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最終話・わたしのあたらしいかぞく、ふたつ

 「……結局何がどうなったのかさっぱり分からないじゃないの」


 お嬢さまとネアスを乗せて新居に辿り着く頃に話し終えた内容に、お嬢さまはいたく不満げなのだった。

 でもわたしにだって言い分はあって、泣きじゃくるパレットをなだめて、これからそれからわたしとおかんが殴り込みにいこうとする先を話したらとんでもなく尻込みして。で、それを言いくるめて創造主的なナニかにケンカ売りにいってから起こったことを全部話し終えたらお嬢さまもネアスもすっかりおばあちゃんになるだろうし。

 ……気界、現界、暗素界の三界を股にかけて現界の時間で換算したら五十年くらいドタバタしてた、なんて言ったってどうせ信じてもらいないだろうしなあ。


 『そこんとこ話すと長くなりますんで。いや、マジで』

 「水くさいなあ、コルセア。わたしたちの間で隠し事はよくないと思うよ?」

 『うーん……隠し事じゃなくて、ただ単に話がちょー長くなるのと……全部話しても信じてもらえるかどうか、って心配がね。あ、二人とも元の大きさに戻るので少し離れてー』


 そのドタバタのお陰もあって、今のわたしは大きさを変えることは自由自在だ。それ以外にもいろいろと力についてはオマケがついてきて、よほどのコトが無い限りは暗素界に力を問うて現界で力を振るうことに不自由はない。

 お陰で、お嬢さまとネアスの新居、アルプメント共和同盟のやや外れ、帝国から遠くも無く近くも無い山地にある山小屋を守って暮らしていくことも十分やっていけるのだ。


 『はいはい、話はあとからでも出来ますのでー。じゃあお仕事の準備は明日からすることにして、今日はまず荷物を片付けてしまいましょ。ネアスー、鍵はさっき渡したよね?先に開けて入ってて』

 「あ、うん。アイナ様、お荷物お持ちしますね」

 「もう…今日からはあなたもわたしもただの小娘でしょうに。そういうへりくだった態度はおやめなさいな」

 「いいえ、わたしがそうしたいだけなんです。やっぱりアイナ様はアイナ様らしく振る舞って頂かないと!」

 「……そういうことにも慣れて欲しいのだけどね」


 なんかイチャイチャし始めた二人がめんどくさくて、わたしは合鍵を手に小屋の扉に向かう。

 研究所は山のふもとの方に建設中で、ここは二人が住む家、ってことになる。わたしはまあ、いろいろあってここに住むことは無いけれど、護衛役兼タクシーとして頻繁に訪れることにはなるだ……。


 『りゅうままー!』

 『わっ』


 鍵を開けようと扉に手を伸ばしたら、開ける前に向こうの方から勢いよく開き、そして中から飛び出してきた人影?に激突された。

 ぷっくらしたお腹にめり込んだ影は、わたしを勢いよく後ろにすっころがすと、それが楽しくて仕方がないみたいにわたしの上に乗っかり、そしてきゃっきゃと笑い転げていたのだった。


 「コルセア?どうしたの……いえ、その……なに?暗素界の竜が、あなた以外にも…?」

 「ええっ?!……あ、ほんとだ……かわいい……コルセアの小さい頃みたい……はふぅン……」


 騒ぎに気がついたのか、イチャこらこいてた二人もこちらに寄ってくる。ていうかこの子降ろして助けてください。わたしの方から起き上がるとまた喜んじゃうから……あ、こら跳ねるな!暴れるな!


 『りゅうままー!あそぼー!』

 『ええい、あそぼー、じゃない!ていうか降りなさいっての。ほら、お嬢さまとネアスに紹介出来ないでしょ』

 『はぁい』


 わたしと違ってやや黒ずんだ青い表皮の竜は、大人しくわたしのお腹の上から降りると、お嬢さまとネアスの視線に気がついてか、起き上がったわたしの後ろに慌てて隠れてしまった。そして短い鼻をわたしの背中にくっつけるようにして、顔を半分二人の方に覗かせている。


 「……あら、とても愛らしいわね……本当にコルセアの小さい頃を思い出しますわ」

 「はわ、はわ……はわわわ……かわ、わ、かわわわいいい……ね、コルセアぁ、その子……抱っこしてもいい?」

 『ええい、二人ともなんか失礼な!まるでわたしがかわいくないみたいじゃないですか!』


 文句を言ったら、二人とも「え?レベル違い過ぎない?」とでも言いたげな視線で、後ろの子とわたしを見比べていた。うう、ぐすん。これでも往事は蝶よ花よと育てられたのに……。


