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再会と気弾

何とか20話達成!


これからも頑張ります

それはある日のこと


一刀「マジックタロットよ、俺の運勢を教えてくれ! 」


一刀がいつものようにマジックタロットで運勢を占った結果


一刀「正位置の『審判』だと!?確か意味は復活だったな、だとすればこの戦い、俺に死が待っているのかもしれん!というわけで俺は帰らせてもらう! 」


サッ…


一刀は直ぐ様この場から離れようとするのだが


ガシィッ!!


季衣「ダメだよ兄ちゃん!運勢だか何だか知らないけど諦めてよ! 」


一刀「は…離せ季衣、俺はまだ死にたくないんだ!? 」


季衣にマントを引っ張られ、動きを止められてしまうのだった。


一刀「ちくしょう!華琳の奴め!俺をこんな戦争地域へ配属しやがって!!死んだら化けて出てやるからな!! 」


そう。現在一刀と季衣が向かっているのは黄巾党に襲われている街である。


何故非戦闘員である一刀がそんな場所に配属されているのかというと


理由は数日前に遡る。


数日前の夜


一刀「ふぅ、ようやく完成したな 」


バァンッ!!


一刀は華琳の顔が描かれた紙を貼り付けた枕を作ると


一刀「このバカ華琳がーっ!! 」


ボスボスッ!!


いきなり枕を殴り出した。


一刀「テメェ、よくも俺が盗み出した下着を勝手に返却しやがったな!! 」


前回、一刀は周瑜こと冥琳から下着を盗んだのだが、孫策こと雪蓮が下着を返すことを条件に国境を越えたことを見逃すという提案に華琳は賛成し


下着を渡すのを嫌がる一刀を殴って無理矢理奪い取ったのだった。


一刀「お前なんてこうしてやる! 」


シュッ!


一刀は枕を外に投げると


スッ!


枕に向かって杖を構え


一刀「空気の弾よ、連射せよ! 」


ポォッ!!


一刀「エアバレット・マシンガン!! 」


ドドドドドンッ!!


杖の先から空気の弾が繰り出され、枕は粉々になってしまった。


一刀「ざまぁみろってんだ華琳め! 」


罪もないのに破壊されてしまった哀れな枕


しかしもっと哀れなのは…


華琳「誰がざまぁみろなのかしら? 」


一刀「(ドキンッ!?) 」


外に華琳がいることを知らずに華琳の目の前で攻撃しまくった一刀なのかもしれない


一刀「か…華琳!? 」


華琳「春蘭達の相手をしてほてった体を冷やそうと外へ出てみたら 」


スッ!


華琳「まさか一刀が私を粉々にしてるだなんてね 」


バァンッ!!


そう言って自分の顔が描かれた枕を一刀に見せる華琳


一刀「(や…ヤバすぎる!?) 」


今までの展開ならば


『あなたもこの枕と同じ目に遭わせてあげるわ!!』


と完膚なきまでに半殺しにされていたのだろうが


今回は春蘭達の相手をして機嫌がよかったからなのか


華琳「一刀、あなたに黄巾党が攻め込んでいる町を死守する任務を与えるわ!私達が来るまでの三日間、町を守りなさい 」


今までと比べるといくらかマシな罰を与える華琳


だが


一刀「えぇーっ!!何で俺がそんなことを… 」


ボコられないだけマシだというのに文句を言う一刀に対し


華琳「へぇ、断るの?だったら… 」


ジャキンッ!!


華琳「新しく磨いだ得物の切れ味をあなたの首で試そうかしら 」


華琳の得物は死神鎌の『絶』である


鎌を見せられた一刀は


一刀「に…任務を受けます!? 」


死ぬよりはマシだと任務を受けるのだった。


だが一刀一人だけを送ると何をしでかすかわからないため、たまたま暇だった季衣と数百人の兵士を連れて一刀は町へと向かった。


そして現在に至る。


季衣「大丈夫だよ兄ちゃん、兄ちゃんの分までボクが頑張るからさ 」


一刀「うぅっ…季衣 」


年齢的には同じだが見た目が子供な季衣に慰められる一刀


季衣「確かあそこが華琳様が言っていた場所だよ 」


そして一刀達はようやく黄巾党が攻めているという町へやって来た。


一刀「しかし頑丈そうで大きな町だな、まるで要塞だ 」


これなら俺達が向かう必要なかったんじゃないかと思ってしまう一刀


季衣「とにかく町の中へ入ろうよ 」


一刀「だな 」


スッ…


そして一刀達が町の門へ向かおうと足を踏み出したその時!


