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待ち合わせ

 拓海、こんばんは。

 今晩、部屋を抜け出します。どうやったら抜け出せるか、まだ解らないけれど、絶対に抜け出すから一緒に花火を見ましょう。顔なんか知らなくても会えると思います。いいえ、絶対に会えます。だから、拓海も抜け出して会いに来てね。

 病院を出て湖畔を右に十分くらい歩くと公園が有るの。その公園のベンチで待ち合わせをしましょう。

 それじゃあ、花火の時にね。



 明日香は夕方になると看護師を呼んだ。いつもは自分から人を呼ぶ事は無かったが、今日はこの部屋を抜け出さなくてはならない。看護師に簡単な頼みごとをした。面倒な頼みごとをすると、部屋を出るときに鍵を掛けられてしまうから、簡単な事を選んだ。

 明日香の思惑通り、看護師はすぐに戻って来るつもりで鍵を掛けずに部屋を出て行った。

 明日香はこっそりと部屋を抜け出した。今までこんな事をしたことが無かったから、看護師も油断をしたのだろう。

 病院を抜け出した明日香は約束の公園へと向かった。公園は人がいっぱいで、こんな所で拓海に出会えるのか少し不安になった。

 明日香は空いているベンチを見付け、そこに座って拓海の到着を待つ事にした。

 やがて太陽の影響力は衰退し、闇の勢力が勝った頃、光の筋が天に向かって放たれた。花火大会の始まりだ。夜空に広がる光の饗宴は素敵だったが、拓海はまだ現れていない。

 明日香は拓海の到着を待ちながら、次々と打ち上げられる花火を楽しんでいた。


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