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第九十四話 運動の代償はつきもの

「痛い、痛い、痛い!」

「今日がお休みで良かったですよね!身分の高い人や、お嬢様方が多いこの学校では翌日は必ず休みだそうですよ。みんな寮で潰れているでしょうね!」

「普段運動しない私のために説明ありがとう。リリーダちゃんはいつでも元気だね。」

「はい!アリミナール様のためならなんでも致しますよ!」

元気いっぱいのリリーダ、筋肉痛になったアリミナール、これが主人公との違いってやつね。っていうか、リリーダが私の部屋にいるのがいつもの光景すぎてもう怒る気にもならない。

「リリーダちゃん、お休みなんだから遊びに行ってらっしゃい。」

「アリミナール様を置いて行けません!」

「忠犬か!」

「犬ですか?ふふ、アリミナール様の犬になら。」

「怖いからやめて!」

主人公への恐怖が増した。この学園に来てからリリーダの様子がおかしいと思うのは私だけなの?

「リリーダちゃん、じゃあお願い事してもいいかな?」

ちょっと顔を引きつりながら、リリーダを外に連れ出そうと思った。

「なんでしょう!」

「この鍵なんだけど、先生に返すの忘れてたのよ。今日は学園お休みだけど、担当の先生方はいるはずだから、返却してもらっていいかしら?」

「はい!」

元気よくリリーダは返事をした。これでしばらくは静かに過ごせるだろう。


リリーダは、アリミナールに頼まれ寮から学園に足を運んだ。

「この鍵を何に使ったのかアリミナール様に聞き忘れました。」

そんなことを考えながら学園に一歩ずつ近づく。


学園には、先生方もいるようだが片付けのために学園の生徒が手伝いをしている姿も見られた。学園内の使用はなかったため、校庭に一番人が集まっているようだ。それでも、職員室に向かうまでに何人かとすれ違った。廊下を進み、職員室までたどり着いた。

コンコン。

「失礼します。」

先生方も、外の片づけに人員を配置しているためか、少人数しか職員室にはいなかった。残っていた先生の中にアリミナールの担任の先生がいたため、リリーダはその人に声をかけた。

「先生!この鍵ですが、アリミナール様から預かりました。」

「お、おお。ありがとう!アリミナールさんはどうしました?」

「疲労が残っているみたいで、部屋で休んでます。」

「そうか。昨日は疲れたと言っていたからな。代わりに届けてくれたのか、ありがとう!」

リリーダはアリミナールが嘘をついて部屋を借りたことを知らない。

「失礼しました。」

そして職員室から退出した。


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