人は蹴られた後何を感じるか
19日予定でしたが、投稿できていないのを確認して急いで復元して投稿します。
21日になってしまいましたが投稿です。
安らかな匂いにまだ眠っていたいと思う安心感と同時にこの夏の暑さに不快感を覚える
体を揺すられるがその手を払い少ししたらいろいろな声がする委縮しきっている男性の声となじみのある女性の声、周りの異質なものを見るようなひそひそ話。
だがその中でもはっきり聞こえてくる女の子の声音楽でも口ずさんでいるのか落ち着く声だもっと聴いていたいがそのすぐ後に意識が覚醒する。
「何この状況」
「あっ起きた」
本当に何なのだろうかこの状況は、明らかな高級そうなスーツを着ている初老男性が知り合いの女性教員に公園の地べたに正座座りさせられて怒られている。しかも、そこから少し離れたところに主婦同士が集まって旭先生に指を指しながら話しているし、そんな自分は出会って間もない女子生徒の近くで寝ていた。
「んまったく理解できないんだが何だこの状況」
「簡単に説明するとナンパや痴漢の類と勘違いした私の父があなたにミサイルキックを決めてその現場にちょうど居合わせた旭さんに父が絞られているとこ」
「まあそうとしか考えられないよな」
「おっ奏多起きたか」
「先生柊に呼び方変えたのでは」
「別に学校じゃないんだいいだろ?それよりもだ、この勘違いジジイをしょっぴかなければ」
「あっそうすか」
そう言って先生はまた初老男性もとい女子高生の父親のもとへ
「お前の父親と旭先生ってどんなつながりだよ明らかに昔からだと事案になりそうなんだが」
「親戚らしいよ」
「ふーん」
「詳しくは聞いてこないんだ?」
「お前なぁ人間関係の事情程めんどくさく拗れているものはなかなか無いだろ?」
「何でそんなにひねくれてるの」
「自分ではそんなつもり全くないんだけどな?」
「はぁ」とため息をつく彼女俺自身ひねくれているのはデフォルトだから仕方ない直しようがないものだあきらめてくれ
「なおすでも治すのほうでしょ」
「心を読むなしかも俺のひねくれは故障とかじゃなく病気扱いなのな」
身近な女性から毒しかもらって位に気がするやっぱり家族って温かいんだな
「奏多は早速天衣と仲がいいようだな」
先生がお叱りから帰ってくる。
「天衣とは...?」
「お前らまさか自己紹介もしていないのか?はぁ~これだから最近の高校生は」
「それ言ったら先生年齢g」
「ナニカイッタカ」
「ナンデモナイデス」
先生は指導(脅迫)をしたのちに咳払いをして喋り始める。
「じゃあ私から自己紹介してやろうこっちのひねくれていなければそこそこ人気が出そうな男が柊奏多」
「うるせーっすよ」
「でこっちの見るからに美人の女の子が佐倉天衣だ」
「改めてよろしく」
「おう」
「であそこに正座しているのがお前の雇い主の佐倉賢一だ」
そこには何とも厳ついのだが正座している姿から何とも情けない初老男性である
「君のお父さんとは知り合いだから取り敢えずは信用しようだが娘に何かあれば真っ先に君を疑う分かったな?」
「確認もせずにミサイルキックをかました人が何を言ってるんですか?」
「うっ」
旭先生に、突っ込まれて何にも言えなくなる佐倉父。というか佐倉賢一って確か
「柊には言ってなかったなこの人は佐倉グループの二代目だ」
もう新しいことを詰め込まれすぎた俺の脳みそは破裂寸前だそもそも何でこんな人の娘の世話を俺がするんだ?家政婦とか雇っていればいいだろ。もしかしたら普通の家政婦すらも逃げ出すようなじゃじゃ馬を俺を更生させるために先生が押し付けたということか。なかなかな金額を貰えば俺は拒否できないのを分かっているなこやつ。
そうと決まればこんな危険な場所からは逃げるしかない...
「柊ィ何処に行くつもりだ?」
「いえトイレに」
「なら私もついていこう」
「そんな女性についてきてもらうなんて」
「まぁまぁそんなこと言わずにな?(お前も逃げ出しそうだしな」
バッバレてやがる!?もうこうなったら話をつけて何とかするしか?!
「どうしたトイレも大丈夫そうなら話を進めるが?」
「そうですね」
・
・・
・・・
・・・・
「と言う訳でバイト内容は以上ですね。柊何かあるか?」
「そりゃあ」
「なんだ言ってみろ」
「高待遇すぎるんだよ!!なんだよこれしかも住み込みってどうして親父も許したんだよ!!」
内容は説明するならば、住み込みで働くことで出勤や退勤の概念は無しブラックかと突っ込んでみれば別に付きっきりでいる必要もないらしい、自室に籠ってゲームをしてもバイト代は入るらしい時給は千円で住み込みで働けば月三十日と考えれば......七十二万円!?高校生の月のアルバイトと考えたら異例すぎる。しかも住み込みが同居らしいそれによって光熱費も食費もタダ欲しいものがあれば必要に応じてくれるらしい。
「賢一さん?いくら娘の世話のバイトだとしてもこの給料なら家政婦とか雇った方が絶対にいいでしょ娘さん何かあるんですか?」
今は天衣には席を外して貰い佐倉グループのビルの応接室でバイトの内容の確認をしている
「今は君に話すべきではない」
「またそれですか」
似たような質問でいつか口を割ると思っていたが流石は社長そう簡単には割りそうにない
「もういいですけどねどうやっても逃げられなさそうですし気まずくなるのも嫌ですしね」
「ほぅ」
「娘さん見ない顔なのにうちの学校の制服を着ていたしかも旭先生の知り合いでうちのクラスの人も最近一人いなくなったからクラスも一緒となれば先生も俺に何かとさせそうですし。」
初めてあんなにどうでもいい全く微塵も関係のない休学者が憎くなった。
「よくわかっているじゃないか奏多」
「分かりたくもなかったですけでね」
「では、受けるという事でいいかね?」
「実質拒否無いでしょ」
「まあそうだな」
「で、バイトはいつからですか?」
「素直に受け入れすぎて気持ち悪い位だが」
「何で雇い主が引いているんだよこういうのはある程度諦めたほうがいいって決まってるんですよ」
「本当に君に聞いていた通りだな」
「まあそこが悪いとこでもありいいところなんですよ」
「おい!」
まあこんな会話が出来るならそこまで悪くないバイトと思っていた瞬間
「明日から頼むよ」
「へっ?」
夏休み明けに突如勧められたバイトはその始まりも唐突に訪れた
まだ誰にも見られていないこと前提でやっていきます。
平日は少し定期的な投稿がきついときがありますので、ご容赦ください