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バラの花を

「お嬢さん。別嬪さんだからオマケしてあげるよ」

「わぁ、ありがとうございます♪」

「いえいえ。」


はぁー。やっぱりお姉ちゃんはいいな。

赤髪でキレイで…

皆、私のことメイドか何かかと思ってんだろうな

絶対、姉妹だと思ってないよ……


「可愛い。可愛い。お嬢さん♪貴方に、バラの花をあげましょう。」

「へっ?」

「そんなに、暗い顔をしないで、貴方は可愛いのだから。ね?」

「あ、ありがとうございます……」


この声何処かで聞いたことある…

とっても、大好きな声…


「アル?」

「っ!!」

「やっぱり、アルなんだね!!」

「へへへ。ばれちゃった。」

「アル!!会えないと思ってたから嬉しい!!」

「俺も、チョー嬉しいよ♪」

「この町はあるの住んでる町なの?」

「うん!!そう!!あっ、案内する?」

「うーん。お姉ちゃんがいるからいいよ。」

「お姉さんも一緒でも別に大丈夫だけど?」

「そ、それはダメ!」

「何で?」


だ、だって。

マリアお姉ちゃんキレイだし。

もしかしたら、アルが惚れちゃうかも…

そんなの嫌だ……


「メイー。あら?」


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