5話 初手
次の日の朝。
テントを皆で片付けている時に、昨日の魔物の死体を裁けないかをミアとルナに訊ねてみた。
「これなんだけど。」
そう言って、結構大きな野犬のような魔物の死体を出してみる。
「立派な獣さんですね~。」
「にゃ~。」
「これが、後4匹ほどあるんだけど。 出来れば食肉と毛皮で解体したい感じなんだよね。」
ルナとミアは互いに見合っているが、決心した感じで答える。
「多分、大丈夫だと思います。 ただ、調理用のナイフでは少々手間なのと、量があるので、時間がかかってしまうのですが。」
「食肉の分は終わり次第、ルナの魔法で冷凍しておけば良いと思うんだよね。」
「肉を凍らせるんですか?」
「そうそう。 そうすれば腐りにくくなるからね。 使う時に解凍すれば良いんだ。」
「私の魔法にそんな使い道があったなんて。」
「むぅ~。 あたしも手伝うにゃ~。」
「もちろん、皆で頑張って解体しよう~。」
僕が音頭を取ると、賛同してくれたので、朝から解体作業を始めた。
「肉と毛皮で解体出来たと思うんですが。」
そう言って、必要な部位を綺麗に並べてくれているルナ。
「この肉の部位に魔法をかければ良いんですよね?」
少し不安そうな顔で、魔法を使い始めるが、やはり中々この大きさを凍らせるのは大変そうだ。
しかし、僕は昨日のミアの時みたいに僕も一緒にやればいけるのではと思ったのだ。
魔法を使うルナの手に僕の手をかざし、僕の力を貸すぞ~みたいな念を送った。
ピキキッ
かなりの大きさの肉塊が一瞬で固まった。 手で小突くと、コンコンとするほどだ。
「私まだ、全然魔力を込めきれてないのに、どうして!?」
「いやあ、さすがだよルナ! ほら、あっちにミアが解体した奴があるから、ドンドンやっていこう!」
あっけなく肉は凍らせる事ができたので、解体の時間は予定より早く終われた。
「じゃあ、今夜はコイツの肉で料理頼めるかな?」
「にゃ~お肉にゃ!」
「ええ!」
二人は肉が食事に加わる事をとても喜んでいる。 やっぱり、獣人なので山菜より肉食の方が好きだよね。
旅は順調に進み。
その日の夜は、肉塊を1つ使って鍋と、ステーキみたいなのを作ってくれた。 使い切れなかった肉を再度凍らせて次回へ。
肉の調理は、ミアもルナも得意らしく、どちらも違った香草を使って臭みやえぐみ取る事が出来ていた為、僕にとっては良く分からない獣肉料理は、久しぶりのジュウシーさで美味しかった。
ちなみに、鍋料理はルナが、ステーキはミアが作ってくれた。
2人は美味しそうにぺろりと食べたので、やはり、育ち盛りは違うなと思った。
肉が一杯あるので、朝と昼も肉料理を使いたい、食べたいと2人は言ったのだが、やはり栄養とか大事なので、夜だけねと決めたり。
その日の夜は楽しく越す事ができた。
ちなみに、知覚陣のおかげで安心して眠れたのは言うまでもないが、あれ以降魔物に襲われる事はなかった。
そして、獣人の村から3日ほど歩いた所で、人の町に辿りついた。
立派な壁に囲まれた町が視界に。
僕らが通って来た道とは違う道を、人が移動しているのが分る。
移動している人の大半は、馬で荷車を引かせている人が多いようだが、僕達のように歩いている人もみられる。
「無事に辿りついたみたいだね。」
「はい。」
「にゃ~。」
僕の言葉に反応してくれる。 僕もそうだけど、2人にとっても村以外の町へ来るのは初めてだろう。
僕達は、人の姿に興味を惹かれながら、町の入り口である場所へ歩いて行った。
町の入り口で検問をしているようなので、僕らもそれにならう。
「どうも、お疲れ様です。」
僕は務めて気安く声をかけてみる。
衛兵の人は、それに返事をしてはくれたが、僕の連れている2人を見て顔色を少し変えた。
「えっと、子供3人に見えるが、この町にはどういう目的で?」
