拠点11とクリスマス
今日は現実世界でいうところの12月24日
つまりクリスマスイブ
もちろん魔法世界にもクリスマスは存在し…
華琳「何よこれ!? 」
朝、いつものように目覚めた華琳は玉座の間に着いて驚いた
何故ならば…
ジャンッ!!
玉座の間に妙な飾りがあったからだ。
華琳「こんなことをする奴といえば… 」
当然一刀しかおらず、華琳が一刀を探しに行こうとしたその時!
ドッカァーンッ!!
華琳「今度は何なの!! 」
城の入り口の方で大きな音がすると
一刀「あちゃ〜!?ちょっと壁が壊れちまったな!? 」
ミノタウロス「どうしますか旦那? 」
一刀が大木を抱えたミノタウロスと共に大木が当たった影響で壊れてしまった壁を見ると
一刀「まぁ華琳は体もおっぱいも小さいから脳も小さいってことで気付かないだろうよ♪ 」
失礼なことを言う一刀に対し
ミノタウロス「だ…旦那!? 」
ミノタウロスがある方向を指さした。
一刀「どうしたミノタウロス? 」
一刀はミノタウロスが指をさした方向を見てみると
華琳「へぇ、誰の脳が小さいですって!! 」
ゴゴゴッ…!!
そこには鬼の角でも生えそうなくらい怒りまくる華琳がいた。
これに対し一刀は
一刀「だ…誰だ!!華琳に対してそんなことを言う奴は!? 」
誤魔化そうとするも
華琳「あんたしかいないでしょうがぁーっ!! 」
ドガバキンッ!!☆ミ
一刀「ぎゃあぁーっ!? 」
お仕置きとして華琳にボコられる一刀であった。
ちなみに壁の修理代はもちろん一刀の給金から引かれた。
それから少しして
華琳達『くりすます? 』
一刀「そう。もうすぐ魔法世界でのクリスマスだからさ、前日の今日は盛大に祝おうと思ってね 」
一刀は皆に何をしようとしたのかを白状した。
華琳「じゃあ、木を城内に入れようとした理由は何なのよ? 」
一刀「いやぁ、クリスマスといえばモミの木なんだけど見当たらないからその辺の大木でいいかなと思ってさ 」
※読者はマネしないでください
一刀「というわけで華琳!城でクリスマスをやる許可をくれ! 」
普段ならば勝手に騒ぐというのに何故か今回に至ってはちゃんと許可をもらおうとする一刀
こう言われればさすがの華琳も許可しないわけがなく
華琳「まぁ、別に構わないわよ 」
認めるしかなかった。
一刀「やった!いつもはケチな華琳が許可してくれたぜ! 」
華琳の目の前で失礼なことを言う一刀に
ゴッチィーンッ!!☆ミ
華琳「やっぱりやめようかしらね 」
一刀「ご…ごめんなさい!? 」
華琳からお仕置きのゲンコツを食らう一刀であった。
その後、せっかくなので他国にいる魔法使いも呼ぶことにし
その日の夜
一刀「おっ、来たな 」
ビュビュンッ!!
氷夢「待たせたな 」
エリス「どうもです 」
氷夢、エリスが箒で到着すると
バサァッ!!
風羅「アンソニーさん、着いたよ 」
アンソニー「ほ…本当だな!? 」
高所恐怖症のアンソニーは目隠ししながら風羅が召喚したグリフォンに乗って連れられてきた。
そして
ブゥンッ!!
