18/41
バラの花を
「お嬢さん。別嬪さんだからオマケしてあげるよ」
「わぁ、ありがとうございます♪」
「いえいえ。」
はぁー。やっぱりお姉ちゃんはいいな。
赤髪でキレイで…
皆、私のことメイドか何かかと思ってんだろうな
絶対、姉妹だと思ってないよ……
「可愛い。可愛い。お嬢さん♪貴方に、バラの花をあげましょう。」
「へっ?」
「そんなに、暗い顔をしないで、貴方は可愛いのだから。ね?」
「あ、ありがとうございます……」
この声何処かで聞いたことある…
とっても、大好きな声…
「アル?」
「っ!!」
「やっぱり、アルなんだね!!」
「へへへ。ばれちゃった。」
「アル!!会えないと思ってたから嬉しい!!」
「俺も、チョー嬉しいよ♪」
「この町はあるの住んでる町なの?」
「うん!!そう!!あっ、案内する?」
「うーん。お姉ちゃんがいるからいいよ。」
「お姉さんも一緒でも別に大丈夫だけど?」
「そ、それはダメ!」
「何で?」
だ、だって。
マリアお姉ちゃんキレイだし。
もしかしたら、アルが惚れちゃうかも…
そんなの嫌だ……
「メイー。あら?」