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自業自得と1%の確率

ルシファーの手により封印が解け大悪魔神サタンとなった一刀


そして一刀は華琳達の前から去り皆が追いかけようとするなか、サタンを馬鹿にした星王子が殺され


麗羽「ひいぃっ!? 」


美羽「ひえぇっ!? 」


サタンにお漏らしをかけてしまったことで次なるターゲットとして悪魔化した麗羽と美羽が狙われた。


このままでは殺されてしまう


お馬鹿だがそれを察知した二人は


麗羽「あっ!あれは何ですわ!? 」


サタン「むっ! 」


何もないとこを指さし、サタンがさした方向を見た隙に


麗羽「逃げますわよ美羽さん!! 」


美羽「今回ばかりは麗羽姉様の言う通りにするのじゃ!? 」


バササーッ!!


二人は翼を羽ばたかせ、それぞれ別の方向へと逃げるが


ルシファー「(愚かなことを) 」


サタン「我から逃げられるはずがなかろう 」


ドォンッ!


ドォンッ!!


サタンは二人が逃げた方向へ魔力弾を放ち


麗羽「ぎえぇっ!? 」


美羽「ひえぇっ!? 」


二人に命中した直後


ボンッ!!


二人の悪魔化が解け


麗羽「あれれえぇーーっ!? 」


美羽「ひえぇーーっ!? 」


キィーーンッ!!


空を飛んでいた二人は裸のまま落下してしまった。


麗羽サイド


猪々子「はぁ、麗羽様がいなくなってから気が楽になったけどすぐに金がなくなるな 」


斗詩「文ちゃんがすぐにお金を使っちゃうからでしょ 」


真直「あんな人でもお金儲けだけは才能がありましたからね 」


人は失った時にその物や人の価値がわかるという


普段は口うるさく、口だけは達者でわがままばかり言う麗羽であっても運だけは価値があった。


するとその時


キランッ☆


猪々子「あっ!何か空から落ちてくるぞ!金か? 」


斗詩「星かな? 」


真直「いや、あれは… 」


キィーーンッ!!


麗羽「あれれえぇーーっ!? 」


三人『麗羽様!? 』


空から麗羽が落ちてきたのだった。


猪々子「大変だ!?あのままじゃ地面に激突する!? 」


斗詩「何か布を広げて受け止めないと!? 」


真直「でもそれじゃ衝撃を受け止めきれません!? 」


上から落ちてきた人を救う際に布を広げて受け止めようとすると布の大きさによっては衝撃を受け止めきれず怪我をする恐れがある


猪々子「じゃあ他に何か案はないか? 」


斗詩「えぇと… 」


真直「あれでもないし、これでもない 」


三人が考えている間に


バッチィーーンッ!!☆


麗羽「う…うごごっ!? 」


三人『麗羽様!? 』


麗羽は死んではいないものの、地面に激突し、体がめり込んでしまった。



美羽サイド


美羽「うわぁーっ!?落ちるのは嫌なのじゃー!!誰か助けてたもう!? 」


このままでは美羽も地面に激突してしまう!?


誰もがそう思ったその時!


ガシィッ!!


誰かが美羽を受け止め、激突を阻止した。


美羽「ほっ、助かったのじゃ。ありがと… 」


だが美羽がお礼を言おうと受け止めてくれた人の顔を見てみると


雪蓮「お礼なんていいのよ 」


バァンッ!!


そこには雪蓮がいた。


美羽「そ…孫策!? 」


雪蓮「どうしてもお礼がしたいって言うならねぇ 」


スッ!


そして雪蓮は右手を構え


雪蓮「あんたのお尻を叩き放題で勘弁してあげるわ!! 」


バチバチバッチィーンッ!!


美羽「ぎゃあぁーっ!? 」


城を半壊させた怒りから雪蓮は美羽のお尻を叩きまくった。


美羽からすれば激突した方がまだよかったのかもしれない


悪魔に手を貸したものは必ず報いを受けるという言葉が魔法世界にあり


文字通り私利私欲のためだけに悪魔となりサタン復活に手を貸した星王子、麗羽、美羽は自業自得な罰を受けるのだった。


その後、二人から魔力を奪ったサタンは


サタン「ではこれより、この大陸を支配するとしよう。べリアル、お前は兵の用意を 」


べリアル「畏まりました 」


サタン「ベルゼバブ、お前は大陸全土への通信の準備を!レヴィアタンは補佐にあたれ 」


レヴィアタン「わかりました 」


ベルゼバブ「了解しましたですブーン 」


サタン「ルシファーは我と共にいよ 」


ルシファー「承知 」


皆にそれぞれ命じるなか


デビバット「あのぅ、サタン様 」


サタン「何だ? 」


デビバット「俺っちは何をすればいいんでしょう?そしてサタン様復活に貢献した俺っちに何かご褒美は? 」


ご褒美まで要求するデビバットであったが


サタン「貴様のようなド下級悪魔に用はない。我の前から去れ、それが褒美だ 」


デビバット「へっ? 」


解雇宣言(クビ)を言い渡されてしまった。


デビバット「ちょ…ちょっと!?それはない… 」


サタン「二度は言わぬ早く去れ、さもなくば貴様からも魔力を奪ってやるぞ 」


デビバット「ひぃっ!? 」


人から悪魔となった麗羽や美羽達は魔力を抜かれれば人間に戻れるが、元から悪魔であるデビバットが魔力を抜かれた場合、存在が消滅してしまう


消滅したくないデビバットは


デビバット「それではさようなら!? 」


バササッ!!


急いでこの場から飛び去っていった。


一方


パカパッ!


