娘達と変わらぬ一刀
納得いかない内容かもしれませんが最終回です
月日が経つのは早いもので
大悪魔神サタンが倒されてから数年が経過した。
そしてサタンを倒した一刀はというと…
一刀「そこのかわいこちゃん達、俺と一緒に遊ばない♪ 」
相変わらず軟派をしていた。
美女達『どうしようかな? 』
すると
一刀「俺ってばいまメチャクチャ暇なんだよね。この機会を逃したら暇がなくなるかもよ 」
キラッ☆
そう言いながら美女達に魅了をかける一刀
ドッキィーンッ!!
美女達『私達も暇なんです! 』
一刀「(成功!成功♪)じゃあ早速… 」
と、いつものように仕事をサボって美女達と遊びに向かおうとする一刀だが
そんな一刀の背後から
「お〜と〜う〜ちゃ〜ま〜!! 」
ビクンッ!!
一刀「(こ…この声は!?) 」
声が聞こえ、一刀が恐る恐る下の方を振り向いてみると
バァンッ!!
一刀「曹丕!? 」
一刀の目の前にいる小さな華琳のような子供は曹丕
一刀と華琳の娘で三才である。
曹丕だけならまだしも
夏侯覇「父者〜! 」
楽チン「父上〜! 」
一刀「うっ!? 」
曹丕の護衛として秋蘭との娘の夏侯覇、凪との娘の楽チン(がくちん)までいた。(両方共に四才)
曹丕「まったくおとうちゃまったらまたおしごとをサボって! 」
楽チン「少しは隊長としての威厳をお持ちください 」
一刀「うぅっ!? 」
幼い娘に説教され
夏侯覇「父者が申し訳ありません。今のうちにお帰りください 」
美女達『は…はい 』
子連れということがわかったのか美女達も去ってしまった。
曹丕「このことはおかあちゃま(華琳)に… 」
一刀「(不味い!?) 」
華琳にバレたら説教コースは確実
それを避けたい一刀は
一刀「ほらみんな、棒つきキャンディだよ 」
懐からペロペロキャンディを取り出すと
一刀「これあげるからさっきのことは忘れなさい 」
曹丕達『はい 』
自分の娘を物で釣る一刀
娘達も幼いので簡単に釣られてしまった。
曹丕「そういえばおとうちゃま、おかあちゃまがおよびでちたよ 」
一刀「えっ!? 」
それを聞いた一刀は子供達を連れて急いで城に戻ると
ドダダダーーッ!!
一刀「ん? 」
少し遠くの方から土煙が発生したかと思うと
桂花「曹丕様!? 」
春蘭「夏侯覇!? 」
ドカァッ!!
一刀「ぐほぉっ!? 」
土煙を発生させた正体である桂花と春蘭が一刀をブッ飛ばして曹丕と夏侯覇の前に駆けつけた。
桂花「ご無事でしたか曹丕様!?お怪我はありませんか!? 」
春蘭「夏侯覇、腹が空いただろう。私がいきのいい猪を狩ってやるからな! 」
桂花が華琳の娘である曹丕に対して優しく接するのは読者でもわかるが
春蘭は夏侯覇が産まれた際、あまりのかわいさにメロメロになってしまい親馬鹿ならぬ伯母馬鹿となったのだった。
一刀「いててっ… 」
二人にブッ飛ばされた一刀が立ち上がろうとすると
季衣「兄ちゃん! 」
流琉「兄様! 」
香風「お兄ちゃん! 」
魏のちびっこトリオが現れた。
ちなみに三人は背丈は変わらないが…
ぷるんっ♪
胸は成長しているらしく、現在は白蓮並みになっていた。
一刀「三人とも、いい成長してるな♪ 」
季衣・香風『? 』
頭が子供な季衣と香風はわからなかったが
流琉「兄様ったら!! 」
二人より賢い流琉は一刀の言葉を理解していた。
桂花「ふんっ!あんたったら何年経っても頭の中は変わらず変態のようね 」
一刀「むっ! 」
デレ桂花「(でも私も早く一刀との子を産みたいな♪) 」
桂花「うんうん。…って何でよ!!あいつとの子なんてまっぴらよ!! 」
曹丕「? 」
いまだに桂花には二つの人格が存在していた。
するとそこへ
風「おやおや、お帰りでしたかお兄さん達 」
稟「桂花もここにいたのですね 」
風と稟が現れた。
桂花「何よ稟、私に何か用なの? 」
風「何を言ってるのですか桂花ちゃん、お仕事を風達に押し付けてひどいのですよ 」
桂花「うっ!? 」
そう。桂花はさっきまで風達と仕事をしていたのだが曹丕の気配を感じ、抜け出したのだった。
桂花「で…でも私は曹丕様のことが心配で…!? 」
言い訳しようとする桂花だが
秋蘭「いいからさっさと戻れ 」
ぐいっ!
