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第百九十八話 当然の試験結果と的中率

グランに止められ、その場はメイドさんの相手を終了させたが、アリミナールは諦めてはいなかった。


昼食時間は、その後グランからなんとか離れて教室に戻ってきた。

勝負は、放課後だと意気込んで授業が終了すればアリミナールは教室を出ようと考えていた。しかし、担任の先生が最後に試験結果を配ってきた。


いつも通りの結果にアリミナール自身は特に気にした様子はないが、自分ではない人物の試験結果が気になり出した。


私はいつも通り、10位以内になったわね。ノイシー先生との時間が勉強ばかりだったおかげね。そのせいで、今のほうが勉強嫌いになったけど。それにしても、今回の試験に関してはガイ様様ね。私はほとんど寝ていたけど、かなりの的中率だわ。これなら、リリーダの試験も心配ないはず。でも、よく考えると試験のその日って写真のことがバレた日だったような・・余計不安になってきた。主人公のバカだけは回避しなければ・・・。いや、今喧嘩中だったっけ。


「試験の上位者は張り出しがありますので。」


その担任の先生の言葉にアリミナールは反応した。


リリーダは1位になりますとか言っていたわね。よし、確認に行くか。本人に聞くわけにもいかないし。


この身長のせいか、ちょろちょろ動き回るのに苦労はない。

担任の先生の報告事項が終わり急いできたが、クラスによって終わる時間もさまざまだったようですでに人が混雑していた。

お目当ての人物の名前を見ようと、人をかき分けて前のほうまで移動に成功した。1年生の成績表のようだが、他学年の成績も置いてあるようだ。アリミナールの目的の人物の順位はすぐにわかった。なんせ、一番端っこに名前が書いてあり、1位という数字が決定的だったからだ。どうやら1位は2人存在しており、同率1位だったようだ。


ふふふ、さすがです。さて、急いで次の目的の場所に行かなければなりませんね。リリーダは、ちゃんとガイにお礼を出来ているでしょうか?う~ん、今までのリリーダの行動からお礼をしている姿が想像できない・・・。でも今回ガイの助けは本当に嬉しいことです。私もお礼をしなければなりませんね。


アリミナールはその場の混雑から抜けようと考えていたが、成績表の名前を見てあることに気づいた。2学年の上位者の中にレイの名前があった。


興味なくて知らなかったけど、やはりレイというお姫様は2年生でしたか!待っていてくださいね。リリーダがいなくて暇とかそんなことじゃないよ、ちょっとした楽しみが増えることはいいことだもん。うん。



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