 『………りゅうままー。このひと、だれ?』


 あ、そうそう。すっかり紹介するのを忘れてた。

 わたしはわたしの胴にしがみついてる子を前に出すと、無いに等しい肩に手を乗せて、二人に言った。


 『この子はカトラス。暗素界の竜……と、この世界の女神の間に生まれた子どもです』


 そしていずれ現界に君臨して世界を見守る存在になるんです!……と鼻息荒くして話したら、どちらも目が点になっていた。なんか期待してた反応と違うんだけど。


 「「…………」」

 『……あのー、二人とも?どうしました?』

 「コルセアっ!」

 「コルセアっ?!」


 わっ、と思わず後ずさったわたしだったけど、カトラスは勢いよくのぞき込んできた二人に臆することなく、じーっとつぶらな瞳を向けていた。っていうかあんたさっきわたしの後ろに隠れてたじゃない。

 そしてそのまま硬直してた三人だったけど、そろそろ解凍した方がいいかしら、とわたしが動き始めたの折としてか、カトラスはあざとく小首を傾げて、言った。


 『………あいなさま、と、ねあす…ちゃん?』


 お嬢さまとネアスに、短い爪の生えたやっぱり短い指を指しながら。

 だが惜しい。名前は間違っていないけれど、逆だ。お嬢さまを指して「ねあすちゃん」、ネアスを指して「あいなさま」。少し舌足らずの声で言って、「これで、い?」とわたしを振り返り見上げるその様は、わが子ながら大変に愛らしい。ふっふっふ、二人ともどうよ。


 「…………は、はわ、はわ、はわわわわ…」

 「…………きゃ、きゃわ、きゃわわわわ…」


 ……壊れてた。

 ドヤ顔で子ども自慢しようとしたら、そんなことをするまでもなく、カトラスの愛らしさにガタガタ振るえてた。なんか間違ってる気もするけど。


 「ねー、コルセアちゃん?カトラスがいないんだけど、見なかった?」


 抱き合うようにして震えてカトラスから目を離せなくなってる二人を、そろそろ起こした方がいいかな、と思った頃合いに、小屋の中から声がした。


 『あー、こっちこっち。ていうかあんたも来てたんなら外で待ってなさいよ。勝手に入ってないでさ』

 「ぶー。いいじゃない。アイナちゃんとネアスちゃんにカトラス見せて驚かしたかったんだもの……あー!先越されたー!」


 そういうことか。まあ気持ちは分かるけど。

 ともかく、パレットが小屋の中から出てくると、カトラスは「かみままー」とわたしから離れてパレットの方に駆け寄っていった。まだ足も短いから、アンバランスに長いしっぽを引きずりどてどてと。あざとい。そこがまた実にあざとい。

 ふにゃっとそれを見送り、パレットの足にひしとしがみつくカトラスをだらしなーく見守るわたし。ああ、なんつーか子どもが出来るって、こーいうものなんだなあ……


 「コルセアっ!」

 「コルセア!!」


 あっ、はい。

 まあそうだよね。説明しろー、って言われるよね分かってました。

 先公に呼び出しされた中坊……はヒドいから、宿題を忘れたことを報告しにいく小学生みたいな足取りで二人の前に立った。


 「あの小さな竜はなんですのっ?!」

 「わたしにちょうだい、コルセアっ!」

 『いえあの、落ち着いた二人とも。ていうかネアスはそろそろ正気に戻って。今から説明するから。ね』

 「え、ええ……」

 「わたし、何か言った…?」


 いー加減煮詰まってる二人を前にわたしは一歩引く。

 ちょっと考えることがあってわたしは今回の事件の前よりちょっとばかり背丈を伸ばしたけれど、それでも二人からは見下ろされる位置に頭がある。

 早くしなさい勿体ぶるな、っていう感じの視線を受けながらわたしは、やっぱり演出的に咳払いなんかして身だしなみを整えて……


 「早くしなさいと言ってるでしょうがこのおバカ!」

 『いひゃひゃひゃひゃっ?!』


 ……いたら、やっぱりお嬢さまにほっぺたのお肉をむぎゅーっと引っ張られるのだった。

 でもなんかお嬢さまにほっぺたのお肉引っ張られるのも久しぶりぃ。




 「「コルセアの子供ーっ?!」」


 予想通りハモってる。


 ひとしきりわたしのほっぺの感触を楽しんだお嬢さまは、ネアスに「まあまあ」となだめられて名残惜しそうに手を引くと、わたしの端的な説明を更に要約した解釈を、ネアスと一緒にこう述べていた。


