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夏生詩集2

両手を広げて

作者: 夏生

両手で構えるより

両手を広げて

受け止めたい


受け止めたときの

痛みを抱えて

受け止めたものを

投げ返す


誰にでも

受け止められるように

その人の胸の中に

やさしく着地できるように


私の胸に残った痛みは

私のちからとなって

とけこんでいく


両手で構えてばかりいては

何も始まらない

両手を広げて

受け止めて


痛みを知って

辛さを抱えて

やさしさのありがたさを

知ることができる


傷だらけになるほど

やさしさに包まれていく


両手を広げれば

誰かを包み込むことも

できる


両手で構えるより

両手を広げていたいのです


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― 新着の感想 ―
[一言] 夏生さま こんにちは。 確かに、構えているより、両手を広げていたいですね。 構えていると、相手も警戒して、飛び込んできては くれないように思います。 誰でも、どの子でも、分け隔てなく受…
2014/02/18 14:39 退会済み
管理
[一言] 夏生樣。 読ませて頂きました。 心に響きました。 素敵な詩を、ありがとうございました。 ☆蘭菊
2014/02/17 23:44 退会済み
管理
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