表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/137

孫策と周瑜

大陸の各地にて黄巾党という賊の集団が暴れるなか、陳留付近にて黄巾党が出現し、春蘭が迎撃しに向かった。


しかし、黄巾党の目的は国境を越えて春蘭達を他の国と争わせることが目的であり、そうとは知らない春蘭が国境を越えようとするなか


我らが主人公である一刀はというと…


華琳「わ…私は夢でも見てるのかしら!? 」


人生初経験である空を飛ぶという経験を味わう華琳を連れて箒で春蘭達のいる方へ向かっていた。


一刀「落ちるなよ華琳 」


華琳「わ…わかってるわよ! 」


ギュッ!


そう言って一刀に抱きつく華琳


華琳「(しまった!?つい勢いよく抱きついちゃったじゃないの!?) 」


自分が大胆なことをしていることに対して顔を赤くする華琳であったが


対する一刀は


一刀「はぁ…、これが春蘭や秋蘭のような巨乳だったら抱きつかれて嬉しいけど、華琳の胸じゃなぁ… 」


華琳が抱きついているというのに照れるどころか残念がっていた。


カチンッ!!


この一刀の言葉に華琳は怒り


華琳「この馬鹿!!この私が抱きついているってのに残念がるだなんてどういう意味よ!! 」


ぎゅーっ!!


後ろから一刀の首を絞めるのだが


一刀「く…苦しい!?あ…暴れるなっての!? 」


ふらふら〜っ!!


箒の操縦士である一刀が苦しんで暴れているため、箒が蛇行運転しまくるのであった。


一方その頃


春蘭「ちっ!黄巾党め、何処へ消えたのだ 」


黄巾党を追いかけていた春蘭達であったが見失ってしまった。


季衣「あれっ?春蘭様、そういえば前に桂花が口うるさく言ってましたけど、ここって… 」


春蘭「何だ季衣? 」


『陳留の国境を越えてますよね』


と季衣が続けて言おうとしたその時


?「あらあら、何かが迫ってるって勘がしたから来てみれば面白いネズミがやって来たじゃない 」


春蘭「誰だ! 」


誰かの声が聞こえ、春蘭達が見てみると


孫策「人に名前を尋ねる時は自分から名乗るのが礼儀だけど答えてあげる。私の名は孫策伯符よ 」


バァンッ!!


そこには桃色長髪で露出の高い赤のドレスを着た色黒で巨乳の女がいた。


春蘭「き…貴様が孫策だと!? 」


季衣「誰ですかそれ? 」


季衣は孫策という名を知らないが詳しく説明するならば


現在は荊州の太守である袁術の客将(客分である武将)となっているが、その武力は高く、現在は隠居中であるが大陸最強とまで言われた孫堅を母に持つ有名人である。


孫策「それで荊州に何しに来たの?まさかうちに攻め込もうって気じゃ… 」


孫策がその先を言おうとしたその時


?「この猪が!! 」


ゴツンッ!!☆ミ


孫策「いった〜い!? 」


孫策は後ろから現れた人物に殴られた。


孫策「冥琳、何で殴るのよ!? 」


冥琳「殴って当たり前だ!!国境へ入ってきたものを迎撃しに行くと言って仕事を置いて一人で飛び出しおって!! 」


黒髪長髪で眼鏡をかけた色黒で孫策と同じく巨乳で露出の高い服を着たこの女


名を周瑜公瑾という軍師である(冥琳は真名)


孫策「だってさぁ冥琳… 」


冥琳「だってもではない!大体お前はいつも… 」


目の前に春蘭達がいるというのに孫策に対して説教を始める冥琳


すると


孫策「はっ! 」


サッ!


冥琳「おいこらっ!!待たんか!! 」


孫策が一歩下がったことに怒る冥琳であったが


その直後


一刀「うわぁーっ!? 」


華琳「きゃーっ!? 」


冥琳「えっ? 」


ズッシィーンッ!!☆ミ


冥琳の頭上目掛けて一刀達が墜落してきたのだった。


孫策「(あの場にいたら大変なことが起こるっていう私の勘が当たったわね) 」


この孫策、勘だけは鋭かったりする。


華琳「いたたっ!?一刀!ちゃんと着陸しなさいよね!! 」


一刀「あ…暴れておいてよく言うぜ!? 」


冥琳「いいから退かんか貴様ら!! 」


華琳と一刀の下敷きになる冥琳


春蘭「華琳様!? 」


孫策「華琳?あぁ、確か陳留太守の曹操がそんな名前だったわね 」


さすがの孫策も華琳という言葉を聞いてどんな人物か知っているらしい


華琳「あなたが孫策?国境を越えてしまったことに対しては部下に代わって謝るわ。でもそれは荊州を攻めるためじゃないの 」


春蘭「か…華琳様 」


春蘭に代わって謝る華琳であったが


孫策「私が『そうなの』って言うと思う?悪いけど国境を越えたものを黙って見逃したら私が袁術に怒られちゃうの、だからあなた達はこの場で殺してあげるわ 」


ジャキンッ!!


