表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/246

第四話 冗談は言わないで

 グラン・アンジャードルタ、このゲンシュルタ国の王太子様である。ゲームの初恋レディの人物として紹介しよう。小さい子供ながらもすでに期待されており、誰もが憧れるなんでも王子。頭よし、顔よし、子供の頃は人形のような容姿をされている。学園に入る頃には立派なジェントルメンに育っており、アリミナールのことは婚約者とされているながらも、なんとも思っていない間柄であった。しかし、主人公と出会い恋を知り、主人公一筋になる。

 もちろん、アリミナールはバッドエンドのため死にます。いや~おかしいでしょ。まさか攻略対象者である王子様になんてこと聞いてしまったんだ。後悔してももう遅いか。いやまて。婚約者にならなきゃいいじゃん。そうだよ、娘に激アマなお父様に言えば問題なし。


「お父様、私婚約なんてしません。アリミナールは、アリミナールはお父様のこと愛してますから。かわいい娘を嫁になんて出しませんよね?」


「アリー!そうだな。アリーはお父さまのこと好きだもんな~いや~よかった。」満面の笑顔でハグしてくるお父様。よっしゃー!さすがお父様。この際ハグは許そう。

そんな親子の愛を繰り広げてる中。


「お父上!アリミナールは僕と友達になってくれたんです。体裁を気にしないで友達になってくれたのはアリミナールが初めてです。またアリミナールと遊びたいです。」

 美少年のグラン王子が笑顔でそう言えば、父親であるこの国の王は喜んでいる様子だ。


 時間のため、この国の王と、グラン・アンジャードルタ王太子は笑顔で帰っていく。最後に私に対して「アリミナール、また会おうね。次はもっと作戦について話し合おう。僕たち友達だもん。」二ヤリ。王子様は遊ぶおもちゃを見つけたように不敵に笑う。

「友達にならないって言ってるのに、王子だってことも隠してた人なんて知らない。」

 ぷぃと私はそっぽを向く。これは本当のことである。この時グランが小さく王子でなければ友達になれたのかなと呟く声は私には聞こえなかった。


 嵐のような出来事が終了し、私は本当に初恋レディの登場人物が存在したことに驚愕していた。忘れないよう、ゲームのストーリーや登場人物をメモに残しておかなければと考えた。このままだと、本当に誰かしらの婚約者として選ばれ、主人公が現れたことで私の悪役としてのアリミナール・ブラックレスはバッドエンドを迎えてしまう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