愛犬テリー ~僕の相棒と家族の物語~
舞台は戦後間もない九州の田舎町。
気の弱いいじめられっ子の小学生 恭介が怪我だらけで家に帰ると、心配そうに迎えてくれたのは雑種犬のテリー。テリーだけが、恭介の心の友達だった。
一緒に過ごした優しい日々の中で"お母さん"となったテリーは、恭介の父の身勝手な決断により過酷な運命に翻弄されることとなるが、テリーの勇気がその鬼の心をも変えていくのだった。
――テリーが見せてくれた勇気を、教えてくれた愛を。60年経った今も忘れないよ。
わが子を想う心。友を守りたい気持ち。それが軽薄になりつつある現代の心にテリーの純粋さが染み入る、感動の私小説。
気の弱いいじめられっ子の小学生 恭介が怪我だらけで家に帰ると、心配そうに迎えてくれたのは雑種犬のテリー。テリーだけが、恭介の心の友達だった。
一緒に過ごした優しい日々の中で"お母さん"となったテリーは、恭介の父の身勝手な決断により過酷な運命に翻弄されることとなるが、テリーの勇気がその鬼の心をも変えていくのだった。
――テリーが見せてくれた勇気を、教えてくれた愛を。60年経った今も忘れないよ。
わが子を想う心。友を守りたい気持ち。それが軽薄になりつつある現代の心にテリーの純粋さが染み入る、感動の私小説。