パート0その2 6/12 鹿児島上陸!!
「ハイハイ着きましたよ大阪伊丹!」姉が楽しそうにワキワキしている。
「テンションあがってるね~」とわたしがいうと、
「まっあっね~」と返ってくる。
まだまだ目的地にはつかない。ようやく半分すこし過ぎたところ。白い飛行機で到着後また白い飛行機で飛び立つのだスタートの地に。
乗り換え便の搭乗ゲート前で待つ。
「いよいよだよ!鹿児島だよ!鹿児島!」と姉が話しかけてくる。
「私初めてだよ鹿児島行くの」と返す。
「実は姉ちゃんも初めてなんだ」と返ってくる。
「そうなの?」と聞いてみると
「前から行ってみたかったんだけどなかなか行く機会がなくてね」ということらしい。
そうこうしていると、「鹿児島行き搭乗開始です」とお姉さんの声が聞こえる。
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離陸してからしばらくたった。
雲の間から地形が見える。果たして今どこを飛んでいるんだろうか。
海岸線が見える。もう少し高く飛んでいたらどのあたりの地形かわかるんだろうか。前方を見ると翼がパタパタと動いている。普段めったに乗れない飛行機だからすべてが物珍しいんだよね。見てるだけで楽しい。
飲み物をお姉さんから受け取り飲み干す。さっき乗った時も思ったけど飛行機ってサービスいいよね。新幹線でも飲み物くれないよ。
何てこと考えながら時間がつぶれていく。もう九州の上空についただろうか。
九州の北の福岡と南の鹿児島、距離にすると300㌔くらいなのだそうだ結構離れている気がしてたけど函館と札幌くらいなんだな~とふと思ってみる。ってことは飛行機ならすぐ着いちゃうかなぁあなんて考えているうちにドスンという音とともに鹿児島空港に降り立った。
「さあてとぉ。これで鹿児島上陸ぅ。やっぱりさ~鹿児島と言ったら桜島上陸したいよねぇ」と姉が言っている。
「えぇ、桜島って上陸できるの?」とかえす。
「上陸できるらしいよ。行ってみようよ。レンタカー借りてさぁ」
「おぉ、ドライブ!ドライブ!今日は天気良いからドライブ日和だよっ!」っとテンションが上がる。
「遠回りだけど、東側から行くと陸続きだからそっちから行ってみよう!」
「行ってみよう!」
と言って出発した。ホント今日は天気がいい。。とっても爽快である。。
乗っているのは小さな2シーターである。といっても田舎の2シーターな軽トラではなくかっっくいいやつだ。
しばらく走ると海が見えてくる。
「やっぱり海はいいね」
「うん。うん。やっぱおちつくねぇ」
海岸線を気持ちよく流しながら走っていく。
といっても運転しているのは姉なのだが。。。
国道220号線を南下していく、ずーっと続く海岸線の道路だ。海と桜島を見ながら気持ちいい風に吹かれて行く。ドライブはやっぱ良いものだ。
しばらくすると小さな漁港に出てくる。とても眺めがいい。真正面に桜島が見える。こういう景色だけ見てるだけでも何時間もつぶせそうだ。
「ちょっとここで休憩してこうか」
「そうだね、眺めいいし」