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Ep20:文化祭の終幕(事件の解決)


文化祭終了直後に発覚した爆弾事件は、星見キッズを新たな危機に巻き込んだ。図書室で見つかった偽物の爆弾と「S.M.」のイニシャル、背の高い人影の映像が手がかりとなり、警察のDNA鑑定でS.M.が松本翔の兄、松本誠司であることが判明した。林間学校での田村悠斗殺害事件の犯人、松本翔の逮捕に対する逆恨みが動機と推測されたが、詳細はまだ不明だった。


夜の警察署で話を聞いた星見キッズは、誠司の行方を追う決意を固めた。




「松本誠司…。弟の逮捕を僕たちのせいにしてるなら、危険だ。次の行動に出る前に見つけなきゃ」シュウがノートに書き込みながら言った。




「でも、どうやって探すの? 警察が追ってるけど…」カナエが不安そうに尋ねた。




「ジャケットが体育館裏で見つかった。近くにいる可能性がある。誠司がまだ学校周辺に潜んでるかも」シュウが考え込んだ。




佐藤刑事が提案した。


「誠司の自宅はすでに確認したが不在だ。学校周辺に潜伏してる可能性は高い。君たちの視点が役立つ。協力してくれ」




「分かりました。僕たちで学校周辺を調べます」シュウが頷いた。




星見キッズは学校周辺を捜索することに。


タクミがタブレットで周辺の地図を表示し、


「体育館裏から近い場所…。校庭の裏にある倉庫とか怪しいかも」と指摘した。




「倉庫か…。文化祭で使った道具が残ってる。隠れるにはいい場所だね」リナがスケッチブックに倉庫の位置を書き込んだ。




「よし、倉庫へ行こう。気をつけて動くよ」シュウが懐中電灯を手に指示した。


夜の校庭は静まり返り、倉庫の鉄扉が風で軋む音が響いた。


シュウが懐中電灯で照らすと、扉が少し開いていた。




「誰かいる…!」ケンタが小声で叫んだ。


倉庫の中には、背の高い男が文化祭の装飾道具の陰に隠れていた。黒いフードを脱ぎ、疲れ切った表情の男――松本誠司だった。




「見つけた…! 松本誠司だ!」シュウが声を上げた。




誠司は驚いた顔で立ち上がり、逃げようとしたが、ケンタが素早くドアを塞いだ。「逃がさない! 警察を呼ぶよ!」




佐藤刑事が駆けつけ、誠司を押さえつけた。


「松本誠司、脅迫罪で逮捕する。動くな」




誠司は抵抗を諦め、うなだれた。


「…やったのは俺だ。偽物の爆弾も、脅迫文も…全部俺がやった」




「なぜ僕たちを狙った? 動機を教えて」シュウが冷静に尋ねた。誠司は目を伏せ、震える声で語り始めた。




「弟の翔が逮捕されたのは、君たちのせいだと思った。翔は…俺にとって唯一の家族だった。精神が不安定になって、学校に恨みを抱いた。君たちを脅して、苦しめたかっただけだ…」




「でも、田村くんを殺したのは松本くん自身だ。僕たちは真相を追っただけなのに…」カナエが涙目で言った。




「分かってる…。俺が間違ってた。弟を守れなかった自分を責めて、君たちに八つ当たりしただけだ…」誠司が顔を覆った。




「偽物だったけど、脅迫は罪だ。警察で詳しく話せ」佐藤刑事が誠司を連行した。


ホールに戻った星見キッズは、安堵の息をついた。シュウがノートを閉じ、仲間たちを見回した。




「動機は弟への愛情と逆恨みだった。偽物とはいえ、怖かった。でも、解決できてよかった」


「シュウ、すごいよ…。またみんなを守れた」リナがスケッチブックを握りしめて微笑んだ。


「うん、星見キッズのチームワークだよ。田村くんの事件とも繋がった。少し心が軽くなった」カナエが手を握った。


「でも、こんな事件、もう嫌だ…。次は楽しいことだけしたいな」ケンタが笑顔で言った。


「そうだね。11月に入るし、平穏な学校生活に戻るかな。星見キッズ、次の目標は…楽しい思い出作り」シュウがメガネを直して笑った。夜の校舎に静寂が戻り、文化祭の事件は終幕を迎えた。




(Ep20 完)




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