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物知りババアと出発

オリキャラ達再登場!


そしてフルネームがわかります

これは華琳に連れられた一刀が洛陽に向かおうとしていた時の頃


一刀が行方不明となってから約三ヶ月が経過した魔法世界では


マリア「はぁ… 」


一刀の幼馴染みである風紀委員長マリア・クラウドが疲れた様子でいた


マリア・クラウド


一刀の幼馴染みで風紀委員長。真面目な性格で髪は肩までの金髪。Aカップの貧乳


エリス「マリアさん大丈夫ですか?気休めにしかならないでしょうが回復薬です 」


マリア「ありがとうエリス 」


エリス・リーン


髪は金のウェーブのかかったショートヘア。保健委員所属で背丈と胸は小さいがマリアと違って優しい性格


マリア「うるさい!! 」


風羅「マリアさん、最近疲れまくってますね 」


氷夢「仕方ない。いつもの馬鹿二人(及川、アンソニー)を捕らえている上に最近は魔法教皇から連続で拒否られているからな 」


風間風羅


風紀委員所属の風使い


霧野氷夢


風紀委員所属の二重人格者


魔法教皇。魔法世界での王に値する人物


一刀が三ヶ月も行方不明のためマリアは教皇に一刀捜索を依頼しているのだが


魔法教皇「マリアよ、北郷のことは忘れなさい。あんなスケベな男の一人くらいいなくても構わないではないか 」


とても教皇とは思えない言い返しを食らっていた。


それでもマリアは何度も教皇に捜索を訴えたが結果は同じであった。


マリア「もーっ!!あの馬鹿ったら何処へ消えたのよ!! 」


すると


及川「案外マリアを恐れて遠くの果てまで逃げたりしてな♪ 」


現れた及川がデリカシーゼロの発言をし


ドガバキンッ!!☆ミ


エリス「何て発言するんですか!! 」


風羅「マリアさんの気持ちを理解してください!! 」


氷夢「今のはさすがに酷すぎるぞ!! 」


アンソニー「この間貸した金返せ!! 」


及川「ひ…一人多いで!? 」


エリス、氷夢、風羅、そして現れたアンソニーにボコられまくる及川であった。


アンソニー・ゴルド


一刀の悪友。金持ちで電撃魔法が得意


氷夢「何処行ったんだエロ一刀め!! 」


風羅「他の種族にも捜索してもらいましたけど見つかりませんでしたね 」


この世界には人間以外に別種族がいる。


悪魔族もそうだが他にエルフ、オーク、ドワーフ、リザードマン等一般的にモンスターに分類される種族がいる。


風羅「特にエルフに至っては『北郷一刀には恨みがある!悪いが協力できん』とまで言われましたしね 」


温厚とされるエルフを怒らせるだなんて一体何をしたのやら


とにかく三ヶ月経った今でも一刀は全然見つからないのであった。


すると


及川「こうなったら嫌やけど仕方ない。学園裏に住む物知りババアに聞いてみるか 」


アンソニー「マジかよ及川!? 」


及川「仕方ないやろ!背に腹はかえられん!! 」


氷夢「誰だそれ? 」


男の魔法使いは知っているようだが女の魔法使いは知らない人物がいた。


マリア「とにかく誰だか知らないけど頼りになるのなら行きましょう! 」


そして一行が学園裏に向かうと


バァンッ!!


そこにはキノコをモチーフにした家があった。


風羅「こんなところにお家があったんですね!? 」


アンソニー「訳ありで男にしか知らされてなくてな、今も俺らがいなきゃ女には見えないんだよ 」


物知りババア。どういった人物なのだろうか?


マリア「ごめんください! 」


コンコンッ!


扉をノックするマリアだが


・・・・・


返事は返ってこなかった。


マリア「もしかして留守なの? 」


普通ならばそう考えるが


及川「マリア、わいに代わって 」


スッ!


マリアに代わり、及川が玄関前に立つと


チョンチョンッ


及川「ばあさん、おりまっか?(小声) 」


扉を小さくノックし、小声で呼んだ瞬間


ガチャァッ!!


