@新しい仲間と新しい武器、新しい……
GM そして暗闇から姿を現したのは白いローブを纏った幼い少女だった。その肌は病的に白く、髪も真っ白に染まっていた。いや、染まっているのではなく色が無いから白いのだろう。俗に言うアルビノというものだろうか。だがその弱々しい小さく白い手には似つかわしくないモノが握られていた。それは昴なら目にする機会は多いが一般人からすればテレビの中のモノだろう。そう、少女の手には拳銃が握られていた。
昴 うわ、ぶっそう。まぁ一応警戒していつでもキックを繰り出せるように構えます。「どうしてこんな少女が拳銃を!」
赤野 とりあえず、敵意は無いと考えて昴から守るように昴と少女の間に立ちます。「昴君落ち着いて」
昴 「おい、離れろ探偵! こんな状況だ、どんなことでも起きておかしくない。一旦離れるんだ」
赤野 そのまま少女の方にさらに近寄ります。そして少女を抱きしめます。
GM はい、少女を抱きしめられました。もし撃たれたなら即死は必死ですね。ですが、少女は何の抵抗もありません。ちらりと赤野の方に視線を向けるだけです。
赤野 じゃあ、少女に目線を合わせて「ねえ、その物騒なものを離して、そんなの似合わないわ」と言って拳銃を持っている方の手に優しく手を添えます。
GM すると少女は何の抵抗も無くするりと拳銃から手を離しました。
赤野 じゃあ少女に向かって「ありがとう。あなたの名前は」って言いながらもう一度抱きしめます。よし、これで武器ゲットだぜ。これでトム君をやる!
昴 部長さん、クトゥルフは協力型なんです。PVP始めないでください。
赤野 冗談だよ。隙あらば太ももでもズドンなんて考えてないよ。
昴 うわ、陰湿。命取らないで動きを最初に封じてくるあたりなんか企んでそう。
GM はいはい。茶番はほどほどに先に進めましょう。では赤野に名前を聞かれた少女は困ったようにもじもじとします。
昴 何でしょう。名前が無いとか名前を言うことが出来ないとか事情があるんでしょうか。一応、いろいろ質問してみます?「おい、はっきりしろ。名前は何だ、それとも名前はないのか?」と少し強めに聞いてみます。
赤野 トム君、なんか怖いよ。もう完全に初見は怖い感じのキャラが板についてきたんじゃない。
昴 まぁ、そういう感じを意識してますからね。完全に昴を怖がって赤野になつく感じですかね。
GM そうでしょうね。親戚で集まったりするとまず子供が寄り付かないでしょうね。で、そのあと仮面ライダーという共通の話題で打ち解けあうんでしょうね。閑話休題。少女は昴に怯えて赤野の後ろに隠れてしまいます。
赤野 うわぁ、守ってあげたい。これがこのあと形を変えたショゴスでしたとかそんなオチじゃなければいいな。まぁ、そんなことは置いといて赤野は昴を睨みながら「ほら、昴君。この子が怖がってるじゃない。もっと優しくしてあげて。絶対、近所の子とか親戚の子に怖がられて寄り付かない感じでしょ」
昴 じゃあ、その言葉にびくりとしながら「まて、俺はいつも通りに接してるだけだ。これが素だから仕方ないだろ。あとさっきからその“昴君”ってなんだ。俺の方が年上だと思うんだが」
赤野 「まぁまぁ、昴君の方が呼びやすいからいいでしょ。私のことも気軽に赤野ちゃんとでも呼んでいいから」
昴 最後の方顔を赤くしてまで言わなくたっていいじゃないですか。どうしてまた変なところ引っ張ってきて自爆してるんですか。
赤野 いや、こんな感じの方が自然なロールプレイかなと思って。
昴 もう、変な空気になっちゃったじゃないですか。一旦小休憩にしましょう。
そして小休憩
昴 じゃあ、再開しますよ。大丈夫ですか。
赤野 大丈夫だとも再開してくれたまえ。
昴 そんな赤野を無視して「探偵」とだけ呼んで部屋の中を照らしながら探索します。
赤野 さてどうするか。昴が戦果を持ち帰るまでこの子と遊んで手間いいけど、まずはこの子のことを少し調べるか。とりあえずロールプレイ「この子口下手なのかな」
昴 振り向かず作業のまま「というよりも、もしかするとしゃべれないんじゃないか」
GM すると少女は頷きますね。
昴 やっぱり。とりあえず僕は探索して頷いたのが見えないので赤のが何かを言った体で「やっぱりそうか、となると名前も言えないから一旦名前をつけてやるか」
赤野 「そうだね、何かいい名前ない?」
昴 「そうだな。アルビノだからシロでいいか」
赤野 昴にむくれながら「もう、そんな犬みたいなつけ方やめてよ」
GM 少女もその名前には不満そうに頬を膨らませていることでしょう。
赤野 「そうね、髪が白くて、肌も透き通るようね。百合の花みたいに白くてきれい。だからあなたの名前は『百合』よ」
GM すると百合と呼ばれた少女はその名前をかみ締めるよう俯く。声は出せないが唇だけで呟いていた。しばらくすると少女は顔を挙げ満足そうに笑顔を向けてくる。
赤野 わぁ、眩しい。これは守らなきゃ。そういえば百合から拳銃受け取ったけど、これデザートイーグルだったことにならない。
GM また無茶な、重量だけでも相当だから子供が片手で持てる代物じゃないと思うんですが。
赤野 そこはなんか適当に。
昴 ひどいな、整合性を取る気ないな。あと普通に考えてこんなところに落ちてるのがおかしいですよ。
赤野 そうだな、じゃあさっきのクリティカルのストックをここで消化してデザートイーグルだったことにして。
GM クリティカル込みでも厳しいような。
赤野 じゃあ、昴のクリティカルストックも込みで頼む。
