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第六話 第二の魔の手がこんなに近くに!?

「もう、アリミナールは友達なんだから、グランでいいよ。」

 天使の笑顔ってこんなに怖かったっけ?アリミナール・ブラックレスは天使のような悪魔に不運にもつかまってしまったようだ。


「グラン様、わたくしは未来で死んでしまう可能性があるのです。しかし、悪役として生まれた私が悪役を全うすることで、グラン様の未来は明るいものになるかもしれません。あ、グラン様だけではなく4人と一人の未来ですが。」

「友達の命を自分の未来のために潰してしまうほど、僕は卑怯ではないよ。」

 あれ、怒っているのかもしれない。っていうか、さらっと友達宣言継続中だよ。

「グラン様はお優しいのですね。わかりました、友人のためであるならば、悪役をする案は少しおいておくことにしますね。しかし、宣言します。グラン様は学園にて運命の人に出会うのです。私は死にたくないので、関わらないように手をかしていただくことは出来ますか?」

「友達なら、助けてあげる!」

 きっと子供の約束だろう、と私の胸中は穏やかではないが、王子様にネタバレして今後の未来が大きく変化しないことを願うのみである。

 そんなこんなでグラン様とアリミナールは、今後の対策について話し合っていた。ゲームの内容をすべて伝えた訳ではない。まずはこの話を信じてもらうことが重要であろうと、話せる範囲までは伝えることにした。


 友達となったグラン王子であるが、完璧王子とはよく言ったものだ。作戦も具体的に決まってきた。そんな中ふと突然に思い出したように悪魔は微笑む。

「攻略対象者かぁ、丁度弟を呼んでおいてよかったよ。仲間は多いほうがアリミナールの未来が明るくなるからね。」

「グラン様、今なんとおっしゃったのですか?」

バァン!と扉が開かれる。

「兄に近づくな!」


 グラン・アンジャードルタは容姿端麗で、幼少期は人形のような顔立ちである。キラキラと光る黄金の目は誰もが引き寄せられる。一つ年下の弟であるケイン・アンジャードルタ。いつも元気がよく、笑顔が眩しい弟タイプ。小さい頃はアリミナールのことを敵と判断してしていたが、大人になり学園での再会の時には令嬢としてのアリミナールの立ち居振る舞いをみて自分は子供だったと反省する。主人公と学園で出会い、恋をすることでとても可愛がっていた。以上説明終了。

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