に入ったのは
ぼいんっ!!
一刀(小人)「やっぱあの娘もおっぱい大きい!8点!! 」
劉備こと桃香であった。
ちょこんっ
次に一刀の目に入ったのは主人である華琳であったが
一刀(小人)「将来性ゼロ!1点!! 」
カチンッ!!
華琳「何だか腹が立つ言葉を言われた気がするわね 」
何かを察する華琳
※一刀の声は小さすぎて聞こえません
一刀(小人)「スーパードリル。おっぱいでかいけど性格悪いから6点!!デュラハンになってくれ 」
デュラハン…首無しの騎士
麗羽「おーほっほっほっ!また誰かがわたくしを誉めた気がしますわ 」
誉めてない
一刀(小人)「最後は公孫賛。普通だな、4点!! 」
白蓮「普通で悪かったな!! 」
桃香「ぱ…白蓮ちゃん、どうかしたの!? 」
何かを察し、いきなり怒鳴る公孫賛こと白蓮
※繰り返して説明しますが一刀の声は小さすぎて聞こえません
そして各陣営の(おっぱい)評価を終えた一刀は
一刀(小人)「それじゃあ、せっかく来たわけだし、おっぱいを楽しませてもらうとしますか♪ 」
何かよからぬことを企む一刀
一刀(小人)「この中で一番おっぱいの大きな孫策さんに突撃! 」
バビュンッ!!
そして一刀が雪蓮のおっぱい目掛けて向かっていったその時
雪蓮「ん…ん〜っ!! 」
ぶるんっ!!
偶然か、それともわざとか、胸を揺らし
ばいんっ!!
一刀(小人)「ぎゃいんっ!! 」
一刀は雪蓮のおっぱいに弾かれ
キィンッ!!
一刀(小人)「おっ!あっちには 」
次におっぱいが大きい桃香の方へ向かっていったのだが
桃香「もうっ!!だったら袁紹さんが総大将をやればいいんじゃないですか! 」
だんっ!!
桃香が勢いよく立ち上がると同時に
ばいんっ!!
一刀(小人)「あぶぅっ!? 」
またも一刀はおっぱいに弾かれ
ばちんっ!!
美羽「ぴぎゃっ!? 」
七乃「大丈夫ですかお嬢様!? 」
美羽「な…何かが当たったのじゃ!? 」
美羽の額に激突し、そのまま
麗羽「おーほっほっほっ!推薦されたからには仕方がありませんわね 」
すぽっ!!
麗羽の服の中へと入ってしまった。
一刀(小人)「う〜ん!?何処だここ? 」
もぞぞっ!!
一刀が自分が何処にいるのか知らずに動くと
麗羽「あらっ?服の中に何かいますわね 」
スッ!
麗羽が異変に気づいてしまった。
一刀(小人)「げっ!?今の声はスーパードリル!?ってことはここは奴の服の中か!?見つかったら華琳にボコられる!? 」
わさわさっ!!
麗羽の服の中で逃げる一刀
麗羽「こ…この感触はまさか百足!? 」
一刀を百足と思った麗羽は
麗羽「いやぁーっ!! 」
バサッ!!
追い出そうと鎧を脱いだ!
一刀(小人)「ヤバい!?もっと奥に!? 」
わさわさっ!!
麗羽「ま…まだ潜んでいますの!?こ…このっ!!高貴なわたくしから出ていきなさい!! 」
バサッ!!
更に服を脱ぎ、下着姿となる麗羽
一刀(小人)「ひぃーっ!? 」
麗羽「ひぃーっ!? 」
パチンッ!!
ぷるんっ♪
そして麗羽はブラを外し、おっぱい丸出しとなった。
猪々子「ちょっと麗羽様!? 」
斗詩「その先ってまさか!? 」
この後の展開は読者にもわかるであろう
もぞぞっ!!
最後の隠れ場所として一刀はパンツの中に隠れると
麗羽「このっ!! 」
ぐいっ!!
ブチィッ!!
麗羽はパンツを引きちぎり
麗羽「わたくしの体から… 」
バサッ!!
そのまま天幕の外に出ると
麗羽「出ていきなさーい! 」
ビュンッ!!
一刀(小人)「あ〜れ〜っ!? 」
一刀ごとパンツを空高く放り投げた!
麗羽「はぁはぁ…!?おーほっほっほっ!わたくしを狙うだなんて愚かな虫ですこと 」
そのまま高笑いする麗羽であったが
バァンッ!!
自分が衣類を身に付けていない丸裸の状態で
更に大勢の兵士達がいる外に飛び出したことに気づいていなかったのだ
猪々子「あぁ、ただでさえ結婚相手がいない麗羽様の婚期が更に遠くなるな 」
斗詩「私だったらお嫁にいけないよ 」
遠くからあわれな主人を見つめる二人であった。
白蓮「なっ!? 」
桃香「袁紹さんって大胆なんですね!? 」
美羽「七乃〜、麗羽姉様は何で裸なのじゃ? 」
七乃「お嬢様は知らなくて結構ですよ 」
雪蓮「ぷふっ!! 」
華琳「…まさかねぇ 」
こうして軍議は流れ、最初の出撃は劉備軍に決定した。
その後
一刀「ふぅ!?危なかったぜ!? 」
薬の効き目が切れ、もとの大きさに戻った一刀がこっそり天幕に戻ってきた。
一刀「しかし、破れてるがパンツゲット!趣味悪い金色だけどな 」
スッ!
そして密かに天幕に戻る一刀であったが
一刀は一つ大事なことを忘れていた
それは…
華琳「あら、おかえりなさい 」
バァンッ!!
抜け出す際は華琳よりも早く戻らなければ抜け出したことがバレてしまうことを
一刀「か…華琳!? 」
華琳「私、あれほど出るなって言ったわよね。ちなみにあなたが買収した兵士は先にお仕置きしといたから、さて次は… 」
ジャキンッ!!
華琳は得物の『絶』を握ると
華琳「あなたにお仕置きする番よ!! 」
一刀「ぎゃーっ!? 」
一刀に襲いかかるのだった。
果たして一刀の運命はいかに!?
 




