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祝勝会とサヨナラ

サタンになっていた一刀がついに復活し、五つの個人魔術と十個の召喚リング、そして璃々ちゃん以外の恋姫達のおっぱいの力により一刀は極限覇王剣聖となり、サタンの手によって一時は窮地に陥るものの、皆の力を合わせることによってついに…


サタン「ぐぎゃああぁぁーーっ!? 」


ドッカアァァーーンッ!!


サタンを消滅させたのだった。


パアァーーッ!!


そしてサタン消滅により昼なのに暗かった空に光が戻った。


このサタン消滅という驚くべき出来事を目にし


一刀以外全員『や…やったぁーっ!! 』


一刀以外の全員が喜びの声を上げた。


ちなみに一刀は…


覇王剣聖一刀「お…終わったようだな… 」


シュパンッ!!


ばたんっ!!


華琳「一刀!? 」


ちょうど一刀の魔力が尽き、元の姿に戻ってしまい倒れてしまった。


華琳「しっかりなさい!! 」


華琳が一刀を抱き起こすと


一刀「へっ!もう一人の俺め、『もう俺の役目は必要ない』だなんてキザなこと言いやがって、まだまだ俺にはお前が必要なんだっての… 」


華琳「一刀!もう喋っちゃダメよ!? 」


重度の魔力切れに加え、サタン戦でのダメージにより一刀の体は死にかけ寸前であった。


一刀「フッ!死んだ父さんと母さんが花畑の向こうで手を振っている…ぜ… 」


がくんっ!!


華琳「一刀ーーっ!! 」


一刀は死んだ…


誰もがそう思うなか


さすさすっ!


華琳「んっ? 」


華琳は誰かが自身の尻を触っている感じがし、見てみると


さすさすっ!


一刀「あぁ、胸は小さいけど尻はまぁまぁだな(小声) 」


一刀が華琳の尻を触っていたのだった。


華琳「この… 」


普段ならばフルボッココース確実なのだが


華琳「(まぁ、頑張ったことだし、今回は許してあげるわ) 」


特別に許すことにする華琳であった。


ちなみに


桂花「ずるいです華琳様!一刀、私のお尻も触ってーっ!! 」


春蘭「どうしたんだ桂花!?気持ち悪いぞ!? 」


華琳の死によるショックと顔に一刀のチ〇コを食らった衝撃ですっかりデレてしまった桂花が一刀に近づこうとするのを春蘭が止めていた。


誰もが『二人きりにして黙っていよう』と思うなか


うぷっ!?


誰かが吐くような音を出した。


すると


真桜「どないしたんや凪? 」


沙和「吐こうとするなんて気分悪いの? 」


凪「い…いや、そういうわけでは… 」


吐こうとしたのは凪



春蘭「どうしたんだ秋蘭!?吐こうとするだなんて具合が悪いのか!? 」


秋蘭「大丈夫だ姉者 」


秋蘭であった。


すると


燈「あらあら、様子からしまして身籠りましたか? 」


華琳「何ですって!! 」


身籠る。つまり二人には子供がいるかもしれないのだ。


凪「も…もしや秋蘭様もですか!? 」


凪は以前一刀と子作りしたため読者もわかるのだが(55話『蛇と一日従者』参照)


秋蘭「そう言う凪もだったのか!? 」


実は秋蘭も同じ頃、読者にも内緒で密かに一刀と子作りをしていたのだった。


それを知った華琳は


華琳「この…バ一刀ーっ!! 」


ドッカァーンッ!!☆ミ


一刀「ぐげぇっ!? 」


自分よりも先に二人に子作りしたことと、さっき尻を触られた怒りから一刀をぶん殴るのだった。


それからしばらくして


魏の城


華琳「皆、よく戦ってくれたわ!今日はそれを祝して宴会よ 」


一刀以外『おぉーっ!! 』


大陸が救われた記念に魏の城にて祝勝会が開かれた。


ちなみに一刀は


一刀「俺も祝いたいよ〜!!ほどいてくれ〜!? 」


罰として祝勝会に参加できず、木に縛り付けられていた。


いつもはこんな時、助けてくれるライラも


ライラ「ダーリンったら僕とはエッチなことしないくせに秋蘭や凪とは子作りしちゃうんだ。たまには罰だよ 」


一刀「そんな〜!? 」


今回ばかりは助けてくれなかったりする。


そんな一刀を置いといて


雪蓮「ぷはーっ!!酒が飲み放題っていいわねぇ♪ 」


冥琳「ほどほどにしとけよ 」


鈴々「たくさん食べまくるのだーっ!! 」


季衣「ちびっこに負けるもんかーっ!! 」


恋「…負けない!! 」


皆は祝勝会を喜んでいた。


そんな時


マリア「えぇっ!?エレナさんは魔法世界に帰るのですか!? 」


エレナがとんでもないことを言い出した。


このマリアの声を聞き


美以「(ねえ)、帰っちゃうのにゃ!? 」


騒ぐ美以達であったが


エレナ「一時だけですから安心しなさい。サタンやルシファーの件をお爺様に報告しなければなりませんし 」


エレナはサタンが消滅したことと、ルシファーを封じ込めた『エンドレスの壺』の処理をするため一時魔法世界に戻るのだった。


ちなみに


エレナ「あいつも魔法世界に連れていかなくてはなりませんしね 」


デビバット「そんな〜!?俺っちは帰りたくないよ〜!? 」


捕らえたデビバットの処分も魔法世界でしなければならなかった。


エレナ「というわけで私は一時帰国しますが皆さんもどうするか決めてくださいね 」


そんなこと言われなくても皆は残ると決めていた。


そんななか


アンソニー「どうせならもう戻ってこなくていいのに 」


カチンッ!