ヒュンッ!


ザクッ!!


一刀「んっ?おわぁっ!? 」


一刀の足下に矢が突き刺さった。


季衣「て…敵襲なの!?みんな構えて! 」


敵襲に備えてみんなが構える


すると


?「お前達は何者だ! 」


バンッ!!


門の上に立っている誰かが話しかけてきた。


季衣「ボク達は陳留から派遣された者達です! 」


一刀「そ…そうだ!黄巾党め、よくも町を襲いやがったな!おかげで俺がこんな場所に配属されちまったじゃないか! 」


それは一刀が悪い


?「我々が黄巾党だと、ふざけるな!!お前達が陳留から来たものと言うのなら何か(あかし)を見せてみろ 」


季衣「えっ?証? 」


そんなものあるわけがない


?「どうやら見せられないようだな、やはりお前達は… 」


そのまま続けて言おうとしたその時


?「あぁーーっ!!あんたは!! 」


一刀「な…何だ!? 」


門の中から別の人の声が聞こえてくると


ギィッ!!


?「こら真桜、勝手に門を開くな! 」


?「真桜ちゃん、どうしたなの!? 」


門が開くとそこにいたのは


真桜「どっかで見た奴やなと思うたら、やっぱりあの時のスケベやないか!! 」


バァンッ!!


一刀「あ…あんたは確か豊かなおっぱいをお持ちの人!? 」


真桜「誰が豊かな胸を持っとる人や!ちゃんと名前で言わんかい!! 」


季衣「知り合い? 」


名前ではなく胸で判断するのが一刀らしい


すると


?「どうしたんだ真桜? 」


?「真桜ちゃん、その人と知り合いなの? 」


出ていった真桜を追いかけて眼鏡をかけたおしゃれな女の子と体のいたるところに傷のある女の子が現れた。


真桜「凪、沙和、前にウチがおっぱいつつかれた言うたやろ!そのつつき魔がこいつや! 」


ビシッ!!


真桜は指を指した


兵士「えっ?俺ぇっ!? 」


真桜「ありっ? 」


一人の兵士を


兵士達『お前、あの人のおっぱいをつついたのか!! 』


兵士「ち…違う!?俺は知らないぞ!? 」


他の兵士達から責められてしまう一人の兵士だが


季衣「あれっ?兄ちゃんは何処に? 」


そう。真桜が指した場所はさっきまで一刀がいた場所なのだ。


その一刀はというと


一刀「おっぱい×3ーっ!! 」


バッ!


いつの間にかその場を高く飛び


ギンッ!!


真桜達のおっぱい目掛けて向かっていた。


真桜「ひ…ひぃっ!?こっちに来る!? 」


沙和「凪ちゃん、よろしくなの! 」


凪「い…いいのか!? 」


真桜「構わへん!撃退せなおっぱい揉まれるで!! 」


凪「よ…よしっ! 」


スッ!


凪「ハァッ!! 」


ゴォッ!!


一刀「へっ? 」


凪は右足に気をためると


凪「猛虎蹴撃っ!! 」


ドォンッ!!


右足にためられた気が蹴りと同時に放たれ


ドッカァーンッ!!


一刀「ぎゃあぁーっ!? 」


一刀に直撃し、一刀は倒されてしまった。


凪「しまった!?我が身を守るためとはいえ、つい本気でやってしまったが大丈夫ですか!? 」


この技、本気を出せば町を半壊させるほどの威力がある。


一刀を心配した凪が一刀に近づくと


一刀「おっぱ〜い!! 」


バッ!


突如一刀がよみがえり、凪のおっぱい目掛けて襲いかかったのだが


ゴッチィーンッ!!☆ミ


凪「どうやら無事なようですね 」


一刀「がはっ!? 」


気を読み取ることができる凪は一刀の生死を即座に確信し、一刀に一撃を食らわした。


沙和「お胸だけのために動くだなんてすごい男だったなの!? 」


真桜「なっ、ウチが言った通りやったやろ 」


凪「とにかく、この男を陳留で見たということはこの人達は陳留からの軍で間違いないわけだな、町へお入りください 」


季衣「は…はい 」


一刀がきっかけとなり、ようやく町へ入ることができた季衣達であった。


一刀「うぅっ…。おっぱい 」


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