 『まあそういう表現するのが分かりやすいっちゃー分かりやすいんで訂正はしませんけど、大体そういう感じです。パレットとわたしの間の、子ども』

 「い、いいいいいいつの間にっ?!」

 『……だから話が長くなる、って言うたじゃないですか』


 子どもこさえた経緯なんかいくらなんでもお嬢さまに赤裸々に告白なんか出来ますかい、というより、いつの間にか出来てたのかなんてわたしにも分からない。

 ただ、体感でウン十年経つ間に、「ふふ、あなたとあたしの間の子どもよ?」とかフザけたことをパレットが言い出して、『世迷い言ほざいてんじゃないわよ』「冗談じゃないもんコルセアちゃんひどいっ?!」とかいうやり取りを経て、あとおかんにわたしが説教されて生まれたのが、カトラスというわけだ。

 ドラゴンに生物学上の雌雄なんかないし、でもわたしは「おとうさん」とか呼ばれるのもめっちゃ抵抗あったから、カトラスにはわたしを「竜ママ」、パレットを「神ママ」と呼ばせてるんだけど、それもなんかいい加減慣れてしまって、しゃがんで目の高さを合わせたカトラスをあやすパレットが、なんか愛しくなるくらいには。


 「……で、どうするつもりなの?あなた女の子だったのではなくて?」

 『意識の上でとか自覚としては、でしたけどまあそれはそれとして、パレットが女神的な存在だというのは説明した通りですし、神と竜の間に子どもが生まれる、なんてよくある話ですって、お嬢さま』

 「よくある話、なの?」

 『少なくともわたしの生きてた世界の神話なんかでは、割と』

 「そう……」


 お嬢さまはフクザツな視線を、わたしとパレットとカトラスの間で往き来させていた。

 わたしが「茅薙千那」という名前で生きていた人間で、転生して竜としてこの世界に生まれたことはちゃんと伝えた。ループに関することはまあ、まだ伏せてはいるけれど、それもいずれ話すことにはなると思う。

 暗素界の竜としてこちらも転生したわたしの母のことについても同じだ。今は暗素界に戻っているけれど、たまには孫の顔を見せに来い、とかおばあちゃんみたいなことをよく言われる。うっとうしいからと無視してると力寄越さなくなるから、仕方なく里帰り(現界に住まう竜としては、ホント文字通り里帰りだ)もたまにはしなくちゃいけない。なんか、良くも悪くも人並みになってしまった感じだ。


 『りゅうままー。だっこ』

 「きゃわわわわ……」


 ……ま、お嬢さまもカトラスを気に入ってくれたみたいだし、いっか。

 パレットとわたしの間で、どっちにいた方がいいか迷ってた結果、パレットにうながされてわたしの側にやってきたカトラスを見てまた壊れたお嬢さまが、なんだか微笑ましかった。


 「アイナさまっ!!」

 「はい?……というか、ネアス、いきなり大きな声を出してどうしたというの」

 「わたしたちも作りましょう、子どもをっ!」

 「………はい?」


 そしてネアスもまた壊れた。ちょっとアブない感じに。


 「……待ちなさいな。あなたもわたくしも普通の人間の女同士でしょうに。どうやって子どもを作るというの?」

 「アイナさまがわたしを愛してくださって、わたしがアイナさまを愛すればきっと出来ます!」

 「その気持ちは嬉しいのだけれど……」


 ていうか保健体育的な意味でネアスは大丈夫なんだろうか。それとも対気物理学的になんとかすれば出来るのだろうか?まあ時間をどうにかしちゃうんだから、頑張れば女の子二人でも子どもくらい出来るカモ……いかん、ネアスに影響されてわたしもどっかおかしくなってる。


 「でもまあ、二人とも仲良いし、落ち着いたら身寄りのない子どもを引き取って育てるくらいはしてもいいんじゃないかな、コルセアちゃん」

 『……ま、そうね。ていうかしばらく収まりそうにないし、こっちも引っ越しの片付けしないとね』

 「うん!」


 お嬢さまとネアスの新居に住み込みしないつもりなのは、百合に挟まれるフトドキ者になりたくない、という理由の他にコレもあったりする。わたしにはわたしの家族も出来たのだ。


 「アイナさまっ!」

 「わ、わかりましたわ。それは今晩にでも相談することにしましょう……コルセア!」

 『あ、はい。お嬢さま、わたしたちも引っ越ししてますので、お二人はこちらの荷物を片付けておいてください』

 「わたくしを放っておくつもりっ?!」

 『あはは、話し合いが必要みたいですし、また明日の朝来ますからー』

 「ちょっとーっ!!」


 ……なんかこのままベッドにでも連れ込まれそうになってるお嬢さまを置いて、わたしとパレットは空に飛び立つ。カトラスはまだ飛び方を教えていないから、わたしとパレットに挟まれるように両手を繋いで。


