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大智君〜激闘編〜

作者: 獄等邪険

バズーカは見事に当たって大智は吹っ飛んだ。

「くそぅ〜」

大智は美浦に戦闘心があると思った。

まさにそれは勘違いだったが。

美浦はただ金がない仕返しをしただけなのだ。

しかし大智は突っ込んでいった。

美浦はそれを察知し、東京タワーから飛び降りた。

見事に失敗だった。

10回転連続ジャンプのはずが、92回の回転になって地面に激突した。

「痛いなぁ」

痛みが無いかのように立って美浦は逃げていった。

大智は笑いながら大股で走って追いかけた。

美浦は途中でヤンキーから強奪したスポーツカーに乗って逃走した。

大智は負けずに大人を蹴り飛ばしてバイクを奪った。

そしてカーチェイスが始まった。

美浦は前のフロントガラスを蹴って割り、そこからかんしゃく玉を投げた。

見事に大智のバイクに当たってバイクの後ろタイヤがパンクした。

「畜生、クソ女め!」

大智も負けずに横に来たトラックのタイヤに針を投げた。

トラックは横転して美浦のスポーツカーに当たった。

運がよくバンパーにヒットして済んだ。

しかし大智の攻撃はそれで済むわけが無かった。

「喰らえ畜生たれ!」

倒れたトラックを小型爆弾で吹っ飛ばした。

トラックは美浦のスポーツカーに直撃した。

美浦は急旋回して、180度車を回転させて脱出した。

「なめないでね☆」

「くそったれ…ギャハハ!!」

絶対にありえない事を成し遂げたこの二人。

この小説がホンモノならかなりの凄惨さが残っただろう。

じきに武器が見えて来た。

歩道橋という武器が。

大智はニヤリと笑って加速した。

そして美浦の車の下に仕掛けたリモコン爆弾を、歩道橋直前で爆発させようとした。

「へへへ…くたばりやがれよ!!」

大智のたくらみは失敗したに決まっていた。

ワケは後でもいいですよね。

「ボーン!!」

スイッチを押したが爆発しない。

「あ、あれ?」

それもそのはずだった。

リモコン爆弾と今日の弁当を間違えたのだった。

スイッチは強すぎる指の弾力で壊れて戻らなくなった。

「何で〜!!」

「ほほほ!おばかさんね!!」

おちょくって逃げていく美浦。

大智は歩道橋に怨念を覚えた。

じきに信号機が見えたが、気にしていられない。

「こんなもの!」

赤信号の車が飛び交う交差点を車体ジャンプで切り抜けた。

事前に仕掛けておいた段差のおかげだろう。

「これを喰らいなさい!」

尖った石を投げた。

「俺も飛んでやるぜ!!」

しかしその願望はパンクに壊された。

パンクして思い切り飛べなかったのだ。

ふらふらの状態でトラック5台に突っ込まれた大地は瀕死だった。

「死ぬかぁ!!」

出血を気にせず絆創膏で止めた大地は都合よく落ちていた加速装置を足につけた。

(絶対現代では無いはずなのだが…)

そして走って美浦のスポーツカーに追いついた。

「ふふふ。逃がさんよ」

「しつこい男ね」

美浦はスポーツカーに取り付けてあったミサイルを後方発射した。

大智は避け切れず当たった。

加速装置が故障して、かなりのスピードで走ってしまった。

「うわっひゃっひゃっ!!!」

笑いながら走っていって美浦を追い抜かした。

「今のうちだよ!喰らえ!」

美浦は本日二発目のバズーカを放った。

大智は手から何かを出して防御したが、吹っ飛ばされた。

かなりの距離を飛んでいった。

美浦はそれを見て安心し、家に戻ろうとした。

「ひゃああぇえ〜〜〜」

変な声を出して暴れている大智。

着いたのは丁度よく自分の家だった。

「ラッキー!へへ、美浦め、俺の最大の武器を見せてやるぜ」

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