序
二学期期末テストが終わる。無事赤点回避で玉穂、伊久実、こむぎは円満に感情豊かだった担任と離れ離れになる学校の教員達。仲間達の元を卒業できるといい成績で卒業する喜びと離れる寂しさを感じる濃度がますます濃くなっていく毎日。
卒業式まであと数日。玉穂達は学校への感謝の気持ちを持って玉穂は毎日の小学校生活を卒業していた。校内ではしみじみと感じる。外では相い変わらず忙しくしていた。
「お待ち同様です。小倉アイスと苺最中です」
「すいません」
お品書きを見ていた御客から声がかかった。
「はい、少々お待ちください」
卒業式二日前。
学校の学習を終え、卒業式の式典準備だけとなった稲荷餅小学校の時間。
「白月 玉穂」
列へと並んだ玉穂は名前が呼ばれ、登壇する。校長役の先生からその場に無い卒業証書を形だけ受けとり、数秒全体を見た後に壇上を降りた。
続けて、生徒達が式典の流れを掴もうとしていた。
「飯森 伊久実」
「麦荳 こむぎ」
数時間にも及ぶ卒業式の練習は終わった。
「は~~、よく歩いた~~」
学校内で使用する靴と靴下を脱いだ伊久実は裸の両足を広げていた。
「伊久ちゃんはしたないよ~~」
こむぎは周りの目を気にしていた。
「大丈夫、大丈夫~~。裸足が裸同然の時代は終わったんだから~~」
「けど、仕事の方がもっと歩くでしょ。それに、このまま床に足をつけると、足の間と間に水虫が入って、そこら中が痒くなって……」
伊久実は素早く靴下と靴を履いた。
「流石、玉ちゃんだね」
こむぎは玉穂の特殊能力・怨霊を恐ろしく思った。