「そうですね。 僕はこう見えて腕に自信がありますので、この町で冒険者的な活動の拠点にしようかと。」
「ほう。 冒険者か。 まあ、この国も大体的に力を注ぐようになったと言うが、こんな子供まで冒険者になる時代になったか。」
僕はにこやかに会釈して先に進もうとすると呼び止められる。
「その獣人の子は君のなんだ? まさか、その成りで奴隷商なのか?」
僕の後ろで縮こまっていた2人が、思わず違うとばかりに威嚇する。
「いえ。 この子たちは僕の番なんですよ~。」
「番? 2人とも? 獣人だぞ?」
「え? ええ、そうですよ。」
「おお、君、若いのに凄いな。 いや、獣人が子供だから‥‥、いや、若いからか‥‥。」
思わず、目を見開いて僕らを凝視し、そして、勝手に何か考えこんでいた。
僕の言葉に気を良くして、ミアとルナは僕のそれぞれの腕に納まり、そうだと言わんばかりだ。
「いや、失礼した。 それじゃ、最後にログを確認させてもらうよ。」
衛兵は、金属製のプレートみたいなのを手に、ミアに手をかざして何やら呪文を唱える。
「ふむ、ニュートラル。 罪歴、なし。」
次いで、ルナ。
「ニュートラル。 罪歴、なし。」
そして僕。
「おぉ! グッド、この数値は‥‥。 罪歴、当然なしか。」
良く分からないが、驚かれたので、僕は笑顔で対応してみる。
「若いのに君凄いな。 どうぞ、通りたまへ。」
少し腰が引けている衛兵に挨拶をして、僕達は人の町へと初めて入ったのだ。
町へ入ってから少々。
2人は、周りが人間しか居ないようなので、少し怯えているのか、僕の手をぎゅっと堅く握っている。
まあ、みんな初めてなもので、辺りをキョロキョロと見回すのはしょうがないとしても、遠巻きに視線を集めるのは、僕としては気恥ずかしい。
「まずは、お金が必要だね。」
僕の一人ごとにミアとルナは首をかしげる。
あの村では、お爺さんくらいの人じゃないと、貨幣を使う事はないだろうから、しょうがない。
道なりに歩きながら、それとなくお店の看板を見る。
やばい、文字が読めない。
「えっと、看板の文字を‥‥。」
僕が2人に訊ねようとしたが、その愛らしい顔をみる限り、無駄な気がしてしまった。
しょうがないので、適当なお店で聞くとしよう。
僕はささっと辺りを見て、人の並んでいないお店を見繕う。
人が良いかどうか分からないけど、おばさんが店番をしてるところへ歩みよった。
「どうも、こんにちは。」
「いらっしゃい。 何がいるんだい?」
そう言って、店頭に並ぶ品を手で促す。
どうやら、雑貨屋という所だろうか、食器や調理道具など、日用品が並んでいる。
「僕達、この町に初めて来たもので、右も左も分らないので少し困ってます。 冒険者ギルドか、魔物の素材を買い取ってくれる所を教えて貰えませんか?」
「冒険者ギルドなら、この先の噴水のある広場を東、まあ右手側。 見たら大体分る建物で、素材を買い取るってなると、冒険者ギルドの裏手の鍛冶工房の並びにあると思うから、その辺で訊ねると良い。」
「ありがとうございます。」
僕は笑顔で礼をのべると。 僕につられて2人もぺこりと頭を下げる。
おばさんは、「今度は何か買っとくれよ」と言って見送ってくれた。
2人をつれて更に進み、広場へ。
なるほど、ここからだと、町を見渡せるようになっているようだ。
そのまま、なだらかな坂を上った先には、お城、もしくはでっかい館のような建物。
左手は、住宅であろう建物がならんでいる。
ここから見渡すと、入ってくるときに囲っていた町の防壁も見えないので、この町はかなり大きいのだと思った。
さて、目的の右手側へ目を向ける。
こちら側も、通って来た道なりにあったような店がならんでいるが、様相は変わっているようだ。
そして、立派なでかい建物。
看板の文字は読めないが、おそらくあれが冒険者ギルドの建物だと思う。
先に入ってもいいのだが、まずはお金を確保し、そして宿屋を決めるのがセオリーだろう。