物知りババア「いらっしゃい!! 」


扉が開き、中から顔がしわくちゃのおばあさんが現れた。


マリア「あ…あんな人がいたの!? 」


アンソニー「女嫌いで男にしか存在を知られていない人物なんだよ 」


どんな人物なのだろうか


そしてようやくおばあさんに会えたみんなは理由を話すと


物知りババア「一刀くんかい?そういや、ここ三ヶ月くらい姿を見せに現れなかったねぇ、いつもなら『見つからない覗きスポット教えてくれ』とか聞きに来るのに 」


マリア「あ…あの馬鹿 」


一刀が物知りババアを頼るのはそんな理由であり、他の男子も似たようなものであった。


アンソニー「だからばあさんの水晶玉で一刀を見つけてほしいんだ。頼むよ 」


物知りババア「いいけどタダじゃねぇ… 」


料金がいるのか?


というわけではなく


アンソニー「それなら大丈夫!及川がキスしていいってさ! 」


物知りババア「本当かい!! 」


及川「ちょい待て!!アンソニー、何を勝手に… 」


勝手に決めようとするアンソニーに文句を言おうとする及川であったが


アンソニー「痺れろ!サンダー・ボルト 」


ビリリィーッ!!


及川「ぎゃーっ!? 」


アンソニーに電撃を食らってしまうのだった。


物知りババア「それじゃあ前払いとしてチューッ!! 」


及川「ぎゃーっ!?誰か助け… 」


迫る物知りババアを前に最初は拒否る及川であったが


物知りババアをじっと見ていると


及川「ん〜っ♪ 」


何と!?自分から唇を向け


ブッチュ〜〜っ!!


キスをしたのだった。


実はこの物知りババア。魅了(チャーム)の魔法が使え、一刀が魅了に耐性を持つ原因となったのだ。


ぐて〜〜っ!!


自分からキスしておきながら気絶する及川は置いといて


物知りババア「それじゃあ始めるよ! 」


スッ!


物知りババアは水晶玉を取り出し、一刀を探すことにした。


すると


物知りババア「どうやら一刀くんは空間移動魔法を使って別世界に行ったみたいだね 」


通りで魔法世界をくまなく探しても見つからないはずである


物知りババア「この魔方陣を描けばいけるよ 」


マリア「わかりました。ありがとうございます 」


そしてマリア達は去るのだが


及川「お…置いてかんといて!? 」


及川を置いて


マリア「(待ってなさいよ一刀) 」


それから一夜が明け、準備を終えたマリア達は一刀が描いていた魔方陣を描いていたのだが


氷夢「まずいな召喚リングが足らない 」


風羅「これじゃあ出発できませんね 」


あの時、一刀は自分が持っていた十個の召喚リングを使って旅立ったのだ。


同じ魔方陣、呪文を使っても召喚リングが揃わなければ全く別の世界へと移動してしまうのだが


マリア「それなら大丈夫。みんな召喚リングを出して 」


氷夢「あぁ 」


エリス「はい 」


アンソニー「ほい 」


風羅「どうするんです? 」


四人はマリアに召喚リングを向けると


スッ!


マリアは自分の召喚リングを取り出し


マリア「物体よ、増えろ!バイプラス!! 」


パァッ!!


数を増やす魔法を発動した。


その結果


ブォンッ!!


五個の召喚リングが十個に増えたのだった。


アンソニー「すげぇじゃん!? 」


マリア「増えるのはこの場だけだけどね。さぁリングを置いて 」


サッ!


マリア達はリングを置き


マリア「異世界への扉よ、開け! 」


マリアが呪文を唱えた瞬間


ボシュシューーッ!!


あの時と同じように魔方陣から煙が出現した。


そして


マリア「出発するけど覚悟はいい? 」


氷夢「もちろん 」


風羅「一刀さんを助けにいきます 」


エリス「保健委員ですし 」


アンソニー「こっちいても退屈だしな 」


全員の覚悟を聞いたところで


マリア「それじゃあいくわよ! 」


バババッ!!


マリア達は魔方陣に飛び込んだのだった。


そしてこの数日後、皆は立場は違えど再会することになる。


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