 わたしたち一家の新居は、パレットのことを考えてちゃんとした家を確保してある。

 もちろん何かあったらすぐ駆け付けられるように、すぐ近くに。

 わたしの家族用に、とお願いしたら少し変な顔をしながらも家を用意してくれたじーさまと伯爵さまに、感謝。お嬢さまにバレないようにするの大変だっただろーなー。


 『りゅうまま?あいなさまと、ねあす…ちゃん、いいの?』

 『いいの、いいの。カトラス?竜ママと神ママといっしょに住むおうちにこれから行くの。うれしい?』

 『うれしい!』


 きっと何も分かってないだろうけれど、わたしとパレットと一緒にいるだけで十分なんだろう。カトラスは両手で繋がったわたしとパレットを交互に見やって、きゃっきゃと笑ってた。


 ……正直なところ、親のまともな愛情ってものに恵まれてきたとはいえないわたしは、子どもみたいなものを育てていく自信なんかない。

 ただ、虐待されてたなんてことはなくて、母親の方にだってそれなりの事情はあったんだろうって察するくらいには大人になってるつもりだ。

 そんで、この子のもう一人の親であるパレットは、事情としてはわたしよりヒドいものだろう。ただ道具みたいに作られて、それで人間みたいに扱われ、用が終わればポイされた。

 わたしたちはいい歳になっても愛情に餓え、一人になるのは怖い。だから求められた方としては言いたいこともあるけれど、似たもの同士が傷をなめ合うようにして残された時間を過ごしていくのは、辛い。

 それを埋めるのに子どもが欲しい、なんてのはわたしの母親と発想がおんなじだし、自分はそうしたくなくてパレットにもそんな真似はさせたくない。

 けれど、実際になってみて薄ぼんやりと思うのは。

 きっと、それだけじゃないんだろう、ってことだ。

 この世の中で、ほとんど無限とも言える寿命を得て過ごすのはとても苦しい。だからそう望んだことではあったけれど、それで得たものは間違いなく自分たちを変えた。

 カトラスが生まれてから、パレットを生んだ自称創造主に「物理で」談判して、このクソったれな状況を少しは変えることが出来た。パレットはもう、この世界が滅びるまで孤独を抱いて一人でいることはない。


 「コルセアちゃあん」

 『……ん?あによ、猫なで声なんか出して』

 「べーつーにー?なんかしあわせだなあ、って思って。ね?カトラス」

 『うん!かみままだいすき!』


 相好が原型を留めなくなるパレット。あーまあ、わたしだって同じこと言われりゃそうなる自身あるわ。融けたドラゴンなんてどこに需要あるのか知らないけど。


 『……ほら、カトラス。見えてきたわよー。あれがね、これから三人で暮らすおうち』

 『おうち!』


 空を漂うように飛んでると、それほど時間が経つこともなく、眼下に小洒落たログハウス風の家が見えてくる。

 あはは、じーさまなかなか奮発してくれたじゃない。話を持ちかけた時にぶつくさ言うてた割にはさ。カトラスの「じさま、いい?」っておねだりに赤面してたから、きっと効果てきめんだったんだろうな。


 「カトラス、降りるからちゃんとつかまっててね!」


 パレットが先導するように降下し始める。それに引かれてカトラスが、さらに引っ張られるようにわたしも続く。

 ふと振り返ると、お嬢さまとネアスの家が見えて、家の前ではなんだかネアスがお嬢さまに迫っている様子だった。すっかり明け透けになったネアスにお嬢さまは圧倒されることが多いっぽいけれど、いつぞや夜中に起き出して半分寝ぼけてお嬢さまの部屋の前を通ったら……ああうん、やめておこう。きっと今夜もなんだかんだいってベッドの上で仲直りするんだろうし。


 「じー」

 『な、なによ』


 などとアホなことを考えてたら、パレットが振り返ってこちらを見上げてた。今さらお嬢さまとネアスに嫉妬する必要なんかないと思うんだけどなあ。


 「……コルセアちゃん。よかったら、カトラスの妹か弟、欲しくない?」


 そっちか。ていうかわたしはどーやってカトラスを作ったか身に覚えがないっつーの。弟も妹もあるかっ。


 「家族は多い方がいいじゃなぁい。カトラスも欲しいでしょ?妹とか弟」

 『ふぇ?……うん、ほしい!』


 多分よく意味が分かってないだろうカトラスの元気な返事に、パレットはご満悦そうにはにかむ。

 まあ家族が増えるのはわたしだって大歓迎だけどさ……多分そっちは、わたしたちじゃなくてあっちの方でなんとかしてくれると思うよ。


 わたしはもう一度振り返って、わたしのもう一つの家族の方を見る。ちょうど並んで小屋に入っていくところだった。


 わたしはコルセア。暗素界の紅竜。

 わたしが破滅から守れなかった、けれど新しく得た形はそこに確かにあり、そしてわたしが得られなかったものはこうして今、手の中にある。

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