冒険者ギルドはその後、もしくは明日にでも行けば良い。
なので、僕らは冒険者ギルドの裏手にある方へ向かった。
裏手のエリアは、わりと人通りも多く、色んな人が行きかっている。
その中に獣人とか、他の人種はいないかな? とか見てみるが、居ないようだ。
何かしらの作業に追われてる人達が、ややせわしなく通りすがっていく。
そんな通りを、建物の中を見ながら歩いていく。
武器等の品が並び、人もそれなりに出入りは多いようだが、その中に、人がはけている店があった。
ちょっと店内を覗いてみると、商品は置いてはないようだ。
ここかなと、当たりをつけてお店に入ってみた。
「すいません。」
店内に向かって声をかけると、いかついおっさんが応対してくれた。
「どうした?」
「魔物の死体を解体して素材を買い取ってもらいたいんですが、そういった店はどこでしょう?」
「魔物の死体? まあ、ここで受けて良いが、どこに置いてあるんだ?」
そう言って、おっさんは僕が来た入り口から外を確認したりする。
「あ、いえ。 僕ストレージ持ちなので、僕が持ってあります。」
「ほお、魔物をストレージにね。 あんた魔法使いかい?」
「魔法使いじゃないんですが、魔力はあると思います。」
「そうかい。 じゃあ、ちょっと奥まで入ってきな。」
そう言われたので、僕らはおっさんに連れられる形で、奥の開けた作業場へ。
作業場は片付けられはしていたが、奥の方は所狭しと、色んな素材であろうモノが並んでいた。
「じゃあ、あんたの買い取ってもらいたいものを出して貰えるかい?」
まずは、お金になりそうなものから出そう。
いきなりあの洞窟の主は、この作業場でも収まらないだろうし、解体に時間がかかり過ぎては困るので。
僕は、手をかざし魔物の死骸を ドオォン と載せた。
「こいつは、とっても早く動いて、倒すのに少々手間でした。 殻もツルツルしてるし、切れ味が良さそうなので、良い素材になると思うんですけど。」
僕が出した、巨大なムカデのような刃で覆われた身体をもった魔物の死骸に、おっさんは度肝を抜かれていた。
「なんじゃあこりゃ~。 なんじゃ‥‥。」
驚いて、驚いたままに這って近寄り、その死骸を触って、確認している。
「あの。」
「なんじゃい。」
おっさんは顔をこっちに向けもせず、返事をする。
「コイツと同じのが、後2体あるんですが、出してもいいですか?」
「なんじゃと!? あと2体!!」
「はい。」
すんごい顔を僕に向けてきたのだが、とりあえず、並べて置いてくれと言われたので、僕は同じ種類の死骸を並べて置いた。
中々のデカい魔物だったので、こうやって並べると爽快感があるな。
おっちゃんは、腰を抜かして驚いていたが、ミアとルナも、お互い抱き合って眺めていたので、やっぱりこの魔物はそれなりにレア度が高かったのかもしれない。
「とりあえずこの魔物を解体して素材を引き取ってもらいたいんですが、多分時間がかかると思うんですが、僕らこの町へ来たばかりで、手持ちのお金が無くて、少し前払いとしてお金が欲しいんですが。」
「そうさな。 確かにこれだけの大きさと、この素材、ちょっと見積もりも時間とるかもな。 3日後に素材の代金を支払うって事でいいか?」
「はい。 では、3日過ごせるほどの前金を頂けますか。」
「分かった。 ちょっとまってな。」
そう言って、おっさんは先程の部屋へ行き、手に袋を持ち、そこから、金貨を3枚渡してくれた。
「見たところ、3人だけとはいえ、こんなけあれば3日は余裕だろ。」
金貨の価値は分からないが、初めてのお金である。
「ありがとうございます。 では、3日後にまた来ます。」
「おう、俺はこの店の店主のダンカンって言うんだ。 お前さんは?」
「僕は 水巴 宗馬。 そして、あちらの2人は僕の番のミアとルナです。」