桂花「ひゃあっ!? 」
夏侯覇「母者! 」
後ろから現れた秋蘭が問答無用で桂花を連れ去るのだった。
桂花「ちょっと!下ろしなさいよ!? 」
秋蘭「また逃げ出すといかんからしばらく大人しくしてろ 」
桂花「そんな〜!? 」
結局桂花は連れ去られ
稟「曹丕様もお部屋に戻りましょう 」
スッ…
稟が曹丕に手を差し出し
曹丕「はい! 」
ぎゅっ!
曹丕が稟の手を掴んだ瞬間
稟「ぶはぁっ!! 」
ブッパァーンッ!!
稟が鼻血を噴いてしまった。
風「おおっと! 」
パッ!
曹丕「? 」
ちなみに風が曹丕の目を隠したので物凄いところ目撃するのを防いだのだった。
稟「あ…あぁ、曹丕様の柔らかい手が私の手に触れて… 」
風「やれやれ、稟ちゃんもかなりの変態さんですねぇ 」
宝ケイ『鼻血癖が悪化してやがるな 』
その後、稟は季衣達によって運ばれた。
ちなみに凪達と霞、ライラは
地和「こんなにたくさん 」
人和「私達の公演に来てくれて 」
天和「みんなありがとう〜! 」
ほわわあぁぁーーっ!!
真桜「ちょっと!?押さんといてや!? 」
沙和「暴れないでなの!? 」
凪「落ち着いてください!? 」
霞「大人しくせんかい!! 」
久々に開かれた数え役満姉妹のコンサートの警備にあたっていた。
真桜「ライラも手伝わんかい!! 」
ライラ「僕ってば汗かくのはダーリンとの子作りって決めてるんだよね 」
あれからライラは一刀を何度か襲うもののやはり人間と悪魔では子供が出来にくいらしい
そして凪達副隊長が不在の魏には
マリア「楽チンちゃん、お姉さんと一緒に行こうか 」
凪達と同じ副隊長のマリアが残っていた。
楽チン「マリア様、はい!行きます! 」
母と同じ副隊長であるマリアを尊敬している楽チン
そしてマリアが楽チンを連れていくと
曹丕「おとうちゃま、はやくいかないとおかあちゃまがおこりまちゅよ 」
一刀「あっ!?忘れてた!? 」
曹丕の言葉で思い出した一刀は曹丕を連れて華琳の元へ向かった。
そして
一刀「悪い華琳、遅れた!? 」
一刀が華琳に謝ると
華琳「遅かったじゃないの一刀 」
そこには一児の母となった華琳がいた。
一刀「わざわざ呼び出すだなんて俺に何か用か? 」
華琳「何か用か?ですって、あなたこそ何か忘れてない? 」
一刀「?。何だ? 」
一刀は思い出せなかった。
だが
華琳「昨日の夜、朝に軍議を開くって言ったわよね 」
一刀「あっ!? 」
一刀はすっかり軍議を忘れた挙げ句娘に仕事と言ってナンパしに出掛けたのだ。
一刀「(とりあえず華琳は軍議をサボったことを怒ってるらしい、ナンパしたことがバレるわけにはいかない!?) 」
ところが
華琳「はい曹丕、これをあげるわ 」
スッ!
曹丕「ありがとうおかあちゃま 」
華琳が曹丕にペロペロキャンディを二本差し出すと
華琳「曹丕、あなたがお父様に会った時、お父様は何をしてた? 」
曹丕「おんなのひととおはなししてました 」
それを聞いた瞬間!
華琳「一刀ーっ!! 」
一刀「ごめんなさーい!? 」
結局のところ、一刀は何年経っても変わらなかったという
長い間ありがとうございました。
なお、少し空いた後に暁にて劇場版を投稿します




