はぁー。憂鬱
ある町に3人の娘がいました。
長女はとてもキレイで長い赤髪で美しい歌声を持つ娘でした。
次女は勇敢な性格でとても髪は短いがこれまたキレイな赤髪でした。
そう来ると、三女もキレイな赤髪でとっても可愛く
「とは、ならないんだよね…」
三女はと言うと黒髪で特になんも特徴がなく極々フツーの女の子でした。
「いやー。残念な事に私は、赤髪じゃないんだよねー本当に残念。」
今日も憂鬱だなー。
なぜ、憂鬱かと言うと
各国の王子様達が私達、三姉妹の赤髪を見に来るのだ
王子様達は決まって同じ反応をする
だから、憂鬱なのだ…
「メイー!!準備はできたの?」
「私、行かなくて良いよね?」
「もぉー!!ダメよ?メイ、あなたも一緒に行かなくてわ行けないの。」
はぁー、本当に憂鬱
「ねー、マリア。」
「もー、お姉ちゃんって言いなさい!!ソフィア」
「私さ、行きたく無いんだけど。めんどくさい。」
「もー!!二人共!!行かなくちゃ行けないの!!あっ、もしかしたら、王子様と結婚出来るかもだよ」
「私、結婚する気ないし」
「王子様が来ましたよ」
「はい!!お母様!!」
「二人共、行くわよー♪」
「長女のマリアです。ようこそ。」
「次女のソフィアです。ねー、私、もう帰っていい?帰るね。んじゃ。」
嫌だよー!!出たくない!!
「メイー!!」
はぁー。
「三女のメイです。赤髪じゃなくてすみませんね。」
「アハハハハ」
ほら、やっぱり。同じ反応
もう、嫌
「ふ、二人きりになってしまったね。マリアさん。」
「そうですわね。王子様」