匂い
「メイ~。大丈夫かよー!!おーい!!」
「ん……。」
「メイー!!」
パチッ
あれ?私……
「良かったー!!このままメイが目覚めなかったらどうしょうかと思ったぜー!!」
今、ここ……
っ!!わ、私アルに膝枕されてる!!
ガバッ!!
「無理に立とうとすんなよメイ…このままじっとしてろよ…」
「だ、だ、だって!!アルに膝枕されててじっとなんて恥ずかしすぎて出来ないよ…」
「…………そう言うこと言うなよ!!俺だって恥ずかしくなってきたじゃねーか!!」
「やっぱりいいよ!!」
「だから!!ダメだって言ってるだろ!!また、倒れたらどうすんだよ!!いいから、じっとしてろ!!」
アルはそう言って私の頭を押さえた
「ア、アル!!苦しいー!!」
「じっとできないんだったら、この苦しい状態をずっとしてやる!!」
「えっ!!それは、嫌だ!!わかったわかったからじっとするよー!!」
「なら、いいだろう!!」
ずっと、あんなことされてたらまた恥ずかしくて倒れるとこだったよ…
あっ、アルの匂いいい匂い落ち着く…
自然の香りがするー
スンスンスンスン
ど、どうしよう……
メイが俺の匂いメッチャ嗅いでるんだけど
俺って臭いのか…
ショック……
「アルの匂いってスゴくいい匂いだね♪スゴく落ち着く…」
「なんだ、良かったー!!俺が臭いのかと思った」
「アルの匂い大好き…」
スースー
「えっ!?おい!!メイ?寝ちゃったかー。どうしよう…昼ご飯食ってねーよ…あっ、メイの持ってきたお菓子で何とかするか…」
それにしても、メイの寝顔可愛いな…