マリア「お待たせ 」
エレナ「はぁ 」
折角なので魔法世界にいるマリアとエレナも呼ばれたのだが
エレナ「私は忙しいというのにクリスマスのためだけに呼ばれるだなんて 」
エリス「まぁまぁエレナさん、たまには息抜きもいいじゃないですか 」
風羅「そうだよ!たまにはおもいっきりはしゃがないとね! 」
ちなみにライラも呼んだのだが
ライラ「いくらダーリンに誘われても悪魔族である僕がクリスマスを祝うだなんて気が乗らないんだよね 」
キリストの誕生日であるクリスマスを祝いたくないライラであった。
一刀「まぁとにかく、クリスマスを楽しもうぜ! 」
全員『おぉーっ!! 』
というわけで魔法使いの皆はクリスマスを楽しむことにした。
風羅「料理とケーキは私に任せてください 」
エリス「私も手伝います 」
一刀「おぉっ! 」
アンソニー「うますぎると評判の風羅とエリスの料理が食えるだなんて感激だな♪ 」
これだけでクリスマスパーティーを開催してよかったという気分になった。
氷夢「うむ、料理ならば私も作るとし… 」
と、自信満々な氷夢は厨房に向かおうとするが
氷夢以外全員『(お前・あんた)は座ってろ!! 』
氷夢「そ…そうか!? 」
炎夢ならともかく、氷夢に料理させると危険なのを知っているみんなによって厨房行きを止められたのだった。
そして
全員『メリークリスマス! 』
魔法使い達によるクリスマスが開始するなか
華琳「賑わっているようね 」
様子を見に華琳が現れると
風羅「華琳さん達も一緒にどうですか? 」
華琳「いいの? 」
エリス「場所を借りてるお礼ですよ 」
華琳「なら… 」
と華琳が向かう前に
季衣「いただきまーす! 」
食いしん坊の季衣が先に食べていた。
流琉「もう季衣ったら! 」
華琳「まぁ別に構わないわ。みんなも食べなさい 」
全員『了解! 』
華琳の許可を得て魏のみんなもクリスマスパーティーに参加するのだった。
そんななか
一刀「う〜ん… 」
マリア「どうしたの一刀? 」
一刀「ツリー(飾り付けした大木)はあるし、ごちそうもあるけどまだ何か足りないな 」
そう言いながら空を見上げる一刀
足りないもの、それは雪であった。
だが今日の天気はあいにく雪が降りそうにはなかった。
一刀「仕方ない。魔法で雪を降らせ… 」
雪を降らせようと企む一刀だが
凪「ダメですよ隊長!この前のことをお忘れですか!! 」
この前のこと
それは暑いからといって室内で雪を起こした結果、魔法が止まらなくなってしまい危うく夏に凍死しかけたのだった。
一刀「ダメ? 」
凪「ダメです!! 」
凪にきっぱりダメと言われてしまう一刀
すると
氷夢「フッ!一刀は制御ができないからな、ここは氷魔法の使い手である私が魔法を使ってやろう 」
スッ!
氷夢は杖を構えると
氷夢「雪は空気中の水分が冷えて固まってできる。ならば空気中の水分を冷やせばよいのだ 」
アンソニー「おぉっ!?いつもは馬鹿な氷夢が頭を使っている!? 」
エレナ「逆にそれが心配な気がしますがね 」
その予感は的中した。
氷夢「水分よ凍れ!オーロラブラスト!! 」
ビュゴオォーーッ!!
マリア「ちょっと氷夢、威力が強すぎ…!? 」
止めようとするが時既に遅く
ヒュウゥーーッ!!
ドッサアァーーッ!!
氷夢の魔法によって凍らされた空気中の水分が大きな雪の塊となって降り注いだ。
氷夢「雪が積もってよかったな♪ 」
一人喜ぶ氷夢だが
全員『この馬鹿!! 』
全員に責められる氷夢であった。
氷夢「何故? 」
その後、皆がそれぞれ帰った後
一刀「靴下を吊るせばサンタからプレゼントがもらえるぜ♪ 」
大人だというのにサンタからプレゼントをもらおうと企む一刀が寝ていると
シャンシャンッ!
サンタクロース「やれやれ、普通は大人にプレゼントはやらぬが今回は特別に… 」
と、現れたサンタクロースが靴下にプレゼントを入れようとしたその時!
サンタクロース「!? 」
サンタクロースは驚いた。
そして翌日
一刀「おっ!靴下の中に何か入ってる♪何かな? 」
一刀が靴下から物を出してみると
靴下の中には…
ぼとっ!
一刀「脱臭剤…? 」
脱臭剤が手紙と共に入っていた。
その手紙には
『靴下が臭すぎるからこれで臭いを落としなさい!! サンタクロース』
一刀「何じゃこりゃーっ!! 」
正直、もらっても嬉しくないものをもらった一刀であった。
投稿的に正月から少し経ちますが正月ネタもやります