得物の剣を抜いて構える孫策


華琳「くっ!? 」


対する華琳は得物を置いてきてしまったので対抗手段がない


孫策「死になさい! 」


このまま華琳は終わってしまうのか!?


と思われたその時


バッ!


華琳「か…一刀!? 」


一刀が華琳の前に立ち、孫策の前に向かった。


孫策「あんた誰?まさか主君のために自分が身代わりに殺されるとでも言うつもり? 」


残念ながらそんな忠義心は一刀にはない


一刀が立ったのは


一刀「巨乳ーっ!! 」


己の欲望のためであった。


シュッ! パッ!


孫策「えっ!? 」


一刀は孫策に向かい、一瞬だけ姿が消え、再び現れた。


華琳「あれは確か!? 」


これは一刀の得意とする特技『下着抜き取り(アンダー・スティール)』


ブラやパンティを相手に気づかれることなく抜き取る特技である


この特技終了時、一刀の手にはブラかパンティが握られているのだが


パッ!


一刀の手にはどちらも握られていない


その理由は…


一刀「バ…バカな!?下着を着けていないだと!? 」


孫策が下着を着けないノーブラ、ノーパンだからであった。


一刀「くそっ!!下着抜き取りが敗れるだなんて!! 」


孫策「フフフッ!どうよ! 」


何故だか知らないが勝った気分になる孫策


ところが


一刀「仕方がない。今日の獲物はさっきの眼鏡さんから抜き取ったパンティのみで楽しむとするか 」


バァンッ!!


そんなことを言う一刀の手には紫色のパンティが握られていた。


冥琳「なっ!?いつの間に!? 」


実は一刀、冥琳とぶつかった際にちゃっかりパンティを抜き取っていたりする。


孫策「へぇ、冥琳ったらあんな色のを穿くんだ 」


冥琳「やかましいっ!!おい貴様、私の下穿きを返さんか!! 」


一刀「やだいっ!!一度手にした下着は俺のもんだい! 」


下着を返す気はない一刀


華琳「あの馬鹿… 」


あまりの馬鹿さに呆れてしまい華琳


すると


孫策「(そうだ。いいこと思い付いちゃった♪) 」


何かを閃いた孫策は


孫策「曹操、ちょっと提案があるんだけど 」


華琳「何よ? 」


その提案とは…


孫策「さっき彼が奪い取った冥琳の下穿きを返してくれたらこの場は見逃してあげるわ 」


冥琳「なっ!?お前は何を言うんだ! 」


華琳「そう。そんなことで見逃してもらえるなら… 」


パンティを返すだけで見逃してもらえる


華琳にとってはいい話なのだが


一刀「絶対嫌だぁっ!!何で俺が奪い取ったパンティが交換条件なんだ!パンティ返すくらいなら戦争して… 」


絶対返す気がない一刀であったが


ゴッツーンッ!!☆ミ


華琳「はい 」


孫策「ありがと♪ 」


一刀「ひ…酷い!? 」


華琳に殴られ無理矢理下着を奪われる一刀であった。


華琳「それじゃあまたね孫策、この借りは必ず返すわ! 」


一刀「カムバーック!パンティー!! 」


華琳「うるさい!! 」


ゴッツーンッ!!☆ミ


一刀「ぎゃふんっ!? 」


一刀は再び華琳に殴られ、気を失うのだった。


華琳「いくわよ春蘭!季衣! 」


春蘭「ハッ! 」


季衣「わかりました 」


パカパッ!


そして華琳達が去った後


冥琳「おい!雪蓮、袁術には一体どう報告する気だ! 」


雪蓮(しぇれん)


それが孫策の真名である。


雪蓮「何よ。下穿き奪われたのは冥琳でしょ 」


冥琳「うっ!? 」


さすがの冥琳も反論できなかった。


雪蓮「まぁ袁術には適当に報告しときましょう。あいつ馬鹿だから何を言ったって信じちゃうわよ 」


そんな袁術って一体?


雪蓮「そんなことより、ねぇ冥琳♪ 」


冥琳「絶対ダメだ!! 」


雪蓮「何よ。まだ何も言ってないでしょ! 」


冥琳「言わんでもわかる。さっきの男が欲しいんだろう。それだけは却下だ!あんな変態が側にいたら危険だぞ 」


確かにそうである。


雪蓮「でも私の勘があの男を側に置いた方がいいって言ってるのよ 」


冥琳「残念だがそれはありえない。今回ばかりはお前の勘が外れたようだな 」


雪蓮「そうかしら? 」


だが後にこの勘が当たっていたことを冥琳は知るのだった。


華琳と雪蓮


この二人は近いうちにまた再会することになるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