拠点と華琳の不幸すぎる一日
今回は拠点フェイズ
フォンさんから送られた感想が元になっています。
それはある日のこと
華琳「ん〜っ!太陽が輝いていて何だか気持ちがいいわね 」
春蘭「そうですね華琳様 」
戦いが一段落し、華琳が庭を歩いていると
華琳「あら、あれは? 」
華琳はあるものを発見した。
それは…
一刀「ほほぉ、季衣は正位置の『女帝』か、確か意味は女性的魅力だから季衣は胸がでかくなるぞ 」
季衣「ホント兄ちゃん! 」
一刀がマジックタロットを使って占っていた。
このマジックタロット
魔力を込めて使うと自分のことしか占えないが
魔力を込めなければ普通のタロットカードとして使えるのだった。
華琳「何をしてるの一刀? 」
一刀「おっ、華琳か、見りゃわかるだろ占ってるんだよ 」
華琳「それがあなたの占い方なの? 」
紙が重要なこの時代にタロットカードなんてあるはずがなく、せいぜい占星術くらいしかないと思われる。
桂花「フンッ!あんたなんかに占いができるわけないでしょうが 」
一刀「何だと!! 」
またいつものように一刀と桂花の言い争いが始まるかと思ったが
華琳「なら一刀、私を占ってみなさい 」
一刀「えっ? 」
桂花「華琳様!? 」
華琳「私がその結果の通りになればあなたの占いを少しは信じてあげるわ 」
華琳がそう言うと
一刀「面白い。それじゃあ華琳の今日の運勢を占ってやるからこの中から一枚引いてくれ 」
華琳「わかったわ 」
スッ!
そして華琳が引いたカードは…
華琳「何これ? 」
バァンッ!!
逆位置の『塔』のカードであった。
すると
一刀「おいおい、そんなカード引いたのかよ!? 」
カードを見て不安そうになる一刀
逆位置の塔、その意味は…
一刀「不幸だ。今日一日、大人しくした方が身のためだぜ 」
一刀が華琳にそう言うと
華琳「冗談じゃないわ。今日は多くの仕事があるの、不幸が怖くて大人しくしてなんかいられないわ 」
桂花「華琳様はあんたと違って忙しい御方なのよ 」
華琳は大人しくするような人物ではなかった。
春蘭「そうだとも不幸がなんだ!!そんなもの、この私が切り裂いてくれる! 」
ブォンッブォンッ!!
いつもより激しく剣を振りまくる春蘭であったが
すぽっ!
春蘭「あれっ? 」
剣が春蘭の手からすっぽぬけ
ドスンッ!!
華琳「・・・ 」
桂花「か…華琳様!? 」
華琳の鼻先数センチのところに落ちたのだった。
季衣「さ…早速不幸が起きちゃったよ!? 」
春蘭「ま…まさかそんな!? 」
みんなが驚きまくるなか
一刀「華琳! 」
ガシッ!!
華琳「か…一刀!? 」
一刀は華琳の両肩をつかむと
一刀はこう言った。
一刀「貧乳でよかったな♪ 」
そう。もし華琳の胸があと数センチでも大きければ剣で切りつけられたのだ。
華琳が貧乳なため助かったのだった!
この言葉を聞いた華琳は
ドガバキンッ!!☆ミ
一刀「がはっ!? 」
華琳「馬鹿馬鹿しい!いくわよ!! 」
一刀をボコり、城へ戻るのだった。
しかし、その後…
バシャァッ!!
華琳「・・・ 」
侍女「も…申し訳ありません!? 」
水撒きをしていた侍女の水がまともに華琳にかかってしまったり
華琳「んぐっ!? 」
凪「あぁっ!?それは私のために用意された唐辛子ビタビタ饅頭です!? 」
辛いものが好物な凪のために用意された超激辛饅頭を辛いものが苦手な華琳が誤って食べてしまったり
華琳「きゃあっ!? 」
ドスンッ!!
桂花「華琳様!? 」
桂花が一刀用に掘った落とし穴(中には水や虫入り)に落ちてしまったりと様々であった。
華琳「ったく!今日は何だってのよ!! 」
秋蘭「落ち着いてください華琳様!? 」
今度は秋蘭をつれて町へやって来た華琳(春蘭と桂花は危険なため城で待機)
華琳「落ち着いてられないわよ!!こういう時は… 」
スッ!
華琳は手頃な落ちている石ころを見つけると
華琳「おもいっきり石を蹴ればいいんですってね!! 」
ブォンッ!!
イライラを石ころにぶつけて蹴り飛ばそうとする華琳であったが
すかっ!
華琳「えっ? 」
蹴りは空振りし
華琳「きゃあっ!? 」
ドシンッ!!
更に倒れてしまった。
秋蘭「大丈夫ですか華琳様!? 」
華琳「いたた…!? 」
すぐに起き上がろうとする華琳であったが
男達『おぉーっ!! 』
華琳「な…何なのよ!? 」
周りにいる男達が騒いでいるのに気づいた。
その理由は…
秋蘭「華琳様!?下履き(パンツ)が見えてます!? 」
華琳「えっ? 」
バァンッ!!
倒れた際に華琳のスカートがめくれ、パンツが丸見えになっていたからであった。
華琳「い…いやぁーっ!! 」
そして城に戻ってきた華琳は
バタンッ!!