昴 うわ、勝手に人のクリティカル効果を使われた。さすが横暴、倣岸不遜の部長さんですね。別にいいですけど。
赤野 おいおい、それは私にとっては褒め言葉だぜ。
GM まぁ、トムがいいなら許可しましょう。そんなに戦闘の予定は無いのでおまけです。デザートイーグルは『クトゥルフ2015』を参考にダメージ1D10+1D6+3、射程15メートル、連射1、装弾数7、耐久9です。
昴 結構つよいですね。普通の拳銃なら豆鉄砲でしょうけど、これはえぐい。
GM まぁ、誤差でしょう。呆気なく散るときは散ります。それからルルブに記載があったかは知りませんが追加ルールです。デザートイーグルを撃つ際に赤野は拳銃が初期値なので拳銃の20を振って成功失敗に関わらず、もう一回拳銃ロールをしてもらいます。そこで失敗すると反動で1ダメージを受けることにします。
赤野 まぁ、妥当なペナルティだね。そもそも20%だしそうそう使わないかな。ほとんどお守りだろうな。一応、昴が自衛隊だし持ってると起こられそうだから置くフリをしてかばんにしまいます。「やっぱりこの拳銃重くて危なそうだからここにおいておくね」とあからさまに昴に聞こえるように言います。
昴 また狡猾な。まぁ、それが通じるのは下級眷属ぐらいでしょ。それが通じない相手が出てきたって事はシナリオクリアは難しいって事ですし。まぁ、それはそうとして下僕の部屋の中をもう一回探索したいです。
GM 少し時間も経ったでしょうし、再挑戦いいですよ。どうします、もう一度ライターで照らしながらしますか。だいぶ目が慣れてきたって事で補正なしで振れますよ。
昴 いや、今度はちゃんとスマホで照らしながら目星したいです。「俺はもう一回この部屋を見てみる。探偵さんはそのガキを頼む」
赤野 「分かった。あとガキじゃなくて百合ちゃんだよ」
GM そうですね、スマホなら強い光源が確保できると思いますので+10で判定どうぞ。
昴 うんざりしながらも「百合を頼んだ」と恥ずかしそうに言い直します。よし、これで目星85ですね。(コロコロ)成功です。
GM では、先ほどは暗くて見なかったが部屋の隅に誰かがうずくまっているのが分かります。
昴 「ん? 最初は見えなかったが誰かうずくまっているな。おい」近寄って声を掛けます。
GM では昴はうずくまっている人物に近寄り声を掛けますが反応はありません。多分、不振に思ったのでその人物に手を掛けゆすったりするでしょうね。
昴 なんかいやな予感がしますけど、こんな状況ならしますね。
GM ではその人物を揺すると簡単に転がりこちらに表を見せます。しかし、その人物には普通あるはずの重要なものが欠けていました。それは頭がなくなっていたのです。そしてもう少しあたりを見回すとその人物の置くに苦悶の表情を浮かべた頭が落ちていました。SANチェックです。
昴 うわ、罠だった。百合を仲間にしたことだしさっさと去ればよかった。
GM まぁまぁ、そう言わず探索は義務ですよ。探索をしない探索者なんて反逆者に違いないです。ZAP! ZAP! ZAP!
昴 いやそうですけど、なんでさっきからパラノイアなんですか。パラノイアが一番外の人が持ってても無意味なルルブな気もしますけど。
赤野 もう、そんな事言っちゃ駄目だぞ。もしかしたらパラノイアをやる友達が出来るかも知れないだろ。
昴 その言い方もひどいような。
GM いいですよ。どうせ、ルルブコレクターですもん。さて、ゴブスレTRPG楽しみだな。
昴 ああ、もう。面倒なことになった。どうするんですか、これで余計な文字数が増えちゃったじゃないですか。外の人もそんなことは無いですよ。コンベンションなり、オンセに参加すればいいじゃないですか。最近だとTRPGカフェとかありますよ。
GM 検討しておきます。
閑話休題
GM では気を取り戻して再開してSANチェックです。成功1、失敗1D4+1の減少です。
昴 チッ、さっきのゴタゴタで忘れてないんですね。あきらめて振りましょう。(コロコロ)失敗です。減少値は(コロコロ)2減って74です。
赤野 探索に参加しなくて良かった。
昴 まぁ、そこまでガッツリ減ってないのでまだいいですけど、少したじろいだ感じで「ぐっ。死体か、しかしなんて残酷な殺され方なんだ」って感じで見つつ死体に対して目星で情報出ませんか。
GM まぁ、特に隠すような情報は無いので判定はなしでいいですよ。どうやら死体は一撃で首を切り落とされたこと、その死体はしばらく時間が経過してること、また手には何か握られていることが分かります。
昴 なるほど、しかしこういう殺人みたいなのは探偵の領分なんじゃないですか。
赤野 まぁ、そうなんだけどね。SAN減らしたくないし、そもそも探偵に殺人事件の依頼なんか来ないよ。あとはアニメみたいに来ないか待ってたとしても実際に目にしたら気絶するレベルだよ。まったく。
昴 まぁ、確かに。じゃあ、仕方ないですね。じゃあ、適当に確認しつつ紙を拾います。「なるほど、普通の殺し方じゃないな。どうやったらこうなるんだ。ん、なんだ何か紙を握ってるな」
GM では紙には以下のことが書かれていました。
”それは 名前もない 貴方の 下僕です。
言われたことは 嫌でも 絶対に 従います。
無口だけど 人懐っこい 良い子なので 可愛がって あげてください”
GM とあります。情報共有しますか。
昴 普通に情報共有しますね。大した情報でもないですし、ましてPVPでもないですし。
GM それはどうかな。