ミアとルナは僕が紹介すると、名前を呼んだ時にそれぞれ愛らしくお辞儀をしてみせる。
「ファミリーネームが前か、珍しいな。 ミナトモ、よろしく。 あと、嬢ちゃん達もとんでもねぇ男を選んだな。」
すでに驚きは収まったのか、豪快に笑うダンカンを前に、ちょっと誇らしげに鼻息荒く、僕の凄さを讃える2人。
いや、魔物の死骸はまだまだ一杯あるんだけどな。
でも、これでお金は手に入る事ができたので、こういった金策がメインにはなるだろう。
手に入った金貨は3枚。
これで、あと3日は持たせないと行けない。
とりあえず、2枚はストレージへ。
お、スタックして数字表記。 枚数、数えなくて便利な機能とか。
「あっ、宿屋。」
店を出かけた僕は慌てて、ダンカンさんにこの町のお勧めの宿屋を教えてもらった。
町の入り口付近に並ぶ店は、小料理店と思えるようだが、宿屋が多いらしい。
その中の一つの店に入る。
カウンターに比較的若い男性がいたので、そのまま交渉。
「宿を借りたいんですが。」
「うちは1部屋、銀貨4枚貰うけど、3部屋でいいかい?」
「えっと、それぞれ部屋で寝る?」
そう聞くと、2人は、僕と一緒が良いと駄々をこねる。
「あの、大き目のベッドがある部屋借りれますか?」
「じゃあ、ダブルの部屋で1部屋、銀貨7枚ってとこだけど、うちは色宿じゃないから、夜騒ぎ過ぎると困るんだが、大丈夫か?」
色宿? 夜にはしゃぐって。 いやいや、子供相手に何を言ってんのこの人。
「はい。 夜はなるべく大人しくさせますので。」
「じゃ、先に払うか、引き払う時に払うかどっちにする?」
「では、3日ほど先に、あと、洗い物とかあるので台所を借りてもいいですか?」
「ああ、そういう事なら別にいいぜ。 あと、朝飯は3人で銀貨1枚でつけるけど、どうだ?」
「はい。 では、3日と朝ご飯代でお願いします。」
そう言って、僕は、金貨を1つ渡した。
男は番号の書いたプレートのついた鍵と、お釣りのちょっと大き目の銀貨5枚と銀貨26枚をくれた。
「これは?」
そう言って、大き目の銀貨を摘まむ。
「ん? 大銀貨だけど、珍しいかい?」
大銀貨。 なるほど、種類が銀貨とちょっと違うんだな。 まあ多分、銀貨の10倍の価値なんだろう。
「それでは、荷物とか置いて来ます。」
「おう、なんかあったら聞いてくれ。」
宿の内部はすでにランプに火が灯り内部を照らしている。
僕は、借りた部屋に辿りついくと、ベッドに倒れこんでみた。 僕を真似て、2人は僕に乗っかってくる。
「は~疲れた。 何だかんだで歩き通しだったしな。」
僕の語りに、ミアとルナは申し訳なさそうな顔をさせる。
「えっとどうかした?」
人の町に来て怯えているのかとちょっと、頭をなでたりしてみる。
「あたしお腹空いたにゃ。」
「私も。」
あ、そうか、確かにもうそろそろ夕飯の時間だな。
洗い物は、夕飯を取った後でいいかもしれない。
「とりあえず、手荷物は置いていこうか。」
そう言うと、僕は装備していた、手荷物の入ったカバンを部屋の隅へ置く。
それに習って、2人もそれぞれの荷物を並べて置いた。
大がかりな物や、食料品や水は僕が収納しているとはいえ、日用品や着替えとかまではなるべく収納しときたくはない。 まあ、どうしてもとなったら収納するけど、貴重品でなければいざとなればまた手に入れればいいという感覚だね。
部屋にもランプはあるが、寝る時は自分で消す感じかな? とりあえず、スイッチ部を確認してみてたり。
そんな事をしたら、2人に袖を引っ張られたので、食事にいくか。
部屋を出て、先程の宿の店員さんにお勧めの料理屋を教えてもらう。
取り合えず、近くてリーズナブルなところで。
店を入って注文しようとメニューを見た所で、文字がわからん。
そんな僕をよそに、ルナが指さしてこういう。
「主様。 私、この肉料理食べたいです。」
え?