華琳「(一刀!?) 」


一刀が去っていった方向へ急ぐ魏と蜀軍


すると


雪蓮「あら、あなた達 」


アンソニー「げっ!?エレナ!? 」


雪蓮率いる呉軍と遭遇した。


華琳「孫策!? 」


桃香「何でここにいるんですか!? 」


雪蓮「私の勘よ 」


エレナ「アンソニーさん、『げっ!?』って何ですか『げっ!?』って 」


アンソニー「い…いやその!? 」


これで三国の軍が合流したその時


もくもくっ!


雲が集まり、一つの大きな雲ができあがると


サタン『始めましてとでも言っておこう大陸にいる人間共 』


バンッ!!


雲がスクリーンとなり、サタンが映し出された。


華琳「一刀!? 」


アンソニー「えっ?どこに一刀がいるの? 」


マリア「後で説明してあげるから今は黙ってて! 」


サタン『我が名は大悪魔神サタン、貴様ら人間を支配するものなり 』


大陸全土に向けて支配宣言をするサタン


サタン『先に言っておく、我に逆らったり倒そうとは思わぬことだ。もしそうすれば… 』


ドォンッ!!


サタンは魔力弾を放ち


ドッカアァーーンッ!!


大岩を破壊した。


サタン『こうなるのでよく覚えておくがよい 』


桃香「お…恐ろしいですね!? 」


華琳「今更ビビってるんじゃないわよ!! 」


サタン『逆に我に服従するものに対しては家畜として可愛がってやろう 』


華琳「なめた真似を!! 」


サタン『それでも我に挑もうという愚か者はかかってくるがよい!これが我が戦力だ! 』


ビシィッ!!


サタンが指をさした先には


ゲギャアァッ!!


ゴガアァッ!!


べリアルの手によって呼び出された多くのモンスター達がずらりと並んでいた。


更に


サタン『お前達もいくがよい 』


マリア「あれは一刀の召喚リング!? 」


ゴォッ!!


サタンは召喚リングに闇の魔力を注ぐと


サタン『いでよ、我が下僕達! 』


カァッ!!


リングが黒く輝き


シュパァッ!!


ミノタウロス「モオォーーッ!! 」


ゴゴゴオォーーッ!!


ピキピィーッ!!


以蔵「切り裂いてやるぜぇ!! 」


フィーネ「うふふっ、可愛がってあげるわ 」


ボッシューーッ!!


ミノタウロス達は闇の魔力を食らって体が黒く染まって凶暴化し


スフィンクス「ガルルゥッ!! 」


ドガルゥッ!!


ギャッシャーッ!!


スフィンクス、ケルベロス、サラマンダーも凶悪な姿へと変わっていた。


これが闇の魔力により凶悪なモンスターへと姿を変えてしまった一刀の九体の召喚獣である


本来悪魔族は召喚リングを使えないが魔法使いである一刀を取り込んでいるため使用できたのだった。


華琳「まさか召喚獣達まで闇に染まるだなんて!?でも一刀を元に戻せば… 」


まだ諦めない華琳であったが


デビバット「無理だよ 」


バァンッ!!


そんな華琳の前にデビバットが現れた。


ライラ「デビバットじゃん 」


エレナ「悪魔!! 」


デビバット「ちょっと!?暴力反対!俺っちは悪魔をやめてあんた達に味方したいんだよ 」


サタンに捨てられたデビバットは華琳達側に入ろうとしていた。


華琳「それより無理だよってどういうことよ!! 」


デビバット「だからさ、元に戻す方法なんてないんだよ!?サタンを殺せば一刀が死ぬし、サタンには銀による束縛が通じないんだからさ!? 」


華琳に詰め寄られ事実を話すデビバット


デビバット「せめて一刀の精神がわずかでも生きてりゃ1%以下の確率で戻れるかもしれないけど、あの様子じゃ無理っぽいし 」


華琳「そんな!? 」


元に戻すがないと知り絶望する華琳


エレナ「こうなったら仕方ありません。私が命を懸けてでもサタンを滅するしか… 」


もはや滅するしか大陸を救う道はないと思われたその時だった。


ルシファー『サタン様、では景気よく雄叫びをあげてください 』


サタン『うむ 』


まだ映像は続いており


サタン『それでは我に続け!エイエイ… 』


この先は『オーッ!!』と続くのだが


ぴくんっ!!


サタンの体がわずかに反応し


そして


サタン『おっぱぁーい!! 』


サタンの口から『おっぱい』という言葉が出てきた。


全員『!? 』


この言葉に悪魔軍はおろか華琳達まで驚いた。


ルシファー『べ…ベルゼバブ、早く映像を切れ! 』


ベルゼバブ『りょ…了解ですブーン!? 』


ぷつんっ!


そして雲が再び散ったのだった。


マリア「い…今のって!? 」


デビバット「まさか一刀の奴、サタンの中で生きてるのか!? 」


確かにおっぱいと叫ぶだなんて一刀以外ありえない


それを聞いた華琳は


華琳「1%の確率でもいい、一刀を元に戻さないとね! 」


一刀を元に戻そうと決意するのだった。


一方


ルシファー「サタン様、一体どうしたのですか!? 」


サタン「わからぬ!?だが我の中で滅したはずの北郷一刀、奴の気配を感じる!? 」


サタンも一刀の存在を察知するのだった。


召喚獣ファイル


ユニコーン


属性:無属性


リングの色:白色


所有者:エリス・リーン


仔馬ほどの大きさの回復能力を持つ召喚獣

角を当てることで癒すことができる

『メルメルメ〜』と鳴く

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