このアンソニーの言葉にエレナがキレ


エレナ「そういえばサタン消滅の貢献によってやめようかと思いましたけど、やはりあなた達への説教はやっておいた方がよさそうですね。アンソニー、特にあなたは長くやらせてもらいます!! 」


アンソニー「ゲゲッ!? 」


風羅「余計なこと言っちゃって 」


やぶ蛇であった。


すると


エリス「あれ?そういえばエレナさん、先程から何を食べているんですか? 」


話題を変えるべくエリスが言うと


エレナ「何って炒飯(チャーハン)ですけど? 」


確かにエレナは炒飯を食べていたのだが


もわぁんっ!!


その炒飯は映像があればモザイクが入るくらい不気味なものであった。


氷夢「あれは確か愛紗が作ったものだったな!? 」


実はエレナ、重度の味音痴だったりする。


マリア「美味しいのかな? 」


ぱくんっ


そうとは知らず、愛紗の炒飯を口にしたマリアは


ボッカァーンッ!!


エリス「マリアさん!? 」


頭が爆発してしまった。


さてさて、皆が祝勝会で騒ぐなか


華琳「お腹空いてるでしょうし、そろそろ許してあげるとするか 」


一人会場を抜け出した華琳が一刀を解放しようと縛り上げた木に近寄ると


パッ!


一刀はいつの間にか木から脱出し、杖を構えて呪文を詠唱していた。


華琳「何してるのよ一刀 」


一刀「華琳!? 」


華琳「解放するつもりだったから逃げ出した罰はないとして、あなたも会場に来なさい 」


華琳は一刀にそう言うが


一刀「俺は行けないよ 」


華琳「えっ? 」


一刀「だって俺は皆の記憶を消して山に行くからさ 」


一刀がとんでもないことを言い出した。


華琳「ちょっと!?何でそんなこと言うのよ!?それに何で記憶を消すのよ!? 」


一刀「華琳、俺の中には大陸を危機にしたサタンがいたんだぜ、そんな危なっかしい奴が国にいていいわけないだろ 」


華琳「そんなこと… 」


一刀「そんな俺が魔法世界に帰ったところで皆からは恐怖としか思われない。だからひっそり山へ暮らすんだ 」


一刀の決心は揺るがず


華琳「ちょっと!?待ちなさ… 」


一刀「あばよ華琳! 」


そして一刀は


一刀「記憶よ、消滅せよ!!メモリーロスト!! 」


パアァッ!!


記憶を消滅させる魔法を発動させたのだった。


華琳「・・・ 」


一刀「華琳、俺のことは記憶にないだろうから言っておく 」


一刀「愛してたぜ華琳。そしてサヨナラ 」


スッ…


一刀は華琳の前から去ろうとするが


華琳「待ちなさいよ一刀! 」


一刀「えっ!? 」


一刀は華琳が一刀の名前を言ったことに驚いた。


一刀「何で!? 」


華琳「そんなことはどうだっていいの!!一刀、私もあなたが好きよ!だから私の前からいなくならないで!! 」


バァンッ!!


もはや勢いだけで華琳も一刀に告白してしまった。


一刀「華琳… 」


華琳「一刀… 」


チュッ♪


互いに意地っ張りなためなかなか告白できなかった二人であったがついに告白しあいキスをした。


一刀「もう一回してくれ 」


華琳「もうっ!馬鹿 」


ん〜っ…


そして二人の唇が再び合わさろうとしたその時


ドッカァーンッ!!


会場の方で大きな音がした。


華琳「何よあれ!? 」


一刀「華琳、キスは? 」


華琳「そういう状況じゃないでしょ!!あんたも来なさい 」


慌てた二人が会場に駆けつけると


春蘭「うぉーっ!!何で孫策や劉備が我らの城にいる!侵略しに来たのか!! 」


雪蓮「そんなわけないでしょ!!こっちだって建業にいるはずなのに何でこんなとこにいるのよ!! 」


桃香「平原にいるはずの私が何でこんなとこにいるんですか!? 」


マリア「ここは何処なの!?魔法世界じゃないのは確かだけど!? 」


ライラ「あれ?僕ってば悪魔界にいるはずなのに何で人間界にいるの? 」


一刀と華琳以外の皆が混乱していた。


華琳「これは一体どういうことなの!? 」


不思議がる華琳だが


一刀「あっ!? 」


一刀はこの出来事に心当たりがあった。


実は少し前に一刀が繰り出した記憶を消滅させる魔法


一刀は失敗したと思っているが実は成功していた。


だが、消滅したのは一刀に関する記憶ではなく今までの記憶であり、しかも会場の方にかかってしまったのだ。


一刀「どうしよっか華琳? 」


華琳「このお馬鹿ーっ!! 」


なお、この記憶消滅は明日の朝には記憶が戻ったものの、一刀は罰として後片付けを命じられるのだった。


一刀「そんな〜!? 」


一刀と華琳


ようやく二人の絆がちょっとだけ強くなり、これからも強くなるであろう。




長い間ありがとうございました


西森の次回作をお待ちください


・・・・・・・・・


・・・・・・


・・・


華琳「ってまだ終わってないでしょ!! 」


一刀「そうなの? 」


華琳「そうよ!!この小説はまだもうちょっとだけ続くんだからね!! 」


華琳の言うようにこの小説はまだもうちょっとだけ続きます


一刀「本当かな〜? 」


華琳「本当よ!! 」

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