そしたら、ミアが負けじと。
「ご主人様。 わたしは、この魚肉ほしいにゃ。」
2人とも、メニューを指してそう言うので、改めて僕はメニューを見つめるが、わからん。
「ご注文決まりました?」
2人はそれぞれ、メニューを指さして注文している。
定員もにこやかに対応している。
ふむ、おかしくはないようだ。
定員が僕に訊ねてきたので。
「この時間で人気の物を。 あと、僕らライスのセットとかあればいいかな?」
「えっと、はい。 それぞれライスのセットですね。」
そう言って、奥へ行った。
あれ、ライスとか普通にセットとか、あるんだ。
すんなりいって、僕の方がたまげるぜ。
そんな僕の内心も知らず、2人は楽しそうな顔をしていた。
出てきた料理をおいしそうに食べる2人。
というか、おいしいとかうまいとか普通に言ってた。
そして、お互いに、少し料理を交換して食べて楽しんでたり。
そんな僕は、一人腑に落ちず黙々と食べる。
さすが人気の品、普通に美味しい。
でもなあ、もしかして僕だけ文字分からないって落ちなのか?
いや、2人は分かってない風だったのに、なぜここで突然。
そんな考えながら食べてたら、2人が僕の料理をじっと見ていた。
僕の料理は、たっぷりと入ったビーフシチューみたいな、煮込み料理だったのだが、まあ、腹がそんなに減ってた訳でもないので、2人にそれぞれよそってやった。
ただ、ライス、あるんだ。 普通に米だわ。
宿へ帰って2人を部屋に戻すと、大人しく待っててと言っても僕についてくる。
仕方ないので、宿の店員さんに頼んで台所を貸してもらい、旅で使った調理道具や食器を洗う。 ミアとルナが手伝ってくれたので、わりと早く終わった。
とういか、この世界の洗剤っぱねえな。 どうなってんだ?
乾燥させたがったが、取り合えず僕の中に収納しておいた。 水洗いだけの場合は乾いてくれたんだから大丈夫だろ。
後は、洗濯を明日。
さすがに衣類は外で干した方が、というか、僕もそうだが、ミアとルナの衣類も揃えてやらないとな。
今日は、1日で、銀貨27枚使ったのか。 宿を1日分としたら、11枚。
3日で金貨3枚は多いよね?
じゃあ、明日は衣類を揃えてから、洗濯しよう。 冒険者ギルドはその後だな。
その後、お湯とタオルを借りて、久しぶりに身体を拭くだけだが、身ぎれいにした。
僕を習ってそれぞれで身体を拭いてもらいたかったが、どうも通じない。 しょうがないので、ミアとルナも僕がやってやった。
身体を拭いただけでも、違うは違うんだが、やはりお風呂はどうにか入りたいと思った。




