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高々雑魚と侮るな...多分  作者: 甲倫
2/3

いい出会いかと聞かれたらNOと答えると思う

前回あとがきでちょっと長かったと言ったが気のせいかもしれない(すっとぼけ)

予告通りいっきま――――す!!


木曜日に書く予定が寝てしまった。

夏休みが終わってからの登校日とはどうしても杞憂である。

前日の夜更かしも相まって日光のきつい中アスファルトですべて舗装された道を歩く。こんな日はあれだ、放課後に何もせず人の少ない電車に乗って意気揚々とクーラーの効いた部屋でアイスを食べるに予定は決まったな。


「そんなことで私の約束を破るつもりか奏多」


「ナチュラルに心読んでこないでください。エスパーですか?マリックですか?」


昇降口入り口にあいさつ運動で立っている旭先生に捕まった。

こんなクソ暑い日にあいさつ運動なんて、教頭あたりに「旭先生はまだ2年目だから」とか何とかいわれてここにいるんだろうな。


「そんなことは無いぞお前の明らかに放課後行きたくないなって顔してれば誰でもわかるぞ」


「そんなに顔出てんのかよ...」


「先生も付き添いで行ってやるから気負うなよ」


「いや、逃がさないぞって遠回しに言ってますよね、何ならそれを口実に学校から抜け出そうとしてますよね。」


「まさかそんなことは無いぞ生徒と話すのは楽しいし勉強にもなる」


「教頭は?」


「教頭か...言ってることは正しいんだがな如何せん言葉が強くてなちょっと怖い」


教頭は明らかに強面すぎる故に勘違いされやすいタイプだ、たまたま教頭室の漏れたきた声で何だかんだ旭先生を気にして気遣っている節があったからな。本人には教えなくてもまあ何とかなるだろう


「柊何笑っているんだ?」


「いえ何でもないです」


「?まあいいちゃんと放課後海浜公園に来いよ」


「へ―い」


時間も過ぎるのも早くクーラーの効いていた教室を向け少し遠い米市海浜公園にモノレールを使っていく。


「そもそも、高校生の娘の世話を同級生のしかも男子学生に押し付けるなんてどんな父親なんだよ、襲われたりしたらどうするんだよ!!...まあしないけど、というか!世話が必要な同級生って何うちの学校何ならバリアフリーとかかなりしっかりしてた筈だぞってことは怠惰系かよ...」


こんな愚痴をこぼしながらモノレールに揺られること十五分ほどで目的地付近の『米市海浜公園前』に到着する。


五分もせずに目的地に到着する。


「先生はまだ来てないのか」


辺りを見渡すが先生どころか人っ子一人見つからないのである。


「そういえば待ち合わせの時間聞いてないじゃん!」


明らかに凡ミスである流石に1日も時間があったから気づくはずが世話してくれというインパクトの強さに忘れてしまっていた。大人しくベンチで待とうとしたら一通のメールが届く旭先生からだ、授業で分からないことがあったら聞くようにとメアドを登録していたんだった。


【すまない教頭に呼び止められてな、娘が先に公園にいるそうだ話だけでもしておいてくれ】


というメールだった


「は?女の子なんて何処にもいなかったぞと言う訳で俺は帰る先生にもメールしておこう...っとなんか続きが書いてあるな?」


【因みにいなかったは通用しないぞ実際に公園の屋根付きのベンチにいるらしいからな】


「何もかもお見通しかよってか屋根付きベンチって今俺がいるところじゃん本当に何もいないが...」


俺は正面のテーブルの向かいのベンチに足が出ているのを発見したこんなクソ暑い中理由もなくこんなベンチで寝ている奴はいないこいつで決まりか


「あの~えっと~何してるんですか?」


「うん?君誰ぇ?君は国歌斉唱で平気で話しかけられるタイプの現代っ子かい?」


「いやそういうことはしないぞ」


「なら寝かせてくれ」


「ああわかt...じゃねえよなんだその独特な言い回し!用事も無しに話しかけるはずないでしょーよ」


「じゃあ何?ナンパ?待ってる人がいるんですいませんお引き取りください」


「ちげーわ!!そんなナンパに対する典型的な構文言うなナンパなら連れてかれるぞ!!」


初めて会ったのに旭先生相手より軽口をたたいていたこの女恐ろしい子


「旭先生から話は言ってるだろそれが俺なの!」


「なんで旭さんの事を知って、まさかそこまで調べつくしているとは...引くわ」


「もううるさい少し黙っててください」


秋山さんこのゲームの必勝法教えてくれよもうどうしたらいいか分かんないよ。


「旭さんから、多分お前?っぽい奴の世話をしてくれと頼まれた柊 奏多だこれで伝わる筈だろ」


「その内容なら多分間違ってないわね私の名前は...」


その時後ろからいきなりの大声がした


「テメェェェェェ人の娘に何してんだぁぁぁぁぁぁぁ」


体格のいい男のドロップキックが俺の背中に直撃した二メーター程吹き飛んだ後旭先生の声が聞こえてきたが、それに俺は安心したの寝不足も相まって気を失った。



ヒロインの名前はまだ明かさない形でこの話は次になります。

多分2日おきに位で投稿します時間は18:00に予約掲載しておくので楽しみにしてくれると嬉しいです。感想お持ちしております!!

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