『立ち入り厳禁!』
部屋に閉じ籠ってしまった。
春蘭「か…華琳様!? 」
華琳「もう今日は誰とも会わないわ!仕事も休む!! 」
桂花「しょ…食事や御手洗いはどうされます? 」
華琳「食事はその辺にでも置いときなさい!御手洗いはその辺にある壺にでもするわ!! 」
完全に部屋から一歩も出ない気だ
春蘭「今日一日華琳様と会うことができぬのか!? 」
桂花「おのれ憎き不幸め!! 」
華琳と会うことが生きがいとされている二人にとって華琳と会えないことは苦痛であった。
秋蘭「仕方ない。今日のところは大人しく引き下がろうではないか 」
春蘭「そうだな 」
桂花「仕事の手配もしなくちゃいけないしね 」
諦めて部屋の前から去る三人であった。
華琳「はぁ…。一人でいるのは退屈ね。でもこれで不幸はやってこないでしょう 」
だが普段から暇さえあれば仕事する仕事人間の華琳が仕事しないというのに耐えきれるはずがなく
華琳「ぐぐぐっ…!!あーもうっ!!イライラするわね!! 」
仕事しない宣言からわずか数分でイライラしていた。
華琳「こんなにイライラするのも全て不幸のせいよ! 」
ガチャンッ!!
物にイライラをぶつける華琳
すると
ボオォッ!!
華琳「えっ? 」
うっかり蝋燭を倒してしまい、蝋燭の炎が紙に燃え移ってしまった。
華琳「か…火事!?ちょっと誰か!! 」
火事となり、外へ出ようとする華琳だが
華琳「しまった!? 」
人に会わないため自分で扉に釘を打ってしまったことに気付く華琳であった。
ボオォッ!!
こうしている間にも炎がどんどん強くなっていく
華琳「誰か助けて!? 」
扉を叩き、叫ぶ華琳だがあいにくみんなは部屋から離れた場所にいた。
華琳「これが私の不幸だというの!? 」
もはやこれまでかと思われたその時!
ドンドンッ!!
華琳「えっ? 」
窓が叩かれる音が聞こえると
一刀「華琳!! 」
季衣「華琳様!! 」
バァンッ!!
窓の側に箒に乗った一刀と季衣がいた。
華琳「一刀!季衣! 」
一刀「早くこっちへ飛び移れ! 」
助けが来て安心した華琳は
バキンッ!!
窓を割ると
華琳「ハァッ! 」
ガシッ!!
箒で飛んでいる一刀達目掛けて飛んだのだった。
華琳「ありがとう一刀 」
一刀「ま…まぁな 」
すぐ後ろに季衣がいるのも忘れていい雰囲気になる二人であったが
ブルブルッ!!
季衣「?。兄ちゃん、何だか箒が震えてるよ 」
一刀「えっ? 」
一刀は季衣から箒が震えていることを聞かされると
一刀「あっ!?しまった!? 」
あることを思い出した。
華琳「どうしたのよ!? 」
一刀「実は俺の箒な、定員が二人なんだよ 」
現在箒に乗っているのは一刀、季衣、華琳の三人
つまり定員オーバーである。
一刀「そして俺の箒は一人でも定員オーバーすると… 」
一刀がそう言うと
バビュンッ!!
三人『うわぁっ!? 』
箒が物凄い速さで勝手に動いてしまった。
一刀「制御不能で暴走運転しちゃうんだよ!? 」
華琳「それを早く言いなさいよこのお馬鹿ーっ!! 」
季衣「うわぁーっ!? 」
ビュンビュンッ!!
今の箒は空飛ぶ暴れ馬のようなもの
三人は暴走運転する箒に何とかしがみついていたのだが
パッ!
三人『うわぁーっ!? 』
空高く飛んでいたところを三人は運転に耐えきれなくなり手を離してしまい
キィンッ!!
そのまま落ちてしまった。
一刀「ま…マジックマントよ、パラシュートになれ!? 」
バサァッ!!
一刀「つかまれ季衣! 」
季衣「兄ちゃん!? 」
ガシッ!!
一刀「た…助かった!? 」
マジックマントを持っていた一刀とたまたま一刀の近くにいた季衣は助かったのだが
季衣「兄ちゃん、華琳様は!? 」
一刀「あっ!? 」
華琳は…
華琳「きゃあぁーっ!? 」
キィンッ!!
一人だけ落下していた。
一刀「やべぇっ!? 」
スッ!
一刀は杖を取り出すと
一刀「こっちへ来い!ワービュン!! 」
シュッ!
一刀「ほっ、間に合った 」
物体移動の魔法を使って華琳を引き寄せようとしたのだが
バァンッ!!
一刀「あっ!? 」
引き寄せたのは華琳の服だけであり
華琳「きゃあぁーっ!? 」
キィンッ!!
ドッシィーンッ!!
華琳は裸で落下していった。
季衣「に…兄ちゃん!? 」
一刀「はは…!?俺、知らね!? 」
だが幸いなことに落ちた場所は桂花が一刀を落とすべく掘った落とし穴(大量の水入り)の真上だったため華琳は助かったのだった。
…であるが
『面会謝絶!!』
春蘭「開けてください華琳様!? 」
桂花「お仕事はどうするんです!? 」
秋蘭「お食事や御手洗いは!? 」
華琳「仕事は当分休む!!ご飯はいらないし、御手洗いも行かないわ!! 」
数日間、完全に引きこもってしまう華琳であった
一刀「俺の占い恐るべしだな!? 」
このキャラとキャラの組み合わせが見たい!
このキャラがこんな目に遭う等
全ては無理でしょうができる限りは拠点